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後輩2人と行く、「大人のカニツアー」。今年はちょっとメンバーが違いますが、大人なカニツアーには間違いありません(笑) 今回は酒蔵巡りが中心となりましたよ。 1月30日 わが家のカニツアーに、民宿尾江さんに伺った際、帰りがけに次の年の予約していく人が多く、既に年末年始はだいぶん埋まってきていますよとのことだったので、勝手ながら「大人のカニツアー」を12月第1週に3名で予約していき、後輩たちには事後承諾(笑) 10月11日 尾江さんから連絡がきました。 LINEクーポンをつくったとのこと。 いろいろと値上がりしている中、本当にありがたいですね。 10月20日 尾江さんから連絡が来ました。 今日、急に「京都みりょく再発見の旅プロジェクト」の再開通知が来たそうです。 いわゆる旅行支援ですな。 宿泊対象が12月1日〜27日のよう。お!当てはまっているぞ。 尾江さん、お風呂の改修工事をしているそうで、リニューアルしたお風呂に入れるとのこと。 11月3日 後輩UEMが当日出張が入ってしまったらしい。 彼の分のキャンセルをお願いしたいとのことですが、ピンチヒッターを考えますか。 11月5日 いろいろ調整して、後輩むーちゃんのパパが同行することになりました。 ちなみに、むーちゃんパパは、私にとっては大先輩に当たる方です。 いやぁ。お久しぶりにお会いするなぁ。30年くらいぶりか? そろそろ予定考えないとなぁ。 むーちゃんパパはご高齢なので歩き回るのは避けるかな。 11月13日 本日より旅行支援の受付が始まったということで、尾江さんに連絡。 旅行支援の申し込みをしていただけました。 ちなみに、今年はセコガニがどんな感じか聞いたところ、1杯2,000円になるとのこと。 うーん。断念するか。帰りに「かに一番」で買って帰るか。 11月16日 ざっくり予定を後輩むーちゃんに提示。 概ねOKということで、予約できるものはしていくか。 毎年、ボジョレーヌーボーで部屋のみしていましたが、むーちゃんパパを含めた3人でワイン1本は厳しそうなので今回は持参をやめておきましょう。 11月18日 予約できるところはしておくか。 初日のランチの「ジェットストリーム」を予約。 メニューも決めておいて、渡辺水産魚と屋魚料理ランチメニュー数量限定 刺身で。 2日目のランチはイタリアンに行こうかとお店に電話をしたところ、予約はできるけど、その日はランチタイムにライブをするらしく、チャージ料2,000円がかかるらしい。 うーん。 というわけで、次の策として「ベリッタ」さんを予約。 そして、プラン一応完成ということでデータを後輩むーちゃんに送信しました。 初日に伺う「此の友酒造」さんに電話してみます。 ネットでは蔵見学ができるようですが、仕込み時期に入ったので無理な様子。 「田治米」さんにも電話してみます。 以前は蔵見学ができるという情報があり、コロナ禍でいったのやめていたのですが、もう復活しているかな。 しかし、仕込み時期に入っているでしょうね?ということで聞いてみるとやはりそのようで結局蔵見学はできません 。でも、蔵に行けば直売所はあるようです。 11月25日 スタッドレスタイヤに履き替え、タイヤチェーンなども積み込みます。 12月1日 いろいろやることがあったので、午後は休暇。 仕事帰りに、尾江さんへの手土産も仕入れて、ガソリンも満タンにしておきましょう。 日曜に帰宅後、misenさんの友人が来てカニパーティーするので、その準備もしたり。 12月2日(第1日) -06:30- 目覚めます。 そんなに寒くないのかなぁ。 準備します。 後輩むーちゃんにLINEしますが、既読にならないなぁ。 起きてるよね(笑) -07:30- では行きますか。 |
CIVICオハヨー |
県道337号を北上します。 |
阪神競馬場に向かうお馬のバス | いい天気です |
あ!クーラ−ボックスに保冷剤投入しておこうと思って、昨夜冷凍庫に入れたの持ってくるの忘れたよ。まぁいいか。 |
武庫川を渡る |
