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 兵庫(神戸ご案内でUCCコーヒー博物館) (2019/06/02)

宮城から客人が来られることになった。
misenさんの関係の方で、基本misenさんがいろいろご案内するのだが、神戸で何かセットしてもらえないかとヘルプが。
予定の日は、朝から清掃奉仕があるので、昼からならいいよということで、セットしてみた。

-08:20-
さて、まずは清掃奉仕に行きますよ。

車に乗って、清掃奉仕の場へ。
事務局側なんで、清掃グッズとか運ばなきゃならないんですよね。

-11:00-
清掃奉仕を終えて一旦帰宅しました。
さて、着替えて三宮に向かうかな。

最寄りの阪急・小林駅までてくてく。
今日は蒸し暑いなぁ。

阪急電車に乗って、西宮北口駅で乗り換え神戸線に。

-12:15-
阪急・神戸三宮駅で降ります。

うわぁ。なんだか工事の影響で道が変わっているなぁ。

集合まで少し余裕があるので、てくてく歩いてルートの確認しておこう。
客人をうろうろさせちゃいけないからね。

ということで、てくてく歩いてルートを実際に確認。
ここは行けると思っていたところが工事で行き止まりだったので、見ておいてよかった。

-12:50-
奈良の橿原神宮に行っていたmisenさんと客人にJR三宮駅で合流です。

早速ランチに行きましょう。

てくてく歩いて生田ロードへ。
おや、雨がポツポツ。

-13:00-
「欧風料理 もん」にやってきました。
カニの向こうが「もん」
こちらは創業が昭和11年(1936年)という超老舗です。
メニューや調理法は創業当時のまま大切に守られているそうです。

というわけで、何食べようかなー。
メニューの文字小さい(笑)
やはり、名物とんかつですかね。
定食にしてもらいました。

しばし待ちますよ。
名物とんかつきましたー とんかつ定食です misenさんはエビフライ
ではいただきましょう。

おー。久々いただきますが、やっぱりおいしいですねー。
ここ、定食屋さんですが、そうリーズナブルではないです。
しかし、この値段でこれだけのもの食べられるならオトクだなぁというところで、手の届く値段で最高においしいモノってところでいいバランスだと思います。

おいしゅうございました。
昼食後は、ポートアイランドへ移動します。

お土産をまとめて買える場所近所にある?ってことで、JR三宮駅のところにある、「アントレマルシェ」が神戸土産の品揃えでは群を抜いているようなので、そこを下見に。

下見しましたが、あと神戸牛も買えたらなぁということ。その他は、ここが23時までやっているみたいなので、夕食後、また来ましょうか。

ポートライナー・三宮駅から乗りますよ。
ポートライナー三宮駅
ポートライナーは、いわゆる新交通システム。
人工島であるポートアイランドと三宮を結ぶ、昭和56年(1981年)に日本初の実用的な新交通システムかつ世界初の自動無人運転方式として開業しました。
開業の年には、「神戸ポートアイランド博覧会」(ポートピア'81)も開催されていましたね。

ポートライナー・南公園駅で降ります。
行きますよ
-14:20-
てくてく歩いてすぐの、「UCCコーヒー博物館」にやってきました。

「UCCコーヒー博物館」は、ポートピア'81の時には、UCC上島珈琲が出展したコーヒーカップを模した外観のパビリオン「UCCコーヒー館」が、博覧会終了後、外観をコーヒー文化発祥のイスラム教のモスクを模したものに変更されて、日本で唯一、コーヒーのみをテーマにした博物館として運営されています。
木でちょっと隠れているけどUCCコーヒー博物館 《資料画像》
当時のUCCコーヒー館
入館料は300円。
でも、いろいろな割引がありますので、利用しない手はないですね。

さて、コーヒーを起源、栽培、流通、加工、文化、情報の6つのテーマに分け、わかりやすく展示していますが、もうすぐコーヒーの飲み比べができる時間なので、まずはテイスティングコーナーに行きますか。
ブルーがマンデリン
ピンクがグァテマラ
ふむふむ
-14:30-
準備ができたようですね。
テイスティングチケット
今月のテーマは産地による違いで、中米グァテマラのグァテマラSHBと、インンドネシアのマンデリンです。
持ち手がブルーとピンク
おー、確かに違いますね。
飲み比べると面白いですねー。

