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昨夜は大いに呑んで、食べて、さらによく寝ました。 温泉効果もあって、かなりリフレッシュですねー。 今日も楽しみながら帰りましょう。 2月7日(第2日) -07:00- 目ざめます。 エアコンがよく効いていて、夜中は寒くはありませんでしたが、広縁のほうに行ってみると、冷気がすごいー。 雪降っているかなと思って外見ますが、ちらちら程度。 夜中に積もったっぽくはないですね。 |
車とかには積もっているかな | 山の上は雪ですな |
朝風呂行こう。 団体の若者は、温泉内でずーっとスマホいじっていました。 そこまで大切なのか? そんな若者を横目にみながら、散らかった椅子や桶を整理して上がりました(笑) 湯上りで部屋に戻ると、ちょうど仲居さんが布団上げてくれに来てくれました。 仲居さんの家では雪が積もったそうです。 そして、朝食準備してくれます。 -08:00- てことで、朝食です。 |
かわいい朝ごはん | 湯豆腐もあります | 城崎な海苔 |
いやぁ。ごはんがおいしい。 おかわりまでしちゃいましたよ(笑) 食後はのんびりしたり、外湯に行く人いたり。 -09:40- ロビーでチェックアウトして、コーヒーいただきます。 |
サービスのコーヒー |
ここは正式には、「田木屋」さんなんですかね。 |
以前はそうだったのでしょうね |
-09:45- さて、行きますかね。 「車まわしますから声かけてくださいね」って言われましたが、フロント混んでたので、チェックアウトの時に「自分で駐車場まで行きますよ」と鍵を受け取っておきました。 県道6号を南下していきます。 |
カニ爪またねー |
R312に入り、さらに南下。 途中、市道をショートカットして、再びR312へ。 |
おー行く手は雪かな | スタッドレスが威力を発揮するほどではない | 一面雪の田んぼ |
-10:25- あきさんとこのお店、「YOU SHOP ツカモト」前を通過していきます。 |
すみません素通りです |
R9に出ます。 -10:35- 「宿院商店」にやってきました。 |
カニが目印 | いつもお世話になっています |
カニの発送と、自宅用にカニを購入。 あら?今日はなんだかカニ少ないなぁ。 |
今から並ぶんかな | 水槽にはいますけどね |
ちなみに、この時期はセコカニ(メスの小さい松葉カニ)はもうありません。1月10日までが漁のできる期間です。 今は禁漁期ですね。 冷凍モノでもないかなぁと思いましたが、ないそうです。 今シーズンは食べられませんでしたねぇ。残念。 あと、野菜売り場のほうで、銀杏と、干し芋買っちゃいました。 |
さ いこか |
R9を走っていきます。 -11:05- 和田山の「太田家」にやってきました。 |
雪ちょっと積もっている |
お昼に但馬牛食べて帰りますよ。 以前、11時半頃で入店待ちになったことがあったので、一応予約しておきました。 なぜなら、今日は14時には篠山にいなきゃいけないので。 11時半予約にしていましたが、早目に着きましたね。 1階でよかったのですが、予約ってことで2階へ。へーそうなんだ。 今日は特選焼肉盛をオーダー。 あと、キムチ盛り合わせ、石焼ピビンパなんかも。 |
お店自家製キムチ |
ノンアルビールもいきますか。 |
ドライゼロ |
今日の特選焼肉盛は、イチボ、リブロース、ウチヒラ、トモバラでした。 ウチヒラはウチモモとも言うようですね。トモバラは、いわゆるバラ肉。 |
なんかベーコンもついているぞ |
うーん。もうちょっと追加しておくかな。 |
上ハラミ | 上ミノ |
ここは、蔓牛(つるうし)を扱うお見せです。 つるとは植物のつるからきた言葉で、蔓をたぐりよせると、その枝葉から末節まで1本が明らかになるように、その牛の血筋が明らかで同じ血統に属する牛を「つる牛」と言います。 但馬牛として存続する蔓牛は5系統あり、「あつた蔓」、「ふき蔓」、「よし蔓」を代表に、「やぎだに蔓」「いなきば蔓」の5系統が存続し、いずれも豊かな水系との関係が密接に関わりを持ちながらその地域独特の風土と先人たちから培われてきた伝統とで成り立っているそうです。 ここの肉は、私の人生の中でトップ3に入るおいしい肉です。 |
