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 兵庫(狩場酒造場の年に1日だけの蔵見学) (2017/02/05)

今日は新居に親父が遊びに来ます。
が、その前に、今日は一年に一日だけ、「秀月」の狩場酒造場の蔵見学ができる日なので、昨年も来ましたが、あまりにもよかったので今年も行きたいなぁと思い、1月27日に案内の手紙が来てすぐに電話したら、見学可能となりました。
親父も連れて行ってあげよう。

狩場酒造場さんでは、今年は1月27日から2月末まで新酒まつりということです。
1月29日には鏡開きをしていたのですが、それは行けませんでした。
でも、蔵見学は1年に1日しか見学できないので、やはり観たいですね。

-08:20-
目覚める。
あー、今日は雨だなぁ。

-09:15-
では行きますか。
ローアングルからのJADE
県道377号から県道16号へ。
雨雲がいっぱいの空
武庫川を渡ります。
宝塚音楽学校のところ
親父を迎えに行って、市道から県道33号へ。
十万辻ですよ
新名神と関係があるのか、道路工事が続いていますね。
削っているな プラントもいるぞ
川を埋めて道にするようですね。
ノリさん農園もなくなった
 市道でショートカットして、県道68号へ。
千刈水源地
県道570号からR176に出て、ずんずん走ります。
舞鶴若狭道をくぐる
R372に入ります。

-10:30-
狩場酒造場」さんにやってきました。

見学は初回の11時からでお願いしていましたが、ちょっと早かったですね。
その代わり、駐車場にはすんなり入れましたが。
「秀月」 杉玉です
昨年末から、東北からいろいろ送っていただいたものがあるので、そのお礼に酒送っておこう。
朝一番しぼりはこの時期限定
樽酒の樽って、小さいのならそんなに高くないんですね。
一番大きいので10万くらい 升いいなぁ 菰樽は2,000円しないんだ
発送手続きして、家呑み用と、酒粕買って、見学を待ちます。

名前を呼ばれて、参加者確認をしていきます。
今回分は満席のようですね。
11時半のは2人分くらい余裕あるそうですが。

-11:00-
御当主の案内で蔵に向かいます。
よろしくお願いしまーす
雨が降っているので、御当主の家の軒先に並んで説明を聞きます。
文化財級だな
「狩場酒造場」は、1916年(大正5年)に創業しました。
初代当主の狩場藤蔵氏の名から「藤」をとり、亀甲は縁起がいいものとして、「亀甲藤醸造」と命名されたそうです。
その名残が、蔵の煙突に残っています。

御当主によると、醤油や醸造関係は亀甲を使っているところが多いそうです。
単に、縁起がいいからかなぁと思いながら帰宅後調べると、最初に使ったのは元禄元年(1688年)に創業した茨城県土浦の柴沼醤油醸造だそうです。
土浦の醤油のマークに亀甲印が多いのは、お堀の形状が六角形で、その形から亀城とよばれた土浦城に由来しているそうで、柴沼家は土浦藩主土屋政直侯より「亀印のもと正しく商う」ということで「亀甲正(キッコーショウ)」をいただいたとのこと。
その後、江戸で味の良い醤油として親しまれていた土浦藩の醤油の真似をして亀甲紋を使う醤油が増え、六角形は醤油の代名詞となったようです。
で、醸造つながりで、酒蔵も亀甲を使うようになったようです。
煙突に文字「亀甲藤醸造」 昨年 蔵の瓦を葺き替えたそうです
では、中の見学です。
今年も杜氏の藤井さんが説明してくれます。
生産工程 蔵は神聖 仕込みは夜通し
宿直の作業
藤井さんは「喋りは得意ではないので・・・」と去年と同様前置きして話されますが、でも、とってもわかりやすいですよ。
おちゃめな藤井さん
これまで、アルコール類の工程は蒸して糖化させて、仕込みで発酵させるものと漠然と思っていたのですが、日本酒は糖化と発酵を同時に行う「並行複発酵」ということだそうです。
糖化と発酵のバランスをとるのが杜氏の腕のみせどころということだそうです。

ちなみに、ビールやウイスキーは糖化とアルコール発酵の両方が同時ではなく別々に行なわれるので、「単行複発酵」と言い、ワインのように初めから原料中にブドウ糖が含まれている場合は、糖化を行う必要はなくアルコール発酵だけでよいので、「単発酵」と言います。
米は山田錦と五百万石
精米歩合は60%だそうです。
洗米して、蒸米して、放冷機を通して7〜15℃くらいまで下げ、仕込タンクに運びます。
昔は仕込みタンクに人力で運んでいたそうですが、今は圧縮空気で運ぶそうです。
放冷機 ここにコンプレッサーをつなぐらしい ベルトコンベアで運ばれる途中に放冷する
水は地下水を汲み出しているそうです。
なんか、難しいことばから途中で質問するおっさんがいて、ちょっとなーって感じでした。
藤井さんの説明を遮らないでほしい。
いいねー
では仕込み蔵に入ります。
昔は女人禁制だったそうですよ。
蔵入口
仕込みタンクが並んでいますねー。
おおー 酵母製造用のもと卸タンク(「もと」は酉へんに元) 貯酒タンクには10,000L入る
並んでる 白米1,200kgかぁ 温度管理は機械導入
タンクによって種類が違います。
これは吟醸酒だな
上の足場に上がります。
おおー
発酵の進んだもろみを見せてもらいます。
生きてますよ 何の数値かな 藤井さん説明
静かな蔵の中で熟成されてきたんでしょうね。
圧縮空気で送りますか
発酵している香りが、なんともいい香りでした。

