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 兵庫(ブリッジワールドへ行こう) (2011/07/09)

明石海峡大橋、それは全長3,911m、中央支間1,991mで世界最長の吊り橋である。
1988年に建設が始まり、1998年に供用開始となった、本四連絡橋の3ルートのうちのひとつです。

その明石海峡大橋の海面上298.3mの主塔に登れるツアーがあるという。
その名も「ブリッジワールド」という。
これに参加すれば、現時点での日本の建造物での一番高いところに到達できるということになります。
現在建設中の東京スカイツリーが高さ 634mで「日本一高い建造物」で、続いて東京タワーは333m、明石海峡大橋の主塔は298mと第3位です。
ブリッジワールドで立つ位置の289mは、東京タワーの特別展望台の250mより高いのです。
東京スカイツリーの第1展望台は350m、第2展望台は450mなので、来年5月12日までは明石海峡大橋が一般人が到達できる、日本で一番高い建造物の場所ということになります。

「ブリッジワールド」にはインターネットかFAXでの予約が必要となります。

6月6日
何の気なしにネットで申し込みすると、すんなり申し込めた。
ありゃ?ラッキーだねー。

そしてそのままいろいろあって、日は過ぎていきました。

7月9日
さて、いきなり当日です。

なお、今回のレポではリンク画像を縮小せず元のサイズ(2048×1536)のままのや、パノラマもでかいサイズのリンクを張っていたりしますので、気に入ったら流用してくださいね。

-10:20-
行きますかね。
今日は電車でいきますよ。

JR舞子駅まで乗って行きます。
明石海峡大橋が見えてきたー
-11:55-
JR舞子駅に到着しました。
昼ごはん食べますかね。

駅前の「Tio舞子」ってビルの中の「赤坂飯店」ってとこに行ってみました。
橋が見える席は埋まっていた 冷麺の漫才
ランチがいろいろ種類があって、結構よさげでした。
あと、クーポンでソフトドリンク1杯無料になったので、酢豚セットと烏龍茶をオーダーです。

しばし待つとやってきましたよー。
酢豚とラーメンのセットです
なかなかの味でしたねー。
ちなみに、草津や守口や加古川に店があり、東京の赤坂にはないようでした。
「赤坂飯店」さんでした
では、橋に向いましょう。
炎天下、てくてく歩いていきます。
でかいねー こんな間近で見たのは初めてかも アンカレイジ
吊橋のロープを重さで引っ張っています
「ブリッジワールド」の集合場所は「橋の科学館」ですが、まだ時間があるので橋の下に行ってみましょう。
「橋の科学館」はまたあとで
明石海峡大橋の真下は、たこフェリーや、ダイヤモンドフェリーに乗った時には通ったことがありますが、陸地からじっくり見るのは始めてで、かなりの迫力ですねー。
すげぇ ちょっと角度ずらして あそこに行けるみたい
せっかくだから、パノラマしてみました。
水平が微妙だけどなかなかの合成だな
アンカレイジもでかいですねー。
コンクリートの塊ですね
真下に行ってみると、いい影なので近所の人たちが涼んでいたり、釣りしたりといったのんびりした場所になっていました。
いいねー
ASERIESさん喜びそうな場所
淡路島に伸びる橋
振り向くと、「舞子海上プロムナード」ってのがありました。
橋の下まで行けるみたいですねー。

-12:50-
時間があるので行ってみましょう。
有料施設なのですが、「ブリッジワールド」の予約メール見せたら無料で入れました。
エレベーターで8階の高さに
中は結構整備されているようですねー。
いってみよう
ドアの外は、いきなり通路になっていました。
おー
海上47mの丸木橋ってのがありますねー
なんだろう・・・ おーこういうことかー
ガラス張りの床に丸木が置いてあります。
高所恐怖症の人にはめちゃくちゃ怖いでしょうねー。
ちなみに、47mって言えば、16階建てのマンションくらいありますね。

