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 宮城・岩手(夏の終わりの第二の故郷へ里帰り) (2019/08/30〜09/01)

第1日(8/30)  第2日(8/31)  第3日(9/1)

2月末、さて今年はいつ第二の故郷に里帰りするかなと考える。
今年は、パートナーのmisenさんを連れて行ってあげたいが、仕事の都合上、日曜絡めて連休とするとしても、第5週がある時か、日曜・月曜祝日とかでないと連休がとれない。

いろいろ思案すると、8月最終週なら2泊3日で行けそうだよねってことに。

そんなわけで、8月30日〜9月1日の2泊3日で行くことにした。

今回は、松島航空自衛隊基地の見学に行きたいなぁ。
過去何度か申し込んでいますが、全滅。

基地の見学は平日のみなので、8月30日の午後見学に行けるという前提で、それに合う飛行機を手配するか。
帰りも、家に19時前に帰宅できる予定で考えよう。なぜなら、宅急便に時間指定を19時以降にしたら帰宅した日に受け取れるから。

2月27日
10月26日までのANAスーパーバリューの航空券が既に発売開始になっていたので、往復分を購入。
ちなみにANAのスーパーバリュー75で購入すると、新幹線を利用して往復するするより、家を出てから仙台まで金額も時間も半額半分以下で行けます。

3月4日
次は宿ですね。「石巻グランドホテル」の予約ができるようになっていたのですぐ予約。
どうも5ヶ月前の最初の月曜日に予約できる月が更新されるっぽい。

6月3日
レンタカーも予約可能日となったので、予約しますか。
いつもの「ニッポンレンタカー」で1000ccクラスにしますよ。
何当たるかな。フィットかな、ヴィッツかな。スイフトかも。

同じ日、松島航空自衛隊基地に電話します。
予約とれるといいなぁ。見学は20名までを基準とされています。
予約したい8月30日は、午後なら空きがあるそうです。
午後がいいです。ということで予約完了。

後日、住所、氏名、年齢、電話番号、職業をメールしてくださいとのこと。
早速、メールしておきました。

今回は、石巻で2泊なので、2日目は気仙沼あたりまで行きたいなぁ。
あと、平泉も長いこと行っていないので、久しぶりに行きたいかも。
最終日は、石ノ森萬画館に行くか、仙台うみの杜水族館に行くかだな。

6月10日
初日夜は現地で手配してもらえるし、2日目夜も、misenさんが3月末に行った時に現地で予約を入れておいてくれたので、夜は食いっぱぐれはないな。
最終日は、石ノ森萬画館に行くことにして、帰路の時間がシビアなので、ランチの「利久」多賀城店を予約しておくことにしました。

8月20日・27日
現地に持参する手土産とか購入。

8月28日
甲子園球場で阪神戦観戦予定だったが、恐ろしく体がだるく、ヤバイ感じなので、とりあえず球場には行って、ファンクラブ応援デーのピンバッジもらって、すぐ帰宅。
雨の影響もあったので、中止してくれてもよかったのだけど、阪神園芸さんの神対応には感謝しなきゃいけませんね。
チケット代はもったいないが、ここで無理して週末がだめになったら困るから、苦渋の決断です。

8月29日
前日です。
仕事を終え、さっさと帰宅して荷造り。
明日は早朝出発でないのが救いかな。

8月30日(第1日)

-06:30-
目覚めます。
さぁ、早速準備。
雨・・・。ちょっと降っていますねー。

朝なら、宝塚駅から阪急バスでお安く行けるのですが、乗り換えで濡れるの減らすために、阪急〜モノレールで行くとします。

-07:30-
予定より早めに出発します。

てくてく歩て最寄りの阪急・小林駅へ。
通勤で混むのと逆方向に乗るので、少しはマシですかね。

阪急・宝塚駅で乗り換えます。

阪急・蛍池駅で降り、大阪モノレールへ。
くりぃむしちゅーなモノレール
大阪モノレール・蛍池駅から大阪空港駅へ。
空港に向かう
-08:25-
大阪国際空港(伊丹空港)にやってきました。
あれー?なんかえらいエントランスとか変わったのだなぁ。

