RockzGoodsRoom > Outing > Outing2020 >

RockzGoodsRoom > PAST Contents > Car2020 >

 兵庫(狩場一酒造の蔵見学と猪肉堪能) (2020/02/09)

今年も、「秀月」でおなじみの、「狩場一酒造」さんの蔵開きのシーズンとなりました。
「狩場一酒造」さんでは、年にたった一日だけ蔵見学ができる日があります。
過去、何度か伺ったことがありますが、杜氏の藤井さんが高齢のためお辞めになってからは伺っていないです。
また行ってみたいなぁ。

そろそろDMが来るかなーと思いながら、facebookとかも覗いていました。

1月24日
お、DMが来ました。
今年は、2月9日(日)ですかー。
misenさんが前から行きたいと言っていたので、今年は連れて行ってあげますか。
早速電話します。
まだ1回目の枠は空きがあるようなので申し込みしました。

丹波の冬の味覚といえば、やっぱり猪肉、牡丹鍋ですねー。
今年も、「ささやま荘」で風呂入って、牡丹鍋食べるかー。と情報をネットで見ていると、昨年3月末で宿泊・浴場業務をやめて、食事処とするニュース記事が。
うーん。結構経営大変みたい。
同じ管理者の、篠山中心部にある、もと篠山町役場だった、「大正ロマン館」の売上分で赤字補填していたようですが、「大正ロマン館」も売り上げ落ちているらしいですね。

まぁ、食事やっているならいいでしょう。
と思っていたのですが、「ささやま荘」のHPが開かない。

うーん・・・。

さらに情報を探してみると、昨年8月末で閉館してしまった模様。
えー!!

仕方ない、他のところ探すか。
そういえば、焼き猪肉も以前食べて美味しかったので、それもやっているところないかな。
ググっていると、丹波篠山観光協会が推薦する、牡丹鍋の店舗ガイド、「ぼたの鍋ガイド」がありました。

ここを見て、よさげな「四旬」さんに行ってみることにしました。

2月5日
てことで、「四旬」さんに、牡丹鍋と、溶岩石焼猪肉を食べたいことで予約入れておきました。
こちらは、石焼焼肉は本業のお店なので、猪肉は、猟した新鮮なものを仕入れるようなので、常にあるとは限らないらしいので、予約したほうがいいようです。

てことで、当日となりました。

-07:30-
目覚めます。
今日はかなり寒いなぁ。

-08:45-
では行きますか。
オハヨーJADE
県道337号を北上します。
いい天気 宝塚で一番高いマンション
県道16号に入り、そしてR176へ。

廃線敷にハイキングですかね。集団で歩いていましたよ。
すんごい普通ないで立ちの一団でしたが
国道の拡幅工事も進んでいますね。
今年度末の拡幅は無理かな
道を挟んで、景観配慮前後の同じガソリンスタンドがあります。
左:景観配慮後
右:景観配慮前
山のほうは、昨夜は雪だったようですねー。
遠くは白い山
三田に入って、R176をずんずん走っていくと、前を走るヴィッツがタバコポイ捨てしていました。
いまだにそういうことやるやついるんだね
途中のコンビニで、ちょいとトイレ行きます。
屋根に雪積んだ車がきた
晴れてはいますが、雪がチラついていますねー。
遠くの山は雪模様
影になっているところは、少し雪が残っていますね。
積もるほどではなかったみたい
今年は雪不足なので、スキー場は喜んでいるでしょうねー。
山はうっすら雪 山には雪
舞鶴若狭道をくぐります。
明日はこの上走る
あー、奥のほうは雪まさに今降っていますね。
雪降っているぞー
R372に入ります。

-10:05-
狩場一酒造」さんにやってきました。
うっすら雪
蔵見学は10時半からが第1回ですが、もうすでにこの時間で、試飲で盛り上がっている人たちがいますねー。
菰樽 でかいの 四斗
空いているうちに、お酒買っておくか。
にごりと生酒買いました。
車に積んでおこう。

-10:30-
時間になり、御当主が出てこられました。
では、蔵見学スタートです。
横路地を進む
蔵のほうにやってきました。
右は御当主の居宅
左が蔵
酒林 色変わっていますね
まずは、蔵の前で御当主が説明です。
蔵ですよ 御当主
「狩場一酒造」は、1916年(大正5年)に「亀甲藤醸造」として創業しました。
亀甲は、当時縁起のいいものとして、醤油蔵や酒蔵でよく使われました。
創業者は、狩場藤蔵氏。
縁起の良い亀甲と、狩場藤蔵の一文字、藤をとって、「亀甲藤醸造」としたそうです。
その後、「狩場酒造場」に改名し、2年前に株式会社となった際に、「狩場一酒造」と改名しました。
レンガの煙突には「亀甲藤醸造」の文字
では蔵に入ります。
入口で、靴を消毒して、キャップをもらい、中へ。
今回も秀月ができるまでのボードがあります
藤井杜氏はもう現役引退しましたが、今は、藤井杜氏に指導を受けた蔵人であった竹内さんが、社員杜氏として酒造りを指揮しています。
竹内さん
肩書は、製造部長だったかな?