途中の展望ラウンジをスルーして、行ける限りの淡路島側まで行ってみます。
ここまでで陸地から150mってことらしいです。
パイプとかも多い 淡路島に行っている水道 ずーっと奥まで続いている
そういえば、淡路島は昔水が少なく、お袋が淡路島にいた時は夏場は給水制限とか出たらしいですな。
しかし、明石海大橋ができたことにより、本州から水を買うことができるようになったので、今ではそんなことはないそうです。
展望ラウンジに戻るか
途中、また丸木橋を通ったので下を撮ってみました。
五稜郭タワーとか東京タワーにもこんなのあったね
明石の方面を見ると、明石の天文科学館が見えました。
いい天気で景色もいい
標準時子午線がすぐそこです
てことで、ここでもパノラマです。
うーん・・・。水平が・・・。
-13:05-
てことで、もっとゆっくり見ていたかったのですが、集合時間のこともあるので早めに見終わりました。
「舞子海上プロムナード」でした 最初から考えていないとつくれないよね
「舞子海上プロムナード」の前の床は、淡路瓦を敷いていました。
なかなかいいねー
橋の科学館」にやってきましたが、トイレが見当たらなかったので、外のトイレで済ませておきましたよ。
「ブリッジワールド」参加中はトイレに行けないので、先済ませておいてねってことでした。
「橋の科学館」です アンカレイジのすぐ前にあります
風が結構ありますが、ちゃんと実施するようです。
実施しますよ看板
中に入って、受付が始まるのを待ちます。
受付は、事前の案内によると午後の部は13時20分〜13時30分の間とありました。
ゆるキャラのわたるくん
-13:15-
ちょっと早いですが受付が始まりました。
このツアーは参加費3,000円となっています。

入口には靴がたくさん並んでいました。
「靴はいてきてください」って注意書きがあるのに、ヒールとかで来る女性に貸し出すんでしょうね。

まず、会議室に入り、誓約書に記入します。
あとレシーバーとヘルメット
椅子にはベスト
ここでいまず説明を受けるのです
既に班分けされていました。
これは、主塔のエレベーターが、参加者を一度にすべてを乗せきれないので、あらかじめ3班にわけているということ。
ひと班12名で、今回は36名ってことですね。

誓約書を書いたあとは、ベストを着て、レシーバーを身につけます。
貴重品だけベストのポケットに入れて、荷物は置いて行きます。
デジカメや携帯は指定の首かけストラップに装着します。
元から首からかけれるストラップしていたら、それでもいいそうです。iPhonとか、スマートフォンでストラップがつけれなかったら、クリアケースで首からぶら下げれるのを貸してくれて、それに入れることになります。
貴重品をベストのポケットに入れきれない人は、小さいナップサックも貸してもらえますよ。

ツアーリーダーから諸注意を聞き、そして、教材?用のDVDを見て予備知識を蓄え、次に「橋の科学館」でいろいろ説明を聞きます。
「橋の科学館」に向います
部屋を出ると、ツアーリーダーの説明はすべてイヤホン付レシーバーを通してになります。
全体模型 こっちは風洞実験で使った
億単位の金がかかった模型
風、潮流、地震などの自然条件に加え、世界中の大型船がくぐれるような高さ設定など、かなり条件としては厳しいものだったそうです。

基礎工事は、水中を200tのヘッドの掘削機で、甲子園球場ほどの大きさの直径120mの部分を掘削しました。
当初、平滑さは、±1m程度を許容していたそうですが、超音波を当てて測定すると、50cm以下だったということです。
この掘削船のオペーレーターさんは、瀬戸大橋なども手がけた腕利きだったそうですよ。

その後、主塔の基礎の型枠となる、ケーソンを造船所から曳航してきて、まわりに水を注入して沈めます。
ケーソンは、直径80m・高さ65mという巨大な円柱形で、流れの一番緩やかな日を選んで、一発勝負で位置決めをして降ろしたそうです。

そして、そのケーソンのそばに、海上にコンクリートプラント船、資材台船を係留して、1回の打設量約10,000m3を3昼夜連続で一気に打設したそうです。
途中、台風が3回ほど直撃してかなりヤバかったそうですが、プラント船はかなりの大きさなので、どの港にも避難できなかったそうです。
掘削の様子 ケーソン
海上移送の様子 そしてコンクリート打設
メインケーブルは、細かくしていくと、直径1本5.23mmの素線からできています。素線1本で約940kgに耐えることができるそうです。
この素線を127本束ねたものをケーブルストランドと呼ばれ、そのストランドを290本架け渡してから、さらに束ねたものがメインケーブルになります。その直径は1,122mm。
明石海峡大橋の片側ケーブル1本に使われている素線の本数は36,830本、両側2本のケーブルに使用された全素線の長さは約30万kmで、これは地球7周半に相当するそうです。
ケーブルは継ぎ目がなく、神戸から淡路に渡っています。
すごいねー 実際の直径はこんなのです
メインケーブルは、ゴムで保護され、その中に、湿度40%に保たれた空気を通して、錆びないようにさせているそうです。

あと、イルミネーション照明とか、塗装ロボットとかもありました。
説明受けていきます
明石海峡大橋は、2つのギネス記録を持っています。
1999年4月に「世界一、中央支間長が長い橋」、また「世界一、主塔の高い橋」としてギネスに認定を受けていますが、主塔のほうは、フランスのミョー橋が342mとなってこちらが世界一ですね。