今回はひとつのスーツケースに2人分荷物を入れての移動なので、1階に降りて、チェックインカウンターでスーツケースは預けてしまいます。
1階
1階のチェックインカウンターの横から2階へ上がれたのですが、工事で閉じていますね。
仕方ないので、また外に出て2階へ。

身軽になったので、保安通過まえに少しお店を見たり。

展望デッキに行ってみたり。
屋上をJALのほうに行きます
展望デッキからしばらく飛行機を眺めます。
JAL機 着陸したANA機
屋上デッキは雨の影響で濡れています。
今はやんでるけどね
降りますか。
業務用エレベーターを仮設で使っている
では、保安通過しますか。
前は保安検査場の前にお土産物屋さんとかあったのに、今は改修工事でか、ないですねぇ。

保安を無事通過して、6番搭乗口へと向かいます。

仙台空港には11時10分の到着予定ですが、そこからレンタカー借りて移動すると、13時からの松島航空自衛隊基地見学までに、昼食してから移動は時間的に難しいので、機内で食べるか、食べながら運転するかのどちらかになります。

ということで、機内で空弁食べようということになり、購入しておきます。
焼鯖と玉子のおにぎり。
乗るのではない もう離陸するんだね
待合はそう混んでないですが、満席な模様です。
待合
おなか空いたので、今の間にサンドウィッチも食べておくか。
ヘルメスソースのハムカツサンド
-09:10-
搭乗する機体がやってきました。
ANA735便ですね。
到着 電源車とか待機
機体内清掃は30分くらいでするみたいですね。
定刻通り出ますよ さっきのがタキシング
ANAでは、まず車椅子の利用や2歳以下の小さな子供を連れている乗客が事前改札で改札を通過します。
その後、グループ1として「ダイヤモンドサービス」メンバー、グループ2として「プラチナサービス」メンバー、スーパーフライヤーズ会員、「スター アライアンス・ゴールド」メンバー、プレミアムクラスの乗客が登場します。
フツーな庶民は、グループ3または4で、搭乗者数により混雑緩和のため、分けて搭乗します。
今回の機材はB767-300で14列目だったので、奥から先に入るので、グループ4でした。
グループ4ですよ
コクピットではパイロットさんが準備していますね。
チェック中
-09:40-
優先搭乗が始まりました。

そして、最後にグループ4が呼ばれ、搭乗です。
てくてく 搭乗します
機体はB767-300ですね。
レカロのシート
外はまた雨かなぁ。
雨にピント合う
「翼の王国」でも見るか。
機内誌 Star Warsカラーの機体とか 大きさ比較にミレニアム・ファルコン
パインラムネ ANAパッケージなんだ
-09:55-
定刻通り扉が閉まり、ゲートを離れます。
タキシングしていきますが、朝の離着陸ラッシュで、少し離陸に時間がかかりましたね。
OKですよー 歌舞伎な安全ビデオが面白い
さぁ、いよいよ離陸です。

-10:10-
伊丹空港を離陸します。
風圧で窓の雨水が吹っ飛んでいきます。

左手に昆陽池が見えますね。
日本列島を模した人工島が見えます。
滑走路 《クリックで動画再生》
"Danger Zone"Kenny Loggins
昆陽池には日本列島
しかし、すぐに雲の中。