では、展示をみていきますか。
エスカレーターで一番上まで上がって、スロープで降りながら順に観ていくことになります。

1.起源から。
コーヒーの起源はエチオピアです。
コーヒーの器とか コーヒーの歴史
最近は、スマホ使って音声案内するんですよね。
ガラケーの人は無理かな
コーヒーの木がありますね。
1本の木 エチオピアの原生林はこんな感じ
2.栽培です。
コーヒー農園
でかいコーヒーチェリーがありますねー。
ハンドルを引くと、コーヒーの実の内部構造がわかります。
でかい豆 ガラガラっと開けた
赤道から南北25度の範囲を「コーヒーベルト」と言うそうです。
その間で栽培
1本のコーヒーの木からカップ何倍分のコーヒーがつくられるかってのもありますね。
1本のコーヒーの木からUCCゴールドスペシャル1袋分 1本からコーヒーが40杯分かぁ
一般的なコーヒー豆でも結構いろいろ種類があるんですね。
10種類はあるのか 珍しいのも
3.鑑定です。
世界最大のコーヒー生産国ブラジルにスポットを当て、コーヒー生豆(なままめ)の価値を見極めるコーヒー鑑定の世界を中心に、コーヒー生豆が消費国へと旅立つまでの過程を紹介しています。
いろいろ袋もある 結構情報量多い
60sの麻袋がありましたが、これを吊り上げるのってかなりのパワーいりますね。
60kgが一般的なんだ 持ち上がりませんでした
コーヒー生豆がありましたよ。
さわってみた
篩(ふる)にかけて、コーヒー豆を選別する、撮影スポットがありましたよ。
ほほう
ブラジルでは、コーヒーの鑑定作業を行う専門家をクラシフィカドールと呼んでいます。
コーヒー豆の買い付けや販売、輸出、相場感覚などの商業上の知識に加え、コーヒー豆の格付けをするための知識、ブレンド製造の技術を身につけた者が取得することができます。
鑑定するんだ 欠点の豆でもいろいろある 焙煎機
現在では、ブラジルのサントス商工会議所の運営による鑑定士養成学校で、さまざまな専門技術を学んだプロフェッショナルです。
修了試験に合格しないと鑑定士になれませんよ。
UCCのクラシフィカドールの数は世界トップクラスです
クラシフィカドールになると、鑑定用のスプーンがもらえるそうです。
テイスティングの様子
等級もいろいろあるみたいですね。
ブラジル・コーヒーのサントスは、「サントスNo.2」から「サントスNo.8」まで分かれているそうです。
こういうのほしいなぁ
4.焙煎です。
壁に沿って、焙煎具合が変わっていきます。
焙煎とは、生豆(なままめ)を炒ることによって、コーヒー特有の色や味わい、香りをつくり出す工程です。
コーヒーと火の運命の出会い シティローストはカプチーノ向きかな
スロープを降りたところには、大きな焙煎機があります。
おおー 構造
昔の焙煎機もいろいろあります。
ハンドル回す式が多いね
今では普通に飲んでいる缶コーヒー、これを世界で初めてつくったのがUCCでした。
昭和44年(1969年)に発売
大阪万博にも出品されました
ちなみにインスタントコーヒーを発明したのも日本人です
5.抽出です。
抽出方法はいろいろありますねー
さまざまな国と時代の抽出器具がありますね。
ポットとか
煮出しポットですね
タッチパネル展示で、いろいろな器具の抽出を見ることができます。面白いなぁ。
カメラマークあれば見れます おー
抽出は同じようでも少しずつ方式が違いますね。
コーヒーアーン エスプレッソ 1906年のミラノ万博出品マシンの復元エスプレッソ&カプチーノマシン
2007年のWBC(ワールド バリスタ チャンピオンシップ)競技大会で、女性初の世界4位とベストカプチーノ賞を受賞した、UCCの宮前みゆきさんが実際に使用したエスプレッソマシンがありました。
LA MARZOCCO社製
イタリア フィレンツェに本社を構えるLA MARZOCCOはイタリア本国よりも、むしろシアトルなどの北米で人気の高いエスプレッソマシンメーカーだそうです。
メーカーのHPを調べてみたら、これに近い機種がなんと250万円もしていましたよ。
すごいなぁ。

最後に、6.文化です。
コーヒーカップとかいろいろ
コーヒー産地の各国からUCCコーヒーは受け入れをしているようですね。
コロンビアの大統領とかジャマイカの首相とか
コーヒーをこよなく愛した著名人の言葉とか。
ナポレオン・ボナパルドの言葉とか
フランスの政治家・タレーランが「カフェ、それは悪魔のように黒く、地獄のように熱く、天使のように純粋で、そして恋のように甘い」って言葉もありましたが、あれはAGFのコーヒーCMで使われていたなぁ。