では、橋に向いましょう。
35万トンの重さのアンカレイジ
さきほど見た、「舞子海上プロムナード」に入ります。
8階の高さに当たる、47mまでエレベーターで上り、そして、通路から普通には入れない点検用通路へと進入です。

このエレベータは快適ですが、ツアーリーダーによると、主塔のエレベーターは管理用なので、かな過酷な環境だとか。
それでも最近やっと扇風機とウチワが装備されたということです。

-14:30-
では主塔を目指して歩きますよー。
いよいよです 階段を降ります
ここから約1km淡路島の方へと歩いていきます。

ここは、4t車も走れる管理用車路だそうです。
風の影響対策でグレーチング 登りですね
いろいろ説明を聞きながら歩いていきます。
今日は関空まで見えます
ツアーリーダーの方のトークが面白いですねー。
明石のほう 上は道路
大型車が通るとかなり揺れます。
まぁ、吊り橋ですからねー。ちなみに、吊り橋にかかる力の9割は、自分を支える力で、あと1割が通る車とか、そういうものに対する力だそうです。
ずっと続く通路 1人先行している人がいます(笑)
てくてく歩いて行くと、ケーソンが見えてきました。
おおー 間近で見るとやっぱりでかいね
-14:45-
歩き出して約15分。ようやく神戸側の主塔・2Pにやってきました。
約1kmですね
歩くのがゆっくりの方もいますので、全員揃うのを待ちます。
阪神大震災でも揺るがなかった基礎 主塔への入り口
潮の流れが速いです あそこから入るんだね
てことで、第1班からエレベーターに乗ります。
Rockzは第1班なので、最初に乗れます。第2班は5分後、第3班は10分後に上がります。
ではいってみましょう
主塔を構成する鉄骨はすんごい厚さでした。10cmくらいあったかなぁ。
実際の建築現場でそんなぶ厚いの見たことないですよ。

で、エレベーターに乗り込みます。
うわっ本当に扇風機とウチワがあるー 98階の表示まで昇ります
途中、エレベーターは一瞬止まって、大きな「ガタン!!!」という音を立ています。
これは、主塔が若干曲がっているために、コース修正をするそうなのです。
てことで最上階到着ー
ちょいと移動して、天井がサンダーバードのように開いて、ついに頭頂部へ。
さぁどんな景色でしょうか!!
ちなみに、今日登るところは、いつもは通過している時に見ている場所ですね。
よく撮る風景でいえばあんな高いところなんだね
展望台となっている場所の腰壁の高さは138〜158cmとなっています。
踏台もありますが、子供や小さい女性は見にくいかもですね。

そして、まず北側・神戸側をみました。
おおおー。これはすごい!!
きれーい 最高の景色です いい天気でよかったー
感動しますねー。何枚でも撮ってしまいますよ。
舞子トンネル出てきたあたりをアップ すばらしいです
結構風があるので、思ったほどの暑さはないですが、直射日光を浴びるので、ずっといたらやっぱり結構暑いです(笑)

ツアーリーダーによると、今日は最高に天気がいいとのこと。
午前のツアーよりもさらにいいらしく、東は関空や生駒山、西は小豆島や家島諸島まで見えます。
神戸方面をパノラマしてみた
続いて、反対側の淡路島側もみてみましょう。
淡路島は、水滴みたいな形なので、北の端は幅が狭いです。なので、ここから見ると、淡路島じゃないところに繋がっているように見えますね。
ちょうど船が橋をくぐる ステキー まっすぐ伸びます
主塔は、一番高いところで300mということです。
あそこまで上がったら300m
いやぁ、本当にきょうは天気がよくてよかったです。
神戸側の案内 ここが中心
そして海面より289m
これだけの建造物をつくった日本の技術って、やっぱりすごいですよねー。
ステキです
みなさん、思い思いに写真撮ったりしています。
こっちはエレベーター乗ってきたほうのタワー
ちょっと撮る位置をズラしてみると、また違う雰囲気の写真が撮れたりします。
南の島に伸びる橋ですね
別の班が上がってきたので、扉が開くさまを撮ってみました。
《クリックで動画再生》
テーマ曲はもちろんサンダーバード
真下を覗いてみました。
すごい眺めだねー
こっちは淡路島側
神戸空港方面もはっきりと見えますね。
神戸空港方面の眺め メインロープの上を歩いて点検するらしい
こっちは神戸側の真下 素敵な風景です
途中、グループごとに記念撮影をしてくれました。
しかしすごいもんつくったね
ツアーリーダーの方がいろいろ教えてくれます。
三宮の方向 神戸空港をアップ
ひょっこり出ているのが小豆島 淡路島SAもアップで
日本が世界に誇る土木技術は本当にすごいです。
ボルトだらけ
「あそこに古墳がありますよ。」と言われたので見てみると、前方後円墳がありました。
パワースポットとしても有名な、五色塚古墳のようですね。
某氏が前に行っていたなぁ
20分ほどの滞在でしたが、堪能しましたねー。
降りていきます
他の班が全員降りてくるまで10分くらいかかるので、それまで待ちます。
淡路島へと続く通路 ケーソンとか 水道管は曲がりつつ伸びる
ワイヤー内に乾燥空気を送る機械がありました。
まず、フィルターで塩分を除去して、さらに湿度40%の空気をゴムで保護されたメインワイヤー内に送るそうで、当時の本四公団の開発した技術ということで、瀬戸大橋をはじめ、今では世界の橋にも使われている技術だそうです。
こういうのが8箇所あり6ブロックに分けて乾燥させているらしい
明石海峡大橋の耐用年数は200年を想定しているそうです。
今年で23年。日々の絶え間ないメンテナンスが、長寿命のためには不可欠だということです。