さて、秀月には、3種類のお米が使われています。
麹米として、山田錦と五百万石。掛米として日本晴ですね。

米麹の元になる米を麹米と呼びます。蒸した麹米に麹菌を付着させ繁殖させたものが米麹です。
醪(もろみ)を仕込む際に加える米のことを掛米と呼びます。蒸されて冷却後の掛米を、発酵中の醪の中に投入します。醪の中で溶けた掛米が、日本酒の原型になるのです。
山田錦の田んぼは西宮にあるって以前言っていたなぁ 仕込みは添・仲・留の三段仕込みが一般的です
甑から放冷機を通る工程を説明してくれます。
ボイラーからの105℃の蒸気で50分蒸します 放冷機で米麹は35℃ もろみは7〜15℃くらいに冷まします
では蔵へ。
昔は女人禁制だったらしい
入ると、おや?今回は階上へ。
あら。なんかきれいになっていますねー。

ここは・・・。あ、麹室だ。
3年ほど前に新しくしたそうです。
おおー
ここで「床もみ」するるのかー
こちらは、「中仕事」や「仕舞仕事」の場所 オール杉製
ここでの作業は、気温35℃くらいでするそうで、今日はその温度まで室内を上げていました。
暑いー
入隅は、すべて斜め部材で塞がれていますね。これは何か意味あるのかなぁ。
聞けばよかった。
なんだろね
この麹室は、富山(だったと思う)の大工さんに来てもらってつくったそうです。
天井に3箇所の空気窓があり、そこの開閉で温度調節をするそうです。

床もみをするところは、蒸米を山積みするので、そこだけ熱がこもって板の色が変わっていました。
おー
床もみのほうでは、湿度70%くらいだそうですが、中仕事のほうでは湿度50%程度にし、乾燥することで麹菌をより深く入れていくそうです。
水分が抜けたところに麹菌が入るってことらしい。

では階下へ。
醪が入っているタンクは、今はもうあと3つくらいしかないそうです。
並んだタンク
並ぶ画は壮観ですねー。
仕込タンク もと卸タンク
もと卸タンクは、酒母製造用タンクです。
もと(酒母)は、麹、仕込み水、蒸米を混ぜた状態で酵母を加え培養したものです。酵母を大量に培養したものってことですね。
2.57846L/mmのタンク
段を上がって、醪を見せてもらいます。
おー
発酵してガスが出ているので、頭突っ込まないでくださいねってことでした。
温度管理
温度管理は大変ですよね。
サーマルタンクとかある
もろみは、発酵中に熱を持つので、ある程度温度を下げてやる必要があるそうです。
それを機械的に管理できるのが、サーマルタンクという商品。

では、蔵を出て搾りの工程へ。

ちなみに、どなたかが質問していましたが、酵母はだいたいの酒で協会6号(だったと思う)を、吟醸系は協会9号をアンプルでって言っていたような・・・。
酒米いろいろ
ここ、狩場一酒造では、精米歩合は60%としているそうです。
40%削って、60%残すということです。
お米は、心白と言われる、デンプン質の部分を、タンパク質や脂質の部分が覆っています。
酒造りには、デンプン質が必要なので、覆っている部分を取ってやるのが精米となります。
タンパク質や脂質があると、雑味が出るといいますが、まぁ、造っている上でのバランスもあるでしょうから、精米歩合の数字が小さいほどいいってわけでもないです。

ちなみに、品評会などに出す酒は、精米歩合30%とかですが、御当主が言うには、8%くらいまでならできるそうです。
ただ、勢いよく削ると、米が熱で割れるそうなので、8%にするには2週間くらいかかるそうです。

圧搾機を見ます。
もう還暦は過ぎているという機械
いわゆる、吟醸搾機ってやつです。
布袋にもろみを入れ、自重で搾りだします。
こちらの酒粕は、圧縮して搾り取らないので、しっとりおいしいんですよね。
圧搾機 袋・鉄板を交互に そのあとホースを袋につないで下から入れていきます
袋と言っても、完全な袋ではく、布を折りたたのだものに、逆止弁のついたもろみの投入口があります。
イメージとしては、布団乾燥機の温風をためる袋みたいな感じかな。
酒袋
では、搾りたてを試飲です。
といっても、ドライバーなので飲めないので、misenさんが飲んでいました。
搾りたてー
今日搾った分ではないですが、酒粕ありました。
食べさせてもらえた(笑)
仕込み水も飲めましたよ。
仕込み水の入ったタンク
仕込み水は地下水です。
軟水だそうですよ。
全国的には軟水仕込みのほうが多いかもとのこと。ただ、軟水は、硬水より仕込みが難しいそうです。
灘は宮水で硬水ですね。

昔の酒蔵は、まず仕込み水を見つけ、そこに井戸をつくり、井戸を中心に酒蔵を建ていたそうです。
水を汲みだすのは井戸で人力でしたからね。

というわけで、見学終了です。
あら?火入れの説明がなかったなぁ(笑)
御当主のおうち
では行きますか。
R372から市道を抜けて、R176へ。
山白いな
県道299号に入ります。
あ ここのガソリンスタンドつぶれたのだ
舞鶴若狭道沿いに入ります。