映画・エヴァンゲリオンでもUCCの缶コーヒーが出ていたのですね。
ほほう エヴァンゲリオン缶
資料コーナーの椅子は、コーヒー豆の形でした。
かわいい
あと、コーヒーを題材にした音楽も色々聴けました。
コーヒールンバ スピーカーから流れる バッハ ボブ・マーリー ボブ・ディラン フランク・シナトラ
お札や切手もありますね。
お札 切手
さて、今日はセミナー「コーヒーとチョコレートの合わせ方」に参加しますよ。

参加するには、ショップで参加費を支払って、セミナーで使うものをいただきますが、レジ、すごい並んでる・・・。

そんなわけで、係の人が別処理してくれました。

-15:30-
奥の部屋に入って、セミナー開始です。
テイスティングシート
講師はコーヒー博物館・学芸員の香月麻里さん。

この方、帰宅後調べたら、UCCコーヒーアドバイザー、UCCコーヒー鑑定士。そして、1998年に日本人女性3人目となるコーヒー鑑定士(クラシフィカドール)となられた方でした。
クラシフィカドールは先ほども書きましたが、ブラジルのコーヒー鑑定士資格です。

コーヒーとチョコレートの合わせ方、マリアージュですね。
実は@とAは同じ豆でローストが違う
香月さんの楽しい喋りは、ちゃんと理論的にわかりやすい内容で、おおー。なるほどーってシーンがたくさんありました。
笑えたセミナーでした 理論から入るとわかりやすかった
-16:00-
セミナー終了です。
ショップでちょいと買い物しますか。

レジ並んでいると、香月さんがお声をかけてくださいました。
トークが楽しかったので、実は社員さんじゃないのでは?と思って、そのあたりを聞いてみると、普段はコーヒー博物館の学芸員として在籍しているが、コーヒー鑑定士として、出荷をストップさせたりという権限まで持つ方らしい。
最初は営業職で入社されたそうです。
「私はNHKには出れないんです(笑)NHKには他の鑑定士が出たりしますけど」とのこと(笑)
大阪の笑いですなぁ。

UCCはここでセミナーをする他、学校への出張講座もしているそうです。香月さん曰く、未来の消費者確保だそうな。
コーヒー博士クイズもした
そんなわけで、三宮に戻りますか。

ポートライナー・南公園駅から新交通システムに乗ります。
来た来た
ポートライナー・三宮駅で降りて、神戸牛を見に、そごう神戸店の地下へ。

おおーいい値段しますね。やっぱり。

さて、そごうを終えて、生田ロードを東急ハンズ方面へ。
misenさんのお母さんとも合流です。

夕食には少し早いので、生田神社寄ってみましょうかということに。

-17:30-
生田神社にやってきました。
鳥居 もう一つ鳥居 山門
ここは、平成19年(2007年)に、女優の藤原紀香・お笑いタレントの陣内智則の結婚式が行われたので全国的にも有名になりましたね。離婚しちゃったけど。
しかし、神功皇后以来の歴史を有する由緒ある神社です。
平城天皇の大同元年(806年)には「生田の神封四十四戸」と古書には記され、現在の神戸市中央区の一帯が社領であり、神地神戸(かんべ)の神戸(かんべ)がこの地の呼称となり、中世には紺戸(こんべ)、近年に神戸(こうべ)と呼ばれ、今の「神戸」という地名の語源となりました。

御朱印の受付は17時まででしたので、お参りだけしましょうか。
拝殿
境内にある「生田の森」は、源平の戦場にもなりました。
この森は昔、付近を旧生田川が流れJR三宮駅付近まで及ぶ広大な森林だったそうです。
ほほう
では、夕食行きますか。

-17:45-
スペイン料理の「カルメン」にやってきました。
カルメンさんは2階
ここはスペイン料理のお店です。
最近では、スペイン・バルとか流行っていますが、ここは1956年(昭和31年)に創業した日本で初めてできたスペイン料理専門のレストランで、落ち着いて食事ができますよ。
親父が昔から行っていたようで、小さい頃から何度かここには来ました。
プライベートではこれまで何度も来ているお店です。