そして雲の上に出ます。
雲の中 お 雲の上に出るぞ 青い空は見えないな
たまに下の景色が見えます。
どこかな 川が見える 長良川かな
気流が悪いそうなので、ベルトサインは消えないそうですが、テーブルは下ろしていいそうなので、空弁食べますか。
塩おむすび
伊賀米コシヒカリ
焼き鯖付
ちなみに、1時間くらいのフライトで、離陸から上昇が20分くらい、安定飛行が20分くらい、下降から着陸が20分くらいって感じですかね。
機内サービスでコンソメスープってあるんだ
雲と空の境目が見えますね。
いいねー
このフライトの最高速度は1,004km/h、最高高度は10,710mだったそうです。
アイスコーヒーいただいた
エンジンの前の席ですよ。
エンジンポットに清流版がついている 見えそうで見えない下界の景色
着陸に向け下降していきます。
空気の流れですかね。
エンジンポットに沿って、雲のような流れが見えます。
層ができている
着陸態勢に入りますよ。
一旦太平洋に出る 転回します
きたよ仙台 船が見える
-11:10-
仙台空港に着陸します。
《クリックで動画再生》
"Mighty Wings"Cheap Trick
仙台空港に着陸します
そしてゲートへ。定刻通りですね。
タキシングしてきた
機を降りて、荷物受け取りへ。
わらわら
荷物が出てくるまでしばし待ちます。
ミヤテレの広告 むすび丸
荷物を受け取り出ます。
そして、外に出て、ニッポンレンタカーのカウンターへ。
ちょうど送迎バスが満員になったそうで、次まで待ちます。
説明 一番出遅れたパターンかな
しばらく待って、送迎の車が来たそうです。

-11:35-
ニッポンレンタカー仙台空港営業所」にやってきました。

手続きをします。
あー、ANAのマイレージカード忘れたなぁ。とりあえず、ニッポンレンタカーのポイント貯めよう。
あと、ポイントの有効期限切れるのもあるので、今回で使います。

手続きして、事前清算。
車は平泉ナンバーの青いヴィッツでした。

GARMINのGPSロガーeTrex20をシガーソケットからの電源につなぎ、Music Lineがあるのは承知の上なので、そこにWalkManをつなぎ、ETCカードも挿入して出発です。

-11:45-
では行きますよ。
走行距離は25,605kmからのスタートです。
気温は24℃
お、ナビの松島基地到着予想時刻は、12時53分とかギリギリの時間になっていますが、これは盛りすぎですねー。
もっと早いですよ。
到着時間設定をどうやったらいいかよくわからないので、もういいや。

県道20号を走ります。

-11:50-
仙台東部道・仙台空港ICから高速に乗ります。
高速入ります
雨結構降っていますねー。
やまないと訓練飛行してくれないだろうなぁ
-12:00-
仙台若林JCTを通過します。
仙台若林ー
-12:05-
仙台港北ICを過ぎ三陸道に入り、すぐの利府JCTを通過します。
利府ー
ずんずん走っていきます。

-12:20-
鳴瀬奥松島料金所を通過します。
ここからは無料高速です。
鳴瀬奥松島ー いつ見ても違和感のある鳴瀬奥松島大橋
-12:25-
三陸道・矢本ICで高速を降ります。
矢本ー
県道43号から県道247号を走ります。
レーダーが見える 燃料庫とかかな
弾薬庫かな
-12:40-
航空自衛隊松島基地」にやってきました。

意外と早かった。
見学一番乗りかなぁ。
第4航空団司令が基地司令を兼務しています ブルーインパルスの格納庫 軽装甲機動車=ライトアーマーがいる
ゲートの自衛官さんに声をかけると、時間まで車で待っていてくださいとのこと。
雨が降っているからかな。

そうこうしていると車が何台か来ます。

開始時間直前に、少し間を開けて2機の機体が着陸してきました。
機影からするとF-2かなぁ。
いやー、すごい音ですねー。
F-2が着陸
-13:00-
松島基地の広報の方が2名、ゲートの外に出てきてくださいました。男性の方と女性の方が1名ずつ。

まずは、「雨が降っていますので、車の中にでも置いておいてください」と資料をくださいました。

そして、入門許可証を受取り、首からかけます。
臨時入門許可証 資料の中身
ヘルメットのペーパークラフトがあった
写真は、原則的には撮っていいそうですが、移動中や隊員の顔などはNG。写していい時はいいと言うので、「いいですよ」と言われてから撮ってほしいとのことでした。