いいねー |
ハラミがまた、すんごい上質なんですよ。 一説には、「ハラミのおいしい焼肉店は他のどんなお肉を食べてもおいしい」と言われるほどなので質のよいハラミを出すことは難しいようですね。 そして上ミノ。 出てきた時点で、知っているミノの色と違います。 「白い」と思ってしまうほど普通目にするミノより白いんです。そして焼いて食べると、これまたいいんですよ。 歯ごたえが、上質。うまーい。 いやぁ。おいしい肉を堪能しましたねー。 胸焼けすることない、上質な脂の肉で大満足でした。 |
石焼ピビンパもおいしかった |
おいしゅうございました。ごちそうさまですー。 帰る頃には、待っている人がたくさんでした。 1階は椅子席でブースになっていますが、2階は靴脱いでの掘りごたつ式で、1階の様子が見えません。 くつろいでっていうのなら2階なんですかねー。 予定よりすんなりお昼が終わりました。 R9からR312を南下します。 -12:30- 北近畿豊岡道・和田山ICから無料の高速です。 |
和田山ー |
帰りも茶すり山古墳の下をかすめて帰ります。 |
雪化粧した古墳 |
行く手には雪雲ですねー。 |
吹雪いているかな |
-12:40- 唯一の有料区間の、遠阪トンネルをくぐります。 |
料金所 | トンネル突入 |
トンネルを抜けると、軽く冬景色です。 |
このあたりが一番寒いかな |
-13:00- ずんずん走って、舞鶴若狭道・春日ICから有料高速です。 |
春日ー |
昨夜は結構降ったみたいですね。 |
路面にはないけど |
-13:10- 舞鶴若狭道・丹南篠山口ICで高速を降ります。 |
篠山ー |
ちょっと早いなぁ。 一瞬、県道299号を走り、市道を南下。 -13:15- 篠山の「諏訪園」さんで、スイーツいきますか。 |
また来ちゃった |
別腹ですよねー。 いちご大福と、桜餅いきます。 |
おおーいいねー |
諏訪園さんの和菓子は、いついただいても最高です。 店員さんの気遣いもいいし。あ、お茶屋さんなんですけどね。 さて、休憩したし、「狩場酒造場」に向かいましょう。 県道299号から篠山口駅前を通過してR176に入り、南矢代駅のところで市道経由でR312へ。 -13:40- 「狩場酒造場」さんにやってきました。 |
「狩場酒造場」さん | 新酒まつり中ー |
ちょうど今、新酒まつりの最中となっていて、実は1年で1日だけ蔵見学ができる日があるのですがそれが今日なのです。 案内の手紙をいただいていて、届いた翌日に電話したら、まだ見学定員になっていなかったので、予約できました。 そんな日なので、今日は駐車場いっぱいでしたが、ちょうど出た車があったのか、店前にすんなり停められました。 今日はガードマンさんもいますよ。 見学までは、新酒を買ったり。 今日は、限定300本の「寒仕込み 朝一番しぼり」、「しぼりたて 生原酒」、「にごり酒」を買いました。 あと、酒粕も買いましたよ。 なんでも、トースターで焼くとおいしいそうです。 帰ったらやってみよう。 |
お祝いにこんなの欲しいな |
しかし、かなり人来ていますねー。 いつもはほとんど人いないのですが、これだけの狩場酒造場に愛のある人が来られていると、嬉しいですね。 -14:00- 名前を呼ばれて、参加者確認をしたところで、蔵見学開始です。 案内されていきますが、引率してくださったのは、後で知りましたが御当主の狩場一龍氏でした。 |
裏へまわる | 趣あるね |
「狩場酒造場」は、1916年(大正5年)に創業しました。 初代当主の狩場藤蔵氏の名にちなんで、「亀甲藤醸造」と命名されたそうです。 その名残が、蔵の煙突に残っています。 では、蔵の中へ。 |
蔵です | 当時からの名残を残す煙突 |
蔵の入口で、衛生キャップをもらい、かぶります。 |
瓶詰め行程 |