大昔はやっていませんでしたが、今は土曜日にはフラメンカのライヴをやっていますよ。

今日は予約時にすでにコースをお願いしていたので、ではまずは乾杯しますか。
mahouと書いてマオウと読むスペインビール
ちなみにmahou、サッカー、リーガ・エスパニョーラのレアル・マドリードのオフィシャルスポンサーでもあります。

順に出てきますよ。
カルメン特選オードヴル
続いてスープ。
マドリー風ガーリック入り卵スープ
ワイン飲みましょうかということになり、個人的に好きな、トーレスをワインメニューを見ずにお願いすると、オーナーが出てきて、トーレスより、今おすすめありますよってことなのでそちらいってみました。
COTO DE HAYAS
最近人気上昇中のスペインワインだそうです。

メインのエビの南蛮焼きがきましたよー。
スパイシーでおいしいんですよ
そして、名物のフラメンカ・エッグがやってきました。
《クリックで動画再生》
いいねー
これがまたおいしいんです
ライスはバレンシアライスで。
ちょうどいい量ですね
コーヒーと本日のデザートでフィニッシュです。
落ち着く おいしい
ごちそうさまー。
おいしく楽しくいただきました。

さて、お客人に、余裕があればってことで、神戸の夜景を見ませんか?とお誘いしてみました。

行ってみるとのことなので、神戸市役所1号館の展望ロビーに行くとしますよ。

ということで、フラワーロードを南下します。
神戸市役所1号館
-20:05-
神戸市役所にやってきました。

ここの24階が展望ロビーになっています。
役所は日曜だし、夜なので開いていませんが、展望ロビーは土日でも22時までは開放されています。

直通エレベーターで24階へ。
エントランス 直通エレベーターです
地上、約100mの景色を眺めます。

展望ロビーにいるガードマンのおじさんが喋り好きで、いろいろお話してくれました。

ちなみに、そのガードマンさんによると、現在建替えが決まっている2号館は、1号館と同じくらいの高さになるそうで、そうなるとこの展望ロビーから山側の景色は見えなくなりますねぇ。どうするんだろう。

天気のいい日は、あべのハルカスが見えるそうですが、今日は無理ですね。
また、メリケン波止場のポートタワーもここからではホテルオークラが邪魔で見えませんねー。
北側 六甲山のほう 南側 ポートアイランドのほう 南西側 ハーバーランドのほう
まぁ、それでも神戸の夜景は楽しめました。
「100万ドルの夜景」という言葉が使われたのは、神戸が最初だと言われています。昭和28年(1953年)に電力会社幹部が神戸の夜景について「六甲山から見た神戸の電灯の電気代」に絡めて命名したのがきっかけだそうです。当時は1ドル=360円の固定相場だったのでそういう計算になったそうです。
最近では1000万ドルの夜景と言うらしいとガードマンさんが教えてくれました。
帰宅後、調べてみると、平成17年(2005年)に六甲山のケ−ブルカーを運行する六甲摩耶鉄道が「掬星台から見た市町で1日に消費される電気代」を計算すると、1ドル=110円換算で1000万ドルを超えると算出されたそうです。
六甲山にある六甲ガーデンテラスからは、28市町村が見渡せると言い、このエリアには約350万世帯が住み、1日あたりの電力使用量は7億7千万円(約700万ドル)になり、オフィスビルなどの商用施設の電気代は、300万ドルを大幅に上回ることから合わせて1000万ドルを超えることが証明されたそうです。

そうなんですねー。
ちなみに、日本三大夜景は、「六甲山(摩耶山)・掬星台から見る神戸市・阪神間・大阪の夜景」 「函館山から見る函館市の夜景」「稲佐山から見る長崎市の夜景」で、世界三大夜景は所説あって、香港、長崎、モナコとか、香港、函館、ナポリとからしいです。

というわけで、展望台終了。
直通エレベーターで降りて、てくてくJR三ノ宮駅方面へ。
山にKOBEの文字
ブレた
街灯の色が変わったぞ
ガス灯・・・。ではないと思いますが、そんな形の街灯がありますね。
レトロ
「アントレマルシェ」に再び行き、客人のお土産購入におつきあいします。

ということで、今宵も神戸にお泊りの客人とはお別れです。
コーヒーの博物館は全国的にも珍しいですし、食事も楽しんでいただけたようで何よりでした。

明日はお気をつけて宮城までお帰りくださいね。
久しぶりに行けた所も多く、おもてなしでしたがこちらも楽しめました。ありがとうございますー。

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