では基地内へ。

ここ、松島航空自衛隊基地は、1942年(昭和17年)に完成した旧日本海軍の飛行場、松島海軍航空隊矢本飛行場が始まりです。
2011年(平成23年)の東日本大震災では、津波被害にあい、基地機能をしばらく喪失していました。
駐機場および格納庫に駐機していた航空機28機(F-2B戦闘機×18機、T-4練習機×4機、U-125A救難捜索機×2機、UH-60J救難ヘリコプター×4機)全てが水没しましたが、ブルーインパルスの機体は、震災翌日に予定されていた九州新幹線全線開業の祝賀飛行のため3月10日から福岡県芦屋基地に展開していたため、被害を受けたのは基地に残っていた予備機1機のみだったそうです。
所属する航空部隊はF-2Bの操縦訓練を実施する第21飛行隊(第4航空団隷下)、自衛隊の展示飛行隊である第11飛行隊(ブルーインパルス、第4航空団隷下)、捜索救難を行う松島救難隊(航空救難団隷下)で、平時は戦闘機部隊が利用することはないそうです。

てくてく歩いていくと、退役したF-104J、F-86F、T-2の3機が展示されています。
F-86Fは初代ブルーインパルス、T-2は二代目ブルーインパルスで使用された機種です。
F-86F
そのそばには、東日本大震災で津波被害を受けたベンチがそのまま残されています。
F-86Fには、津波到達ラインが引かれていました。
格納庫裏から回り込んで来たそうです。

格納庫は嵩上げ工事をして、2016年から新しい格納庫で運用されています。

説明してくださった広報担当の男性自衛官も当時この基地にいて、地震後に津波が来るからと避難。そこは2階までしかなかったので、大津波警報が出て、一旦地上に降り、3階の建物まで避難したそうです。
その夜は、繰り返し来る津波に耐え、雪の降る日だったのでとにかく寒かったそうです。
翌日には災害救助で活動しだしたそうです。
被災したベンチ 津波到達高さ
F-86Fはアメリカ合衆国のノースアメリカン社が開発したジェット戦闘です。太平洋戦争後、1954年(昭和29年)の航空自衛隊発足後の主力戦闘機となりました。
「セイバー」の愛称がありましたが、日本では「旭光」と言われていましたが、「ハチロク」のほうが知られていますね。
1964年東京オリンピックの開会式にて国立競技場の大空に五色の五輪マークを描いたことでも有名です。
1982年(昭和57年)に全機退役しました。

F-104JはF-86Fの後継となる主力戦闘機で、1962年(昭和37年)から配備が始まりました。
アメリカ合衆国のロッキード社が開発した超音速ジェット戦闘機で愛称は「スターファイター」。航空自衛隊では「栄光」という愛称だそうです。三菱重工業がライセンス生産を担当し、細い胴体に極端に小さな主翼という形状から、空自の現場では「三菱鉛筆」の愛称もあるんですけどね(笑)
F-86Fの最高速度が570ノット(1,105km/h)であるのに対して、F-104Jの最高速度は2,450 km/h(マッハ2)(高度13,000m飛行時)となり、日本の航空自衛官は、マッハ1を体験することなく、いきなりマッハ2の世界に入りました。
登場時はミサイル万能論の影響もあり、将来的には航空自衛隊の戦闘機は全て地対空ミサイルに置き換えられると予想されていたため、日本では「最後の有人戦闘機」「人間最後の戦闘機」「最後の有人機」などと呼ばれました。
1995年(平成7年)に全機退役しました。
F-86F T-2 セイバーいいねー
T-2は日本が初めて開発した超音速機であり、1974年(昭和49年)から運用開始された高等練習機です。
三菱重工が開発を担当しました。
ブルーインパルスへは1982年(昭和57年)から運用されていて、1996年(平成8年)に現行のT-4に変わるまで使われ、2006年(平成18年)に全機退役しました。
また、F-1支援戦闘機の原型にもなっています。
最高速度は1958.4 km/h (マッハ1.6)(高度36,000フィート飛行時)です。