そして、説明は、なんと杜氏自らがしてくださるとのこと。 「喋り下手なので・・・。」という前置きで始まり、杜氏・藤井隆男さんが説明してくれます。 |
杜氏・藤井隆男氏 | 説明 | なるほどー |
そもそも、杜氏は、伝統的には完全な請負業であったそうで、蔵元からその年の酒造りを全権委任されていました。 近年、杜氏および杜氏集団の数が少なくなってきており、杜氏兼蔵元という経営形態ができたり、大手酒造メーカーではコンピューター制御によるオートメーションってのもあります。 蔵元は口を出さないですが、当然、その年の酒の出来が悪ければ翌年の契約はされないという厳しい実力主義の世界でした。しかし、手がけた酒の評価が高まれば、どんどん恵まれた環境への引き抜きもあったようです。 鴻池善右衛門による大量仕込み樽の技法が1600年(慶長5年)に開発されたことにより、夏場の耕作だけでは貧しかった地方の農民が、農閑期である冬に年間副収入を得るべく、配下に村の若者などを従えて、良い水が取れ酒造りを行なっている地域、いわゆる酒どころへ集団出稼ぎに行ったのが近代の杜氏の始まりだそうです。 北陸や東北の諸藩では、領民の貧窮を救済するために、摂泉十二郷や灘五郷など酒造りの先進地域から、高給を以って酒師として招聘されるようになったそうですが、灘酒の生産量の増大などによって、やがて灘のなかでは人手が不足しはじめ、これを補うかたちで播磨や丹波から出稼ぎ人が集められるようになったということです。 中でも丹波からの杜氏集団は灘の蔵元たちと深い関係を結び、天保年間(1830-1844年)には灘の蔵元はほとんど丹波杜氏で占められるようになったということです。 近年は、出稼ぎしなくても農業で生計を立てられるようになってきたこと、地方農村の若者にとって、「杜氏になれば御殿が建つ」といったイメージは、すでに過去のものになりつつあり、安定収入を得られる企業に就職したりということ、また、戦中戦後の災禍により、多くの人材が本土の内外で失われたことが、戦後に日本酒業界の復興がほかのアルコール飲料業界に比べて遅れ、されに1980年代までの長期的な日本酒消費低迷もあり、杜氏および杜氏集団が減少することになっているようです。 1980年代から約20年続いた辛口日本酒ブームに加え、最近では蔵それぞれのセールスポイントを打ち出す酒が増えたとはいえ、昭和40年代の1/3程度の消費量と業界的にはまだまだ厳しい日本酒市場。狩場酒造場のような蔵元や杜氏さんが、がんばってもらっているのは嬉しいですね。 では順に説明を受けます。 ここでは、自社の田んぼで育った山田錦を使い、山田錦の成育が間に合わない期間では、五百万石を使用しているそうです。 山田錦は、ご存知日本酒米としては全国一の生産量を誇り、五百万石は山田錦に次ぐ、二位の新潟産酒米です。 山田錦の生産日本一は兵庫県なのは、あまり知られていないですね。 麹米としては、日本晴を使っています。 |
蒸米作業 右が蒸し器 左は放冷機 |
玄米を60%まで精米し、漬桶で29%の吸水で一晩休め、翌朝、甑(こしき)で、約105℃の蒸気で50分間蒸すそうです。 蒸米は100℃以上になります。 昔は、蒸せたら蒸し器の中に職人さんが入ってスコップで出したそうですが、今では機械で吸うそうです。 その日によって違いますが、左の放冷機の中で風に当てて、麹は35℃に、もろみは7℃〜15℃にするそうです。 そして、仕込みです。 仕込蔵(大蔵)へと向かいます。 昔は女人禁制だったそうです。 |
注連縄ありますね 酒の神様は女性なんかな |
酒造りの神様は女性であるので、蔵に女人が入ると、やきもちを焼き良い酒造りを邪魔してしまうって話は他でもそういうのよくありますね。 酒造りが女人禁制とされたのは江戸時代で、「和醸良酒」といって、和を以って醸すとよいお酒 ができるが女性が入ると気がそがれることから、女性は遠ざけられたというのもあるそうです。 今は、女人禁制はないですけどね。 仕込蔵をみていきましょう。 タンクに入れた、水、麹、蒸米、酵母が作用し合って、約20日で酒になります。 その間に酒質が決定されるということです。 仕込水は、波賀野伏流井戸水だそうです。 一度に多くを仕込めないので、まずは元卸タンクに入れ、その後、貯酒タンクへと移すそうです。 |