R176を走り、県道142号から、いちょう筋を走ります。 |
中国道をくぐる | いちょう筋 |
気温が低くなったからか、タイヤの空気圧モニターの電池がパワーダウンしているようですね。 |
3つLo表示 |
-07:55- R176旧道を少し走り、阪急・売布神社駅にやってきました。 |
駅前のピピアめふ |
むーちゃんパパと後輩むーちゃんをピックアップします。 むーちゃんパパ、約30年ぶりですねー。お元気そう。 では行きますよ。 来た道を戻ります。 -08:05- 一瞬R176を走り、中国道・宝塚ICから高速です。 |
宝塚ー | 本線そう混んでいない |
ようやくこの時期になって紅葉が観られますね。 |
12月ですよ |
しばらく走ると、渋滞の表示が。 なんだろう。事故かなぁ。 -08:15- 西宮山口JCTを渋滞の中、通過します。 |
西宮山口JCT | 渋滞中 |
その先、リニューアル工事で車線を絞っていました。 どうやら交通集中による渋滞だったようでそこを過ぎるとすんなり走れるようになりました。 -08:20- 神戸JCTを通過します。 |
山陽道には行かない |
-08:25- 吉川JCTで舞鶴若狭道に入ります。 |
吉川ー |
外は寒そうです。 |
1℃だそうです |
取締りの多いトンネルを通過します。 |
追尾よくしています |
-08:45- 舞鶴若狭道・春日ICで、無料高速の北近畿豊岡道に入ります。 |
春日ー | ここから先は無料 |
さて、このまま走って酒蔵まで行ってトイレなかったらこまるなぁ。 -09:00- 北近畿豊岡道・青垣ICで一旦降ります。 |
久しぶりに青垣で降りる |
一瞬県道7号を走り、すぐの道の駅「あおがき」に寄り、トイレ休憩にします。 |
道の駅です | 解説 |
懐かしい、丸いポストがありました。 |
現役だね |
お、山の芋売っているなぁ。 買おうかどうしようか悩みましたよ。 |
2kgとか3kgとか |
今回、後輩UEMがいないので、後輩むーちゃんに会計係をお願いすることにしました。 では行きますか。 -09:15- 県道7号を一瞬走り、北近畿豊岡道・青垣ICから乗ります。 |
再び青垣 |
-09:20- 有料区間の遠阪トンネルをくぐります。 |
トンネルに入ります | トンネルの中 | そして料金所 |
-09:25- 北近畿豊岡道・山東ICで降ります。 |
山東ー |
R427を走ります。 そしてR9を一瞬走り、梁瀬(矢名瀬)の集落の中へ。 |
街道筋はちょっと違う舗装 |
趣あるなぁ。 どうやら、現R9となる前、昭和30年代まではここがR9だったそうで、それより昔は但馬から丹波、京都、奈良へ続く山陰表街道だったそうです。 また、ここを起点に夜久野峠を越えて京都亀岡へ向かう山陰裏街道、西国巡礼者が姫路の書写山円教寺から天橋立成相寺をめざして歩いた、なりあい道としても知られています。 さて、ここ矢名瀬には、最盛期には6〜7軒の酒蔵があったそうですが、現在では近接して酒蔵が2軒あります。 「竹泉」の田治米と「但馬」の此の友酒造で、城崎温泉で泊まると、必ずこの2銘柄はありますねー。 昭和初期まであった6〜7軒の蔵は、太平洋戦争中の企業統制で田治米さんに統合しましたが、戦後、此の友酒造さんが株を買い戻して再独立したとのことです。 -09:30- 「此の友酒造」さんにやってきました。 1690年(元禄3年)の創業で、但馬の玄関口とも言える交通の要所にあり、豊岡藩主・京極氏が参勤交代で逗留する陣屋本陣も設けられていたそうです。 ご当主・木村家のルーツは、武田信玄の家臣、飯尾右京之進直利の次男で、武田氏滅亡の後、現在の加古川市に移り、木村姓となったそうです。 播州・播磨國(加古川)から武家の阿寒津市を慕って但馬に移住。屋号を加古屋として弟は竹田城の近くに、兄は矢名瀬で商いを始めたことが加古屋酒店の始まりだそうです。 その後、1988年(昭和63年)に現在の「此の友酒造」となりました。 入口のところに、直売所があります。 |
此の友酒造さん | 直売所 |
「おはようございますー」と中へ。 |