ちなみに、昔はいかに速く飛べるかを競った戦闘機開発をしていたそうですが、最近のトレンドはいかに長く高巡航速度を保ているかということだそうです。
F-104J T-2
航空機の形式のFとかTは、命名規則があって、
・戦闘機(Fighter)の頭文字「F」
・練習機(Training)の頭文字「T」
・輸送機(Cargo)の頭文字「C」
などがあります。
頭文字Dの「D」はDreamですけどね(笑)

格納庫に向かいます。
この雨だから飛行訓練はないですかね。
予定表では午前中にはブルーインパルスの訓練があったようですが。

てくてく格納庫に向かいます。
写真は、機体のパネルとか開けていたら撮らないでくださいねってことでしたが、エンジン起動音が聞こえますねー。

男性自衛官の方が走って確認に行くと、格納庫の外に出ているそうです。

というわけで、急ぎエレベーターで3階まで上がり、建物屋上の見学スペースへ。

屋上から見ると、2機のT-4がいて、1機が離陸準備をしていました。
おおおー! エンジンからの熱で路面が乾いている 準備できたかな
離陸準備が整い、タキシングを始めると、パイロットさんがこちらに手を振りながら移動していきました。
おおー。

滑走路に出ると、少しスモークを出したりとチェックしてから離陸していきました。
《クリックで動画再生》
Through The Fire"Larry Greene
出発の儀からタキシング
いってらっしゃーい 《クリックで動画再生》
"Playing With The Boys"Kenny Loggins
スモーク噴射してからテイクオフ
そして2機目も離陸準備を行います。

片方には尾翼にナンバーありますが、もう1機はないですねぇ。
なんでだろうか。
聞いてみると、尾翼の大きなナンバーはいわば観客用の見せるナンバーで、ステッカーだそうです。
通常は識別番号で呼んでいるとのこと。
あと、有視界でのやりとりの、1〜7のやり方とかも教えてもらえました。

では、中に移動します。

エレベーターで1階に降ります。
エントランスホールの2019ツアースタッフ写真 これまでのブルーインパルス隊員
2010年の50周年記念モニュメント 部隊マーク
では資料室へ。
資料室は、個人寄贈のものも多く、基本的に撮影禁止です。
模型とかは1点モノで、破損すると修理できないそうなので、くれぐれも気をつけてもらいたいとのことでした。

いろいろな資料や、バッジ(ワッペン)、ヘルメットのバイザーカバーとか見ていて楽しくなりますね。

操縦席もありますね。シートのみですが。

あと、ブルーインパルスのツナギとヘルメットを着用して記念撮影できます。
せかくだからするかな(笑)
ちなみに、試着コーナーのように着替えスペースもあります。

耐Gスーツもありますが、撮影の時は他の人が使用中でした。

ヘルメットは、FHG-2改という、高G下でも動かしやすいよう軽量化が図られたものだそうです。
これ、SHOEI製だそうです。
1個9万円くらいみたいですね。
レーダーをはじめ、電子デバイスが進化しても、基本は有視界の索敵です。
なので、パイロットはぐりぐり頭をまわして全方位を見ます。そりゃ軽い方がいいですよね。
耳の部分は、オーバーイヤーヘッドホン同様の性能があるよう、耳はぴったり。スピーカーも仕込まれています。
これに酸素マスクがつきます。酸素マスクにはマイクも仕込まれています。
戦闘機などは、コクピットが与圧されていないので、高高度に行くと、気圧が低く、肺がしぼんでしまうので、強制的に酸素を送り込む必要があります。
なので、酸素マスクは顔面に隙間なくかなりきつく装着されます。
わーい T-4ブルーインパルス
装着はしませんでしたが、耐Gスーツも、高G下で血液が下がり、脳貧血とならないよう足を締めて血液が下がらないようにするものです。
これも空気で足を圧縮するので、パイロットはコクピットで、酸素マスクや無線ライン、耐Gスーツの空気といったいろいろなものを接続します。