火入れの器具を見ます。
蛇管
電熱線のようにするのではなく、蛇のようにとぐろを巻いた鋼管を湯釜の中に入れ、パイプの中に酒をくぐらせ、火入れするということです。
この工程を行わないのが生酒となりますね。

絞り工程を見ます。
これで仕込みタンク1/2の量 既に絞った酒粕と袋
タグのように出ているのが袋の入口 おー酒粕だー
絞りたてを試飲できますが、ドライバーなので親父が代表して試飲(笑)
命の泉だ
若手の蔵の方とお話していたら、実は米生産者さんだそうで、西宮の田んぼでつくっているそうです。
杜氏の藤井さんは、今年86歳だそうで、かなり元気ですねー。
20年くらい前まで大関におられたそうで、生まれも育ちも篠山の「丹波杜氏」です。
今は、狩場酒造場専属の杜氏さんだそうですよ。
お米と麹
ということで、半時間ほどの蔵見学は終了。
今年も楽しかったし、ためになりました。
雪残ってますね
昼食行きますか。
R372を走り、県道49号へ。
篠山市街へ
篠山川を渡り、城下町へ。
デカンショ節を踊っている欄干 お堀
-11:45-
市営駐車場に車を止めます。
大正ロマン館
後で寄ろうかな
てくてく歩いていきます。
今日は雨だからか、人少ないですねー。
イノシシー
いつもの「大手食堂」に入ります。
「大手食堂」です
今日は、いつもの牛とろ丼と違い、いのしし丼にしてみました。
漬物は大根
いのししとろ丼ってのもあったんだ

ん?いのしし丼といのししとろ丼は別??
てっきりとろろがけと思っていたが
しばし待つと、疑問が解決。
いのしし丼は玉子とじでしたー
あとは、しいたけ汁といただきました。
親父は鳳鳴の吟醸も呑んでたりしましたが・・・。

久しぶりに、大手食堂のお母さん見たなぁ。
相変わらず元気そうでした。
どうも観光ボランティアみたいなのしているようで、それであまり店にいないようですね。

食後は、隣の「玉川食品」で銀杏買って、その隣の「篠山食料品店」で焼豚買ったりしましたよ。
日曜限定の焼豚 「篠山食料品店」
大手食堂からの三軒並び制覇ですね(笑)
「出口食品」改め「玉川食品」
そして、「大正ロマン館」にも寄りました。
小西のパンの最後の1個買っていこう
大正ロマン館は、かつては篠山町役場でした。
役場の銘板 大正12年に約2万3千円の工事費
てことで「大正ロマン館」でした。
大正モダンな建物ですね
駐車場に向かいます。
駐車場のところには、「伊能忠敬笹山領測量の道」の碑ができていました。
これは江戸時代に全国を測量して正確な日本地図を作ったことで知られる伊能忠敬が、笹山領内を測量した10日間の足跡を後世に伝えようと活動している「伊能忠敬笹山領探索の会」が市内12地区に設置したものの一つです。
「伊能忠敬笹山領測量の道」 昨年設置
では行きますか。
駐車場代は1時間以内でしたので無料でした。

県道77号を走ります。
80年の歴史ある木造校舎の八上小学校
R372を走り、県道12号へ。
あー工事中
どんどん山に入って行くので、雪もたくさん残っています。
上がっていきます
路肩にはたくさん雪がありますね。
路面凍結まではない
-12:50-
道の駅「いながわ」に寄ります。
道の駅ー いなぼう
ちょっと野菜買おうかと思ったのですが、めぼしいものは売り切れていました。

さて、では帰りますか。
屏風岩
新名神の工事は進んでいるのでしょうか。
舗装はまだかな
県道324号に入ります。
法面工事中 橋脚すごいな 並走
新名神を縫うように走りますよ。
右から 左から
県道33号を南下していきます。
ウエットでも「たからづかカートフィールド」ではカート走ってた
県道337号を走っていきます。
宝塚ー
おや?知らない間に、ワイン食堂ができているなぁ。
「エノテカ バッコ」というらしい
県道16号を走っていきます。

-13:40-
帰宅しました。

本日の走行距離 107km

やれやれ。
親父いらっしゃい。

早速呑み始めますよ。
「秀月」朝一番しぼり
くああーうまい!!
しばらく呑んでから、カニスキの準備始めました。
バラした セコカニもあるよ
ということで、早目の夕食して、おいしいカニと酒を堪能しましたー。
冬の味覚、なんとか味わえてますな。
ぼたん鍋も食べたいけど、いけるかなぁ。
走行マップ

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