-15:30-
名残惜しいですが、戻っていきますか。
帰り道は下りです
途中、移動足場がありました。
これが橋の下を動いていくらしい
途中から、人専用の管理通路を歩いて行くことになりました。
海の上
帰りはツアーリーダーがなぜ本四連絡橋が必要になったかの歴史的背景を語ってくれました。
人が2人並ぶと狭いくらい
アジュール舞子海水浴場は、今日が海開きだそうです。
その向こうには、アウトレットモールもありますね。
海日和だね 行きに通った車道 移動足場のレール
てくてくと歩いていきます。
いろいろ考えられてつくられています
途中、バンジージャンプ台のようなものがありましたが、これは移動足場に乗りこむタラップのようでした。
飛び込み台でもないです
再び車路に戻ります。
気づきませんでしたが、車路の端はシャッターで仕切られています。
その先には、管理車両用のエレベーターがあり、管理用車両はそれに乗ってここまで来るそうです。
今日は土曜日なので作業はないですが、木曜日や金曜日の平日ツアーではたまに車が走っているそうですよ。
一番端にはシャッター
てことで「舞子海上プロムナード」を経由して、地面に戻ってきました。
はいおつかれさまー
戻ってくると、テーブルの上には認定証と、記念写真とか、その他資料が置かれていました。
ちょうど、今回のツアーで今年の3,500人目がいたそうで、記念品としてポスターもらっていました。

-16:10-
借りていたものとか、すべて返却して、アンケート書いて終了です。
認定してもらいました
楽しかったですねー。天気もよかったし、なおさらでしたよ。
機会があれば、また来たいものです。
明石海峡大橋またねー
さて、電車に乗って、三宮に移動しました。

久しぶりにちょいと飲んで帰るかなと思い三宮で降りたのです。
そうだ。東急ハンズに寄って行こう。・・・。でも欲しいものがなかったけど・・・。
noriさんにおすすめなバー?
-17:30-
「銀ノ鯱」さんにやってきました。
じつは、ここはプライベートでは結構来ているお店です。
でも久々だな
まだ時間が早いからか、マスターは有線でレゲエ聴いていました(笑)
いつまでも使えるサービスカードがあるので、事前に「鯱コース」を予約しておきました。
そうすると、1杯800円までの地酒を除くお酒が、なんとどれでも1杯100円になるのです。
一枚板のカウンター いい感じです
てことで、まずはビール♪
今日は暑かったのでおいしいー
炙りサーモンの突出しです。
スダチがまたあうね
串は、12本のコースとなっています。
4種類の塩、ソース、シークァーサーとでいただきます。
海老 レンコン マグロの大葉巻き
モッツァレラチーズ
ホタテ と オクラ シシャモ と 笹身
ビール3杯ほど飲んで、竹鶴のソーダ割りにスイッチです。
今日は焼酎の気分ではなかった
串も続きます。
さよりしそ巻き と たこ焼き 牛ヒレ 温玉とで 赤飯 これが美味なんです
串は追加もできますが、今日はもういいかな。

そして、お茶漬けでフィニッシュです。
あーさっぱりするー
デザートはライチ。そして、毎日先着20名には焼きプリンもつきます。
ライチおいしい バーナーで一生懸命炙っていました(笑)
てことで、のんびりおいしくいただいて、楽しい時間を過ごさせてもらいました。

現時点で、日本国内で一般人が到達できる建造物での日本一の高所に到達もしましたし、いい天気で最高な一日でした。
いいリフリレッシュにもなりましたし。
また機会があれば参加したいですねー。このツアー、高所恐怖症じゃない人にはめちゃくちゃオススメですよ。

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