広報の方も、耐Gスーツを着用して後部座席に乗った時に、Gを感じて自動で耐Gスーツは作動するそうですが、1Gでもスイッチ入れると作動するのがあるそうで、作動してみたらものすごい圧力だったそうです。

ブルーインパルスの機体に装着されたスモークは、右エンジン側から出るそうです。
エンジンスロットルの開度を変えると、スモークが一定しないので、スモークオンの時は左エンジンのスロットルだけで操縦するそうです。
それすごいなぁ。

前回、1964年(昭和39年)の東京オリンピックでブルーインパルスがスモークで五輪マークを大空に描いたので、来年のオリンピックでもやっるんですかね?と聞いたところ、そういう依頼は防衛省のほうに来るので、基地では何もわからないそうです。
開会式は夜だそうですし、どうなのかなと・・・。しかし、聖火はこの基地にやってくることが決まっているので、その対応を考えると、今から恐ろしいとのことでした。
まぁ、その時は一般陣は見に来れないんでしょうけどね。
ひょっとすると、その時に五輪を描いたりするかも。

ちょうど先週、基地航空祭だったそうですが、ものすごい人だったようですね。
男性自衛官さんは、朝5時に出勤ということだったそうですが、その時点でもうゲートに人並んでいたそうです。

では、次は売店に行きますか。
エントランスのウォールアート
てくてく歩いていきます。

建物前には、T-4の尾翼があります。
これは、東日本大震災で被災したブルーインパルスの予備機のだそうです。
切り取ったのだ 雨で文字読めない
途中、蒸気機関車のように、プシューっと横を通る管から出るので、なんだろうと思ったら蒸気だそうです。
火気厳禁が多いためか、ボイラーで熱源とっているそうですよ。

基地内を走っている自衛官さんがいますね。
なんでも年に1度、一般自衛官から偉い人まで体力測定があって、1日にすべての項目(6種目だったかな)を終えなければならないそうです。
今日は何種目かだけというのはだめだそうで、全部終わらなければ、また別の日に全種目しなければならないとか。
それでも、陸自の人よりはマシなんだろうなぁ・・・。

滑走路のほうで煙が上がっていますね。
火事ではなく、恐らくエンジンの燃焼試験だそうです。
特に周辺に周知してから行うのではないので、たまに、近隣の方から火事か?という問い合わせあるみたいです。

売店横に池がありました。
和風な池で、中に日本列島な小島があるそうです。
朝見た昆陽池を同じだなぁ。

では、売店へ。
こちらに入っています
運営はヤマザキYショップ松島基地店。
おー、さすが基地売店ですねー。面白い物、いろいろあります。
PXと言っていた時期もあったなぁ
買物して皆さんを待つ間、広報の方とお話。
人事異動ってどうなんだろうとか、お手当の話とか。詳しくは書きませんが、結構面白いお話をしてくださいました。
偉い人は2年くらいサイクルだそうですよ。諸般の理由により。
ちなみに、女性自衛官さんはこの8月に赴任してきたばかりの方だそうです。
夫婦で自衛官なら、転属は一応お互いが近いところでって考慮はしてもらえるそうです。
お手当は、公務員ですからねー。とのこと。そんなに高くないんでしょうね。ありがとうございます。
最近は、採用されたら一生自衛官というわけではない、自衛官候補生というのもあって、2年程度の任期付って方もいるそうです。
そういう方は、任期後選抜試験に合格すれば、退官まで自衛官の道を歩むことになりますが、候補生は給与体系違うみたいですね。

ではてくてく歩いて基地ゲートへ。

途中、縦に長い塔のような建物と、水平に長い建物が合わさった、L字型の建物があります。
何の建物かというと、縦長はパラシュートを干す建物、横長はパラシュートをたたむ建物だそうです。
そして、パラシュートは人の手で畳まれていて、そういった人は異動もなくずっとパラシュート職人と化してひたすら干して畳んでいるそうです。
パラシュートは、人だけでなく、航空機の着地の際のエアブレーキとしても使われるので、結構パラシュート職人の出番はあるそうです。

