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 兵庫(旧甲子園ホテルでスイーツ) (2018/03/24)

以前から、旧甲子園ホテルをゆっくり見学してみたいなぁと考えていました。
これまで、仕事の関係とかで何度かは訪れたことはあったのですが。

3月8日
ふと、ネットニュースを見ていると、旧甲子園ホテルの見学と、西宮市内の洋菓子をいただく催しがあるようだ。
ほほう。旧甲子園ホテル(武庫川女子大学甲子園会館)のHPを見てみたが、あら?そんなのないなぁ・・・。
さらにググってみると、どうやら西宮観光協会の催しのようでした。

3月24日に、「モダニズムカフェin甲子園会館(旧甲子園ホテル)」という名で、10時、13時、15時の開始でそれぞれ1時間ほど、ベルン、カーベ・カイザー、ライト洋菓子店とそれぞれスイーツを出してくれるそうです。
これですな
3月24日は土曜日。
親父誘って行ってみるか。

申し込み期限は明日。
親父に聞いてみると、OKとのこと。ネット申し込みします。
15時からので申し込もう。
各会定員は50名で、応募多数の場合は抽選で、当選者のみ通知されるそうです。

3月13日
帰宅すると、西宮観光協会から封書が届いているぞ。
おー、当選だー。
参加費、1,500円を払うと、これで参加OKとなるので、すぐさま払い込みました。
きました やったー!
そして当日となりました。

3月24日
-08:00-
のんびり目覚めます。

朝からちょっとおでかけして、スーパーで買い物して、ちょこっと常備菜づくり。
主夫しています(笑)

-12:30-
でかけますか。

てくてく歩いて、阪急・小林駅へ。

西宮北口駅で乗り換え、今津駅へ。

-13:10-
すみません。13時待ち合わせなのに遅れちゃいました。

とりあえず、昼食しますか。

てくてく歩いて、お、ここよさげ。ってことで、「天ぷら広場 食道」に入りました。
へー。天ぷらかぁ。天丼するかなー。
桜えびかきのかきあげぶっかけ
これよさげ
てことで、この天ぷらうどんと、瓶ビールをオーダーしました。
夜は呑み屋かな
焼酎と日本酒ごっちゃまぜ配置
忙しいのか、ビールすらなかなか来ませんなぁ。
やっと来た
そして、しばらく待ってようやく天ぷらうどん登場です。
おおーいいねー
かきあげに、でかい穴子天もついていてかなりいいですねー。
うどんはかなりの細麺。コシも申し分なしです。

いやー。おいしかった。
「天ぷら広場 食道」でした
最初は、2人でタクシー乗って行こうかと言っていたのですが、時間がまだまだあるので、国道まで歩いてバスに乗って行こうかということに。

てくてく歩いて国道2号へ。
阪神国道です
-13:50-
阪神バス・阪神国道前バス停にやってきました。
阪神尼崎行きに乗らないと
52分か
路線図
どうやら遅れているみたいですねぇ。
お 阪急電車だ
-14:01-
9分遅れでバスがやってきました。
まぁ仕方ないですね
戸崎町バス停まで乗って降ります。

降りたところの公園の桜がきれいですねー。
咲いています 満開手前 いいねー
旧甲子園ホテルは、甲子園会館として上甲子園キャンパスにあります、
建築スタジオ
-14:15-
武庫川女子大学 甲子園会館(旧甲子園ホテル)にやってきました。
案内では、受付は20分前から。
うーん。まだ時間ありますね。
まだ前の回の人たちがうろうろしています。

外から見てみますよ。
おおーいいねー まだ敷地内には入れない
受付で聞いてみると、14時半くらいには入れますよとのことでした。
建築学専攻と建築学科
旧甲子園ホテルは、帝国ホテルの常務取締役でホテル界の第1人者といわれた林愛作の理想に基づいて、アメリカの建築家 フランク・ロイド・ライトの愛弟子で、ライトから「My son」と言わしめた、遠藤新が設計しました。
1930年(昭和5年)に竣工し、戦前は「東の帝国ホテル、西の甲子園ホテル」と並び称される超一流ホテルでした。
皇族、閣僚をはじめ、文化人や海外の要人が宿泊したそうで、大リーガーのベーブ・ルースらも利用し、舞踏会では作曲家・山田耕筰がオーケストラを指揮したといわれています。

-14:30-
そろそろ入っていいようです。
入館証
会場は、甲子園会館の中になります。
おーいいねー 寄ってみる さらに寄ってみる
正面エントランスから入ります。
ボーダータイルがきれい 細かいデザインがきれい
中に入りますよ。
回転ドアもある
さらに中へ。
重厚なドア
中に入ると、目の前にはロビー。
でも一段高くなっていて、入ってくる人と目が合わないような感じになっていますね。
ロビー
照明器具が、半円形のような、貝のようなシルエットです。
建築デザインの一部
柱の飾りがいいいですねー。
重厚感ある
ここは、建築学科と、トルコ文化研究センターがあるらしい。
建築学科と建築学専攻はどう違うのかな 会場はあっちか
ロビーを覗いていきました。
入っていいかわからないから覗いただけ
廊下には、甲子園会館の説明がありました。