いろいろあります | 大吟醸酒きらびやか |
試飲ができるのか聞いてみると、有料試飲となるそうです。 後輩むーちゃん、むーちゃんパパに試飲をしてもらいます。 種類は多く、あるものなら試飲できるそうですね。 |
50ml 300円 | チャートあります |
ちょうど新種の仕込み時期で、まだ絞れていないものもあるそうです。 但馬強力って但馬産の酒米を使ったものがあるそうですが、今はまだ絞れていないとのこと。 |
但馬剛力は稲穂が長い |
いろいろお話をしていると、奥から作業服を着た女性が出てこられました。 あ、ひょっとして、蔵元の娘さんで但馬杜氏である勝原杜氏の弟子の木村有紗さんだったのかも。 蔵見学したかったのですが、新種の仕込みですもんねーということで断念。 いろいろお話をして、純米吟醸 但馬と、あ!前掛けがある!ということで、前掛けも購入。 御酒印帳ありますー。ということで、酒のラベルもいただきました。 |
御酒印帳登場 | ルーツの加古屋 | 糀あまさけ |
此の友酒造さんでは、全国新酒鑑評会で9年連続金賞を受賞したりと確かな日本酒造りをされる中、日本酒以外にも焼酎の醸造や、シェリー樽での貯蔵、果実リキュール開発などいろいろ手がけられています。 ありがとうございましたー。 帰る際には、「すごそこにもう1軒、田治米さんがありますので、よろあいければ寄って行ってくださいね」とのこと。切磋琢磨して地域でがんばる蔵ならではですねー。 |
作業されています |
では、ということで車に乗り込み、1分もせず到着です。 -09:50- 「田治米」さんにやってきました。 おー、なんかすごい大きなお屋敷だぞ。 |
おおー | 立派だなぁ | 竹泉です |
ちょうどここが、山陰裏街道・なりあい道が、山陰表街道と分岐する起点だそうです。道路原票があったようですが、見るの忘れていたなぁ。 こちらの田治米さんは、1702年(元禄15年)創業で、泉州・和泉國から酒づくりに適した水を探し求めて、この地に辿り着いたそうです。 ちなみに、田治米さんでは夜久野高原からの天然水を、此の友酒造さんでは、粟鹿山からの天然水をそれぞれ汲み上げそのまま使用しているそうです。水質はどちらもやや軟水ということですが、100mも離れていない2つの蔵の水が違う源流と言うことは不思議ですねー。 中に入って行くと、あ、なんかオシャレなスペースがある。 あ、ここ以前何かのニュースで見た、確か朝来市に来られているALTの先生とか、外国の方が集まって交流会とかしていたスペースだ。 壁際に瓶が並んでいますねー。 開口一番、「知っている竹泉と違うのばっかりあるー」と言ってしまいました。 |
いいねー | なんかサーバータンクみたいなのが |
事務所から蔵の方がこられました。 試飲できるのですか?と聞いてみたところ、できるそうです。 また、10L入りのタンクもあり、そこから量り売りもしていただけるそうです。 えー。それ面白そう。 壁に並んだ日本酒は、一般販売されているものではなく、蔵限定とのことです。 |
ひやおろしもいいなぁ | 量り売り価格表 |
てことで、後輩むーちゃんと、むーちゃんパパに試飲してもらいながら、いろいろお話を伺います。 こちらの蔵ではお米の味を生かす酒造りをしているとのこと。 |
五百万石 但馬剛力 | 生もとコウノトリ 五百万石 | コウノトリ山田錦 |
量り売りのものは、なかなか面白そうなラインアップです。 |
どんとこいって米 | キーケグドラフトって言うんだ | こちらは瓶売り |
あ、先ほどの此の友酒造さんでなかった、但馬強力を使ったお酒もありますねー。 種類も結構あります。試飲は、せっかくなので、10L樽からいただくことに。 10Lかぁ。一升瓶5本ほど。かなり飲み干すのに時間がかかりますね(笑) |
カウンター | 10Lタンク |