基地内に何人くらいいるのか聞いてみました。
だいたい何人くらいというのは教えていただけましたが、防衛上の都合で公表はしていないそうなので書きません(笑)
第22飛行隊
尾翼についているマークは、規則で定められたものだそうで、勝手にできないそうです。とはいうものの隊で決めたデザインを登録して、それを使うといったようなことらしい。
第22飛行隊はもうないですが、今もある第21飛行隊と共に、部隊マークは第4航空団の「4」をモチーフにしたものとなっています。

というわけで、ゲートに戻ってきました。入場許可証を返却します。

最後に、twitterもフォローお願いしますねということでした。
中の人からのお願いです(笑)
では、ありがとうございましたー。
楽しかった
-14:40-
先に進みますか。
他の皆さんは、女性自衛官さんと門で記念撮影とかしていました(笑)
基地沿いに走る
県道247号から県道43号を走ります。

-14:50-
三陸道・矢本ICから再び高速に乗ります。
矢本ー
-14:45-
三陸道・石巻女川ICで降ります。
石巻日赤病院のそば
R398バイパスを走ります。
石巻市内はまだ仮設住宅残っていますね
バイパスは途中から県道234号に。
ここは前回まだ完成していなかった あっち走っていたもんなぁ
昔、バイパス沿いに並んでいた仮設住宅は、きれいになくなっていました。
石巻市にあった女川町の仮設住宅
そして海沿いに出て、R398を走ります。
あー!ファミマ無くなっている!
-15:10-
女川町に入ります。
ただいま女川
お宿「華夕美」前を通過します。
女川唯一の旅館
内海の万石浦を眺めながら走ります。
天気イマイチだね
万石浦の浦宿あたりでは、橋架ける工事していました。
山側に仮道路 なんのために橋いるのかな
一説によると、浦宿あたりの冠水が、震災後8年たっても解消されないので、スルーできる道をつくるのだとか。

ちょいと町道に入ります。

-15:15-
高政」女川本店・万石の里にやってきました。

お、「がんばっぺ女川」の看板が変わっていますねー。
昔な絵になっている 高政さん
女川のハマテラスにもありますが、ここでは笹かまの手焼き体験ができるのです。

お店の人に看板のこと聞いてみると、今年のGWに変わったそうです。
昔の女川の絵だということです。

家に笹かまを発送して、焼き笹かま体験します。
焼きますよ 震災後の女川
マリンパルがあった頃
もういいかな
くううー。
焼くとおいしいですねー。
この食べ方もいいなぁ。

次行きましょう。
町道走って、R398へ。
かさ上げして景色変わった
女川港が見えるあたりにやってきました。
雲が低い ハマテラスに行く 離島航路の桟橋の場所変わったのだ
-15:55-
女川駅前にやってきました。

「ハマテラス」行きますかね。
misenさんが、殻付きウニを食べたいようですが、探すとないですねー。だいたい8月中旬で終わってしまうようです。
ホタテはないかなと探すと、今年は貝毒出たので出荷できないそうです。
サンマは、女川ではまだ水揚げないみたいですし。
うーん。残念。

駅に行ってみよう。
女川駅
駅まで行って、「ゆぽっぽ」のお土産コーナーを見ていきました。
駅ホーム 振り返って海のほう
戻っていきますか。
平日は人少ないなぁ
ダンボルギーニももう閉まっていました。
残念
ひととおりハマテラスをみていきますが、この時間はもう閉まっている店多いですね(泣)

女川に勤めていた時にお世話になった会社に寄ってみます。
うろうろして、懐かしい顔にご挨拶。
社長がおられるということで、声かけていただいたらなんと社長応接に通されて、お茶まで出していただいて(笑)
派遣社員OBで社長応接でお茶いただいたのは、私が初めてかもということでした(笑)

町の復興具合を、女川のジョニーさんに車で案内してもらおうかということでしたが、いろいろ押しちゃったので、また今度。

-16:55-
時間もないので、地域医療センターからの定点観測も諦め、石巻に向かうことにしました。
では、皆さんまた後でー。
地域医療センター、なんか大規模工事していますしね。