-11:35-
四旬」さんにやってきました。
四旬と書いて「シーズン」
こちらは、食肉業界に長年携わっておられた店主が、1987年(昭和62年)にオープンしたお店です。
基本は石焼の焼肉屋さんですが、冬は、猪肉焼きや牡丹鍋もやっています。

店主おひとりで切り盛りされていますので、予約したほうが無難です。
そして、後から知りましたが、HTBの「おにぎりあたためますか」で、大泉洋、戸次重幸、佐藤麻美の豚一家が2009年に訪れていましたよ。

さて、12時頃伺いますねと予約していたので、まだ石が温まっていないようです。
まずは、猪肉石焼からですよ。
溶岩が温まるのを待つ
全席、掘りごたつですねー。
中央にはU字型のカウンターもあります。
お酒もいろいろありそう
まずは、猪肉の石焼の分が来ました。
ロースで出していただけました
そろそろ焼けますかねー。
焼いてみよう。
おおおー
これは・・・。うまい!!
焼く猪肉もいいですねー。

そして次は牡丹鍋です。
鍋も石です
猪肉がやってきましたよ。
牡丹の花のように盛るところから牡丹鍋
こちらもロースですよー。

これは、ノンアル飲むか。
DRY ZERO クリーミー
猪肉は、煮込めば煮込むほど柔らかくなります。
なので、まずはすべて鍋に投入し、沸騰したら野菜を投入します。
まだかなー
というわけで、できましたー。
いただきまーす。

おー、美味しい!!
味噌の味もいいですねー。

くああー。
丹波の冬の味覚だなぁ。
〆はうどん これがうまいのよ
くああー。
堪能しました。

焼き猪肉は、misenさん初めてだったそうですが、また食べたいとのことでした。
よかったよかった(笑)

では、デザートしよかな。

「四旬」さんの高速道路反対側へ。

-13:05-
諏訪園」さんにやってきました。
「諏訪園」さん
何食べようかなぁ。
最近は洋菓子もありますね。
チョコモンブランは持ち帰りで買う
ときめきいちご大福って面白いのがありました。
いつもの「いちご大福」にチョコレートをコーティング。スイスのアルペンミルクだけを使用したホワイトチョコと、カカオの香りとスイス産の最高級ミルクをブレンドしたクーベルチュールミルクチョコです。
ということ。これしよ。
あと、ブルーベリーチーズ大福もいきますか。
ときめきはホワイトとチョコを1個ずつ
はぁ。お茶もいただいて、ほっこりしますなぁ。

では、「玉川食品」さんで、ちょいと何かないか見ていきますか。
県道94号から県道299号、県道306号と走ります。
雪降りそう
県道49号を北上し、篠山城下へ。
篠山城のお堀
なんか今日は車多いですねー。
田園ホールで市民ミュージカルやっていたみたいです。

市営駐車場に停めて、てくてく行きます。
歩道きれいにするのかな 大書院の屋根にうっすら雪
大正ロマン館のまわりの床も剥がしていました。
大正ロマン館 デカポーくん
「ぼたの亭」の猪も健在です。
-13:50-
「玉川食品」さんに寄りました。
なんかあるかなーと見ていると、お、むかごがあった。
ということで、むかごをゲット。銀杏もあるかなぁと思いましたが、なかった模様。
「玉川食品」さんでした
続いて、お隣の「篠山食料品店」へ。
今日は日曜だから、自家製焼豚あるなぁ。
「篠山食料品店」さん あるよー わーい
てことで、焼豚も買いました。

では、帰路につきますかね。
篠山城
県道77号を走ります。
木造校舎の小学校
1937年(昭和12年)築
山の方は雪で白いですねー。
帰りはあっちのほう通るんだけどね
県道12号を走ります。
途中、雪が積もっていますねー。
おー テンション上がってくる いいぞー
スキー場に行く感じだなぁ 《クリックで動画再生》
"ゲレンデがとけるほど恋したい"広瀬香美
今年はスキー行けなかったな
県道68号から県道33号に入ります。
コークスクリューのところは改良中
そして、十万辻のダウンヒルです。
前詰まっているけど
県道337号から県道16号、そして県道337号を走ります。

-15:15-
帰宅しました。

本日の走行距離 108km

早速、諏訪園さんのチョコモンブランいただきますか。
AEROPRESSで淹れたコーヒーで
狩場一酒造さんは、藤井杜氏は引退しましたが、竹内さんに引き継がれ、おいしいお酒がこれからもつくられますね。
安心です。
酒蔵見学して、丹波の美味しい冬の味覚も味わって、楽しゅうございました。

明日は休暇でカニ行くので、さ、準備しなきゃ(笑)
走行マップ 篠山市街マップ

おでかけ一覧へ  記事一覧へ  「食は此処に有り」へ


■ RockzGoodsRoom  ■ Sitemap    Copyright(C) RockzGoodsRoom All Rights Reserved.