面白いグラスがありますねー。 日本酒用のグラスの模様。 とそこに、別のお客さんがお一人でお越しになり、蔵の方が「ごいっしょですか?」とのことですが、別ですよー。というわけで、別の蔵の方を呼びに行かれました。 結局、そのお客さんは買うものが既に決まっているようですぐ対応は終わったのですが、その間こちらがいろいろと質問とか、10Lのタンクの構造を聞いて、ビアサーバーの日本酒版なんだーということに感動していたりとか、酒グラスの話で盛り上がっていました。 すると、先ほどの別のお客さんを対応してられた蔵の方が事務所に戻らずこちらにこられて会話に参加。 この場所が、国際交流の場として活用されていたりという話とか、引き続きグラスの話とか。 |
こんなグラス欲しいなぁ | 2,200円かぁ |
このグラスは、口に運んだ時に香りも楽しめるようにと口の広いものにしたそうです。 これ、竹野酒造でも同じような(もっと大きかったけど)あったなぁ。 一応、業務用ということで販売されています。「専用のケースとかあるのですか?」と聞くとないそうです。おまけに薄いガラスなので、購入される方には、飲んだ後、酔っているうちには洗わないでくださいと注意するそうです。 蔵の方も洗う時はかなり真剣になるそうです。 10Lタンクは、帰宅後調べると槽口直詰生原酒 KEG DRAFTというものだそうです。 ヤブタ式で搾るそうですが、その搾りたての生原酒で、酵母が生きていて微発砲な状態を充填し樽詰め、真空保存したものだそうです。 特殊容器の輸入販売を手掛ける「クリップ・クリエイティブ」という会社とオランダのメーカーの協力を得て共同開発したようですね。 まさしく業務用生ビールサーバーの日本酒版だ。 このシステムを導入している飲食店や酒類販売店、意外と結構あるんですね。 キリンやアサヒ、サントリーのビアサーバーのように、そのうちマイスターの店とか認定されそう。 北梅マスター曰く、それはいかに分解洗浄をするかということだそうですけどね。 あ、これって、甲子園球場で生原酒サーバーを背負って日本盛の中原酒を販売していますが、中身はこのシステムだったりして。 で、買うのが決まりましたね。 どんとこい米を使ったサーバーのお酒にしよう。 で、みんな買うものが決まったところで、詰めていただく間に、蔵の方から「せっかくいろいろ聞いてくださるので、蔵見学はできないが、貯蔵庫なら見ていただけますよ」との提案が。 おおー!それは嬉しい! 見せていただくことに。 まずは、昭和初期の蔵の全景写真がありました。 |
おー |
立派な松の木がありますが、この木は創業当時からの木だそうです。ということは樹齢300年? |
これですか | 立派なお庭 | すごいねー |
では案内していただきます。 元々、敷地の中には川が通っていたそうです。 しかし、水害があって川を付け替えたのだとか。 |
竹泉 | ちょうど川が流れていたのがこのあたり | 耐震工事したそうです |
では、貯蔵庫を見せていただきます。 靴を履き替え、アルコール手消毒。入口の事務所?のようなところにおられた方に、会釈して、蔵の方についていきます。 田治米さんでは、2年熟成してから出荷するそうです。 火入れして、瓶に詰め熟成。その後出荷する際には再度出荷用の瓶に詰め替えてということだそうです。 タンク熟成は、空気に触れる面が多いので、変化するんでしょうねー。 基本的な考え方としては、秋に飲む「ひやおろし」がまろやかさ(熟成)が出て一番美味しいと言われることもあり、熟成することを是とする考えです。 加えて、竹泉は燗で美味しいお酒を目指していることからも、方向性が合っているのでしょうね。 |
タンクがずらり | 瓶熟成中 | おおー |
先ほどのバーカウンターのあるスペースに壁に並んでいた瓶は、瓶熟成しているものにラベルを貼ったということのようです。 それにしてもタンクの数がすごいですねー。 蔵の方が「小さな蔵ですが・・・。」と言われますが、いやいや、すごいですよ。 でも、熟成しているので、これがすべて売り上げにはならないとのこと。 あー、ウイスキーの樽熟成と同じ話ですね。 明治、大正、昭和のそれぞれの時期に蔵が建てられたそうですが、高さがまちまち。そこで、2階レベルで行き来できるよう、ジャッキアップして基礎の高さを調整したそうです。 すごいなぁ。 |
明治の蔵のほう | 大正のを上げた |
明治蔵 | ちょっと上げた |