R398を戻ります。
かさ上げして高くなった道路
-17:05-
女川町を離れます。
またねー
途中、渋滞になっちゃいます。
うーん。この時間はやっぱりだめだな。

ようやく渋滞を抜けて、旧北上川を渡ります。
橋の架け替え工事中 石ノ森萬画館
石ノ森キャラをみていきます。
星の子チョビン ロボコン 満点!
ロボコンのベンチ サイボーグ006 = 張々湖
石巻駅のほうに向かい、市道に入ります。

-17:30-
四釜商店」にやってきました。
ここは、酒の種類が豊富なんですよねー。
品ぞろえは抜群
日高見(弥助)、日高見(Daccha)、蔵王、黄金澤、綿屋、宮寒梅(AUTUMN)を2本ずつ四合瓶で購入。
前回、メガネ専用ってお酒あったので、あれ面白いなぁと思ったら出荷は10月からだそうです。残念。
大半は、お土産で配ります。気に入ったら、宮城のおいしいお酒を買ってみてくださいねってことで。
あと、一升瓶2本をお世話になっているお店へ直送(笑)

家に発送しておきました。

では宿へ。
駅前通りは街灯点いた
-17:50-
市道を走り、本日・明日のお宿、「石巻グランドホテル」にやってきました。

ふいー。疲れた。
おつかれヴィッツ 石巻グランドホテル
ひといきついたら、飲みにいかないと。

-18:20-
では、飲みに行きますか。
明日夜行く「寳來寿司」
そして一瞬で、いつもの「ごくう」にやってきました。
「ごくう」さん
お、一番乗りだった。
来た人から、セレクト土産を選んでもらいます。
あと、先日結婚した人には追加でプレゼントとか。

-18:30-
とりあえず来た人からででは宴会開始ー。
おつかれおつかれー
ジョニーさんとシュウちゃん
今回もD井ちゃんはHPに出演して、知名度を上げようとしています(笑)
ちなみに、フラッシュ炊いていないので、D井ちゃんはすべてブレています(笑)
刺身ー 刺身とD井ちゃん サラダとD井ちゃん
鶏唐揚げとD井ちゃん ホヤ酢とD井ちゃん ホヤ刺しとD井ちゃん
牛たの これなんだったっけ?とD井ちゃん 漬物とD井ちゃん
フライドポテトのケチャップとD井ちゃん 寿司とD井ちゃん
そんなわけで、飲んだものは撮っていません(笑)

とりあえず、1軒目終了。
次行こうということになり、キヨちゃんプロデュースで立町のスナックへ。
ステージで歌うキヨちゃん
しばらく飲んで、次行きますか。

-22:50-
締めに「南華園」にやってきました。

お、ジャージャー麺あるんだ。
汁ありジャージャー麺にしてみよう。
おーこれは初めて
おー。これはうまいなぁ。

ということで、てくてく歩いて宿に戻ります。
ごちそうさまでした
夕方も気づきましたが、石巻商工会議所が解体されて消えていました。
それと同時に、赤レンジャーもいない!どこに行ったのでしょうねぇ。
サイボーグ006 = 張々湖
帰り道、いろいろありましたが、皆さん、ありがとうございましたー。
「ごくう」は閉店
-24:00-
向かいのミニストップでアイスと水分買って、部屋に戻ってきました。
白くま
本日の走行距離 105km

関西よりは涼しいかなと思いましたが、結構こちらも暑いですね。
なにはともあれ、楽しく懐かしい人たちといっしょに飲むと、震災後のしんどい時を共に過ごしたので、このメンバーならまた面白いことできそうだなぁと実感します。
女川の復興は進んでいるほうですが、まだまだやること、やらなければいけないことは多くあると思います。
一歩一歩、進んでいけたらいいですね。

明日は岩手に足を伸ばして、また帰ってきますよ。
走行マップ 石巻マップ

2日目に続く→

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