貯酒タンク 9,628L 一升瓶で約5,350本 |
元卸タンク 657L 四合瓶で912本 |
仕込タンク 白米1,200kg 30kg袋が白米で40袋 玄米で67袋 |
今は、もう3つのタンクにしか入っていません。 この3つのタンクは純米酒として出す予定だそうです。 |
温度調整? | 1月27日に仕込んだそうです |
上から、タンクを覗けます。 |
もろみがプチプチ音を立てています | 試験する器具かな |
ステキな風景ですねー。 |
おいしくなーれ |
醸造した酒を搾りとり。濾過した後に加熱して殺菌処理を施すことを、火入と言います。 |
蛇管を使って火入します |
麹室がありました。 ここで麹菌が繁殖しているそうです。 約48時間かけて、適切な操作を経て出来上がるそうです。 |
ここは入れません |
お米がいろいろあります。 |
精米歩合が高いと真っ白だ |
酒米は、食べるとおいしくないという話を聞いたことがあったので、当主にお聞きしてみました。 日本酒は、米のでんぷんを麹菌の力で糖に加工しながら、酵母が糖をアルコールに変えます。 コシヒカリなどの食用米は、おいしさ、すなわちタンパク質が多く含まれるのですが、酒造りではそれが雑味になってしまいます。 というわけで、タンパク質の少ない米が酒米に向いているということです。 また、麹を食べさせてもらえました。 普通に売っているそうですよ。知らなかったなぁ。 古くから、整腸剤としても用いられてきたそうです。 酵母が作用し続けたら、アルコール度数は上がり続けないか聞いたところ、ある一定のアルコール度数になると、それ以上酵母は作用しなくなるそうです。 そうなんだ。 今年は暖冬で、温度管理が大変だったのでは?と聞いてみると、タンクには巻物をして冷却したりと温度管理ができるようで、昔ほど大変じゃないってことでした。 あー、さっきなんか巻いているタンクありましたね。 圧搾機で、もろみを搾っていました。 毎日、24時間かけて1日に仕込む1,200kgの酒米の内、600kg分を搾るそうです。 |
搾り粕が酒粕 | 搾りたてー | たくさん重なっています |
搾りたてを試飲できましたが、ドライバーのため断念。 ということで、蔵見学終了です。 |
日々試験するんだろうなぁ |
狩場さんの自宅は大豪邸です。 |
代々受け継がれてきた家 |
-14:40- では帰りますか。 R312からR176へ。 |
舞鶴若狭道の下をくぐる |
西宮市と神戸市の境あたりでは、新名神の工事が進んでいますね。 |
だいぶんできたなぁ |
中国道の下をくぐります。 |
まだ渋滞していない | もうすぐ宝塚 |
宝塚駅で解散しますよ。 |
駅ロータリーへ |
-15:50- というわけで、解散して、そのまま帰宅しました。 あまりにも、車がドロドロだったので、水洗いしました。 で、洗濯とか片付けして、ではもう一仕事。 「狩場酒造場」で、「酒粕のすすめ」第1号ってのがありました。 そこには、酒粕をトーストするとおいしいとありました。 |
酒粕ー | ほほう |
ちなみに、今日は、にごりを夜呑みますかね。 |
いいねー |
「宿院商店」で買ってきたカニを捌きます。 |
こいつら食う |
カニ捌くのも、もう慣れたものです。 |
はいできあがりー | いいねー |
で、酒粕をトーストしてみました。 最後のほうは、膨れてガスが出て、発火していましたけど・・・。 |
面白い味でした |
そして、今夜も松葉カニとカニ雑炊を楽しみました。 本日の走行距離 143km 通算の走行距離 287km 今年もゆっくりのんびり楽しめた2日間でした。 毎年行っていても、何かしらの新しい発見がありますね。 また来年行けますようにー。 |
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