種類によって、そのまま熟成できるものと、冷やす必要のものがあり、サーマルタンクも置かれていました。 米の味を引き出すことにこだわっているそうです。 「お酒の色は何色かわかりますか?」という話に。 薄い黄色ですよね。本来は。山吹色と表現することもあるそうです。 清酒=清い酒ということで、透明じゃないと傷んでいると思う人もいるそうなので、活性炭で脱色したりするのですが、こちらではしていません。風味も多少なりともいっしょに持って行かれるからだそうです。 冷蔵庫も見せていただきました。 庫内温度は−5℃。 今は減っているけどということですが、梅酒も冷凍庫内で熟成されていました。 |
冷蔵庫 | 梅酒だー |
昭和の時代まで使われていたでかいタンクもありました。 これ、銅製だー。日本酒蔵で銅のタンクって初めて見たけど、昭和のはじめごろまでは結構あったそうです。 |
パイプを通す壁穴 | 銅製タンク |
帰宅後調べてみると、銅製タンクは、江戸時代以来長らく使用されてきた木桶に代わる貯蔵用桶として登場したそうで、木材のように酒を吸ってしまわないということで金属製タンクに移行したそうです。 1926年(大正15年)にホーロータンクが開発されて昭和にかけて普及すると、太平洋戦争時に銅製タンクの多くは供出となったこともあり姿を消したようです。 日本酒造りでは、ホーロータンクが今なお主流ですが、技術的には製品の香味、色調に全く変化を与えず半永久的に寿命の長いグラスライニングタンクとか、強化プラスチックなどを吹き付けホーローよりも衝撃に強いプラスチックライニングタンクいうのもあるそうです。広義的にはホーロータンクといっしょなんですけどね。 いろいろ質問しながら、その答えに感動したり驚愕の声を挙げていると、さらに珍しいものを見せていただけるということに。 |
これだけ上げたのか |
明治蔵の2階に上がらせていただきます。 こちらには、昔の大きな木製樽が保管されていました。 でかーい。 |
人立ったまま入れますね | 梁がなんかすごい | 仕口加工していないので重ねているんだね |
このうちの一つを、先ほどのスペースの入り口にもこの樽のひとつを下ろして利用したそうです。 2階の床はそもそもなく、今はコンパネを敷いて床にしているだけとのことです。 古い酒瓶とかもありましたねー。 ということで、戻って行きます。 今更ながらですが、ご案内いただいた方、杜氏さん・・・。ではないですよね。 聞いてみると、やらり蔵元の方。杜氏さんは最初靴を履き替えた時に事務室のようなところにいらした男性だそうです。 いやぁ。いいもの見させていただきましたー。 ありがとうございます。 |
創業元禄15年 | 分厚い酒樽の底板 | 酒林と樽の入口 |
ここ、また来てみたいです。蔵開きや夏祭りも地域に開放して行っているそうです。 お支払いして、御酒印帳のラベルもいただき、おいとまします。 あー、要冷蔵の酒だなぁ。あとでコンビニで氷買うか。 とりあえず、YETIのクーラーボックスに入れておこう。 矢名瀬の街中を進みます。 |
趣あるね |
R427に出てきた道を戻ります。 あー、和田山方面に向かった方がコンビニあったかな。まぁいいか。 -10:50- 北近畿豊岡道・山東ICから無料高速です。 |
茶すり山古墳 見えない |
-10:55- 和田山JCTを通過します。 |
和田山ー |
-11:15- 北近畿豊岡道・但馬空港ICで終点となります。 |
延伸工事していますが今はここが終点 |
県道50号を但馬空港方面へ。 但馬空港って行ったことないという声が出たので、まだランチの予約時間には少し早いので、コウノトリ但馬空港に寄ってみることにしました。 -11:20- 「コウノトリ但馬空港」にやってきました。 結構駐車場いっぱいですねー。 ここ、大阪伊丹空港への1日2往復しか定期便はありません。 午前は9時半にやってきて、10時35分に飛んでいきます。 午後は17時半にやってきて、18時35分に飛んでいきます。 というわけで、お昼時は個人などの小型飛行機しか来ませんが、今日は天気もイマイチなので、隣接するスカイダイビングスクールも動きがなさそう。 駐車場は、ここまで乗ってきて大阪へのフライトの人たちなんだろうなぁ。無料だし。 敷地内には、エアーニッポンで運航されたYS-11(11A-500R型/YS-11の103号機)(JA8734)と、エアロコマンダー式680FL型(JA5197)の退役機がそれぞれ展示されています。 |