1930年(昭和5年)の竣工後、1944年(昭和19年)には戦時中の海軍病院として接収されます。
1945年(昭和20年)の終戦後は、アメリカ進駐軍に接収され、将校の宿舎とクラブとなったそうです。
1957年(昭和32年)に進駐軍が引き上げ、それに伴い国有財産となって、大蔵省の管理下に置かれました。
そして1965年(昭和40年)に武庫川学院が買取り武庫川女子大上甲子園キャンパスとなりました。

私が学生の頃の、武庫女に行っていた友達は、ここのこと「第三学舎」って言っていたなぁ。
図面とか 解説
昔の写真 年表
甲子園会館は、いろいろと登録された建物です。
登録有形文化財
近代化産業遺産
景観形成重要建造物
BELCA賞
都市景観形成建築物
あ、やっぱり第三学舎って言うんだ(笑)

ちょっとトイレも見てみよう。
レトロな感じ
では、会場の西ホールへ。
ここを降りる 打出の小槌模様の噴水 西ホール入口
入口をくぐるとさらに階段で降ります。

席は自由らしい。

席につくと、いろいろ資料が置いてありました。
番付? 西の前頭14枚目(笑)
日本板ガラスが1977年(昭和52年)に出したもののようです。
すごいデザイン おおー 打ち出の小づち
窓のほう 和と洋がうまく融合 縁側というか
装飾も建築の一部 細かいねー
窓の外を覗いてみました。
こっちは景色イマイチかな
-15:00-
それでは、「モダニズムカフェin甲子園会館(旧甲子園ホテル)」開始です。
最初に、主催者側がご挨拶とか。

そして、甲子園会館の方が甲子園会館について説明してくださいました。

正面から見た時に、塔が2本見えましたが、実はあれは煙突なんだそうです。

今いる西ホールは、ホテル当時はバンケット・ホール、ここと対を成す東ホールは大食堂だったそうです。
東ホールは、今は建築学科の教室になっていて、今日は中には入れません。
そして、それぞれのホールに厨房があり、その煙突が、今見える塔というわけです。

当時、今いる西ホールは金粉で、東ホールは銀粉で飾られていたそうです。

外装を飾る白っぽい、黄色い石は、小松市の凝灰岩、日華石といわれるものです。

旧帝国ホテルや、ヨドコウ迎賓館は、宇都宮の凝灰岩、いわゆる大谷石と呼ばれるものです。

西ホールの天井は、市松模様です。
和紙を張り、白熱球で照らしていたそうですが、今はメンテナンス性も考えて、プラスチック素材のものを張っているそうです。
きれいな天井 オーケストラが入る場所が中2階に
いたるところにある、打ち出の小槌は、甲子園ホテルのトレードマークのようでした、
この打ち出の小槌は、会館内に200以上あるとのことでした。

変わった飾りは、上から下へと流れる水をイメージしたものだそうです。
照明器具もやはり建築デザインの一部とされているそうです。

阪神ファンは嬉しい情報も。
1935年(昭和10年)末の大阪タイガース創立に合わせて、「阪神タイガースの歌」、通称『六甲おろし』が作られ、翌年3月25日に甲子園ホテルで開かれたチームの激励会で初披露されました。
その会場がここ、西ホール。
83年前の明日、六甲おろしが初めて世の中に流れました(笑)

あと、ここは武庫川女子大学の持ち物なので、通常は女子大生しか入れないのですが、大学院に限っては共学なんだそうです。
ただ、いまだかつて、男性の大学院生はいないとのこと。

ということで、20分ほどお話の時間があり、スイーツの登場です。

本日3回目の今回は、JR甲子園口南にある、ライト洋菓子店さんの、オールドファッションです。
いいねー いただきます
旧甲子園ホテル製菓長を務めていた初代店主林田末吉氏が1955年(昭和30年)に創業したそうです。フランクロイド・ライトの「ゆとりある空間、人間的な温かみ」という言葉を洋菓子作りに活かすべくお店を開かれたとのことです。
現在は三代目となる林田伸生氏がパティシエとして腕を振るっています。

16時くらいからはパンも販売しているそうです。
そうなんだ、帰りに寄ってみようかな。

武庫川女子大の軽音楽部が、中2階のオーケストラ演奏場で生演奏をしてくれました。
今日は8名の部員が来てくれて、3曲ほどでしたが、優雅な雰囲気でケーキをいただくことができました。

なかなかいい演出ですね。

おいしくいただき、演奏も終わりました。
いいですねー。

最後にお土産をいただきました。
JR西宮駅南にある「ボルドー」と、阪神甲子園駅北にある「ラ・バニーユ」のフィナンシェとドーナツでした。
これです お店の名刺 帰宅後中を出してみた
ということで、司会の方から、この後は自由に見学をしてもらって解散ですよとの説明があり、皆さん思い思いに見学に出ます。

前から庭に出れるようなので行ってみますか。
庭側から甲子園会館
記録によると、高松宮両殿下がご宿泊されたのが開業と同じ年の1930年(昭和5年)ですから、この建物と共に歩んできたと思われる松がありました。
高円宮さまとお妃さまお手植えの松 サクラサク
ボーダータイルがいい感じですねー。
ステキ これは何の模様かな
南側からの雰囲気をみていきます。
いいねー 80年ほど前の建物とは思えない これが煙突とは
庭のほうからの見通しなので、木がどうしても入っちゃいますね。
うーん こういう感じならいいかな
お庭みていきますか。
お庭は池泉式庭園となっています。
お池 庭からみてみた
小径を歩いていきます。
いいねー 四阿のところで座って景色を観る 苔むしていい感じ
きれいな緑 お茶室かな? でかい鯉がいっぱい
テラスに戻って、建物を観ます。

東ホールは建築学科の教室になっています。
CADとかワークするところかな 照明はそのまま
当時、ここは大食堂。それが今や教室になっているとは、遠藤新も思いもしなかったでしょうね。
この下に部屋あるのかな?
ガラスブロックの床部分
テラスでいろいろ眺めます。
いい感じ テラコッタタイル ボーダーがきれい
いいねー 細かい造形 東ホールのほう
難しい細工 アップ
テラス側からロビーを覗いてみます。
ロビーの天井 半円形が連なる照明
甲子園会館の方とちょっとお話したりします。
こういうところで働きたい いいなぁ
ということで、ロビーを通って、再度中へ。
赤いカーペット
いろいろ見ていきます。
打出の小槌 中2階のオーケストラ演奏場
照明器具もいいですねぇ。
欲しいなぁ
アートショップがありますね。
ここは、当時バーだったそうで、床のモザイクタイルは当時のままだそうです。
アートショップ オシャレ
皇太子さまが来られていたのですね。
後ろに井戸知事がいる 去年の夏なのか?
柱の装飾は上から流れてくるものを受けるというようなことを随所に表現しているそうです。
ほほう
-16:15-
ということで、見学を終了しました。
回転扉
帰りに、ライト洋菓子店を探してみましょうか。
16時くらいからパンを売っているようですし。

てくてく歩いていきますが、どうやらライト洋菓子店より駅よりのところで商店街に出てしまったようです。
この「ほんわか」は某TV番組のロゴに似ていないか?
-16:30-
JR甲子園口駅の北側のバス停から阪急・西宮北口駅にバスで出ることにしました。
知らない間にきれいになっているなぁ
-16:40-
阪急バスがやってきました。
これに乗りますよ
阪急・西宮北口駅南西のバスターミナルに着き、北西の繁華街へ。

-17:00-
焼鳥食べたいねってことで「鳥半」にやってきました。
入口は奥です お もうやっているぞ
暖簾が出ていないですが、中にお客さんがいるので、ガラガラっと開けて聞いてみると、今日は予約で既にいっぱいだそうです。

えー!!

隣の「鳥貴族」に行ってみると、なんだ?今日は休みか?真っ暗だぞ。

-17:10-
居酒屋でいいかってことで「常夜燈」にやってきました。

カウンターに通されますが、19時までならテーブルでもいいですよってことで、テーブルに移動しました。
店内
いろいろ頼んでしばしま待ちます。
17:11
まずはビール
お通しがやってきました。
炭焼き地鶏と胡麻豆腐
お刺身を頼んでいたので、もう来るでしょうってことで、日本酒にシフトです。
17:19
大阪府豊能町「秋鹿」
あら?刺身まだ来ない。
淡路鶏の唐揚げ パルマ産生ハム
そして、刺身登場です。
鰤刺身
ということで、酒進みます。
17:31
奈良県御所市「風の森」
くああーうまいね。
常夜燈サラダ 春の前菜三種盛り
前菜が今頃来ちゃったりしていますが。
17:46
ハイボールにシフト
もうちょい食べますかね。
きゅうり一本漬け
ハイボールで最後まで行こう。
18:04
ハイボールおかわりー
食べるのはこのあたりまでかなぁ。
九条ネギのピッツァ
呑むのもそろそろ切り上げですかね。
18:16
ハイボールでスッキリ
-18:35-
ということでごちそうさまでした。
「常夜燈」さんでした
阪急・西宮北口駅から電車に乗って帰宅しました。

普通に旧甲子園ホテルを見学するだけではなく、西宮のスイーツをいただきながら優雅な時間を過ごせたのは、なかなかいい経験でしたねー。
聞けば、これかなりの高倍率だったそうです。
いやぁ。行けてよかった。

また面白そうなの探してこよう。

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