YS-11 | 兵庫県のマスコット はばタン |
以前来たときは後部から乗り込んだなぁ | リアビュー |
YS-11は、「但馬空港まるごと見せちゃいます企画」では中も見せていただけましたねー。 戦後、航空機開発をGHQの航空禁止令の布告により排除された日本は、1951年(昭和26年)のサンフランシスコ講和条約の発効による再独立後、日本企業による飛行機の運航や製造の禁止が一部解除されました。 1956年(昭和31年)に、「財団法人 輸送機設計研究協会」(輪研)が設立され、国内線用の旅客機開発が始まります。 輪研には、新三菱重工業、川崎航空機、富士重工業(現・SUBARU)、新明和工業、日本飛行機、昭和飛行機の機体メーカーと、住友金属(現・住友精密工業)、島津製作所、日本電気、東京芝浦電気(現・東芝)、三菱電機、東京航空計器の部品メーカー各社が参加しています。 設計者としては、零式艦上戦闘機(ゼロ戦)や雷電、烈風を設計した新三菱の堀越二郎、中島飛行機で一式戦闘機「隼」を設計した富士重工業の太田稔、川西航空機で二式大艇や紫電改(及び紫電)を設計した新明和工業の菊原静男、川崎航空機で三式戦闘機(飛燕)や五式戦闘機を設計した川崎重工業の土井武夫といった戦前の航空業界を支えた技術者が参加しています。 機種名であるYS-11の「YS」は、輸送機設計研究協会の「輸送機」と「設計」の頭文字「Y」と「S」をとったものだそうです。一方、「11」の最初の「1」は搭載を検討していたエンジンの候補にふられた番号で、実際に選定された「ダート10」の番号は「1」でした。 後ろの「1」は検討された機体仕様案の番号で、主翼の位置や面積によって数案が検討されていたそうです。 初飛行は1962年(昭和37年)で、うちの両親はこのあたりにYS-11に乗って宮崎へのフライトで新婚旅行に行ったようです。当時最先端だな。 1973年(昭和48年)に生産終了し、2006年(平成18年)には国内定期路線から完全引退しました。 |
エアロコマンダー | 解説 |
エアロコマンダーは、1940年代後半に開発された、アメリカのレシプロエンジン双発の軽飛行機シリーズで、1985年(昭和60年)まで生産されました。 名機エアロコマンダー680Fの胴体を約2m延長して10乗りコミュータ機にしたモデル、日本ではこの1機のみ。アメリカではジョンウェインの自家用機であったという噂もあります。 航空測量を専門とする航空会社としては国内最大手の共立航空撮影の社用機でした。1998年(平成10年)がラストフライトだったようですね。 |
滑走路です | やっちゃいけないこと | 今は静か |
ぐるっとYS-11を観ていきます。 |
いいねー | ロールスロイス・ダート10エンジンが収まる | なんかいろいろ圧抜くとか流し出すプラグ |
今でも数機世界のどこかで飛んでいるらしい | 解説 |
ちょっとターミナルビルの中にも入ってみましょうか。 お、多目的ホールで音が聞こえますね。 どうやら、今日はJAZZ&GOSPEL CONCERTがあるようです。いいなぁ。 |
JALがやっている御翔印 ANAファンなのでやらない |
夕方まで地上勤務はほぼない状態なので、チェックインカウンターもお手すき状態でした。 |
全但バスが委託受けているんですけどね |
但馬もいろいろ行ったな。 兵庫県って、南北に結構広いので、兵庫県民でも隅々まで行ったという人は実はあまりいないのですよね。 |
40市町は一応全部踏破しているぞ |
では、昼食行きますか。 -11:40- すぐそばの「ジェットストリーム」にやってきました。 |
久しぶりー |
中に入ると、予約席が多いですねー。よかった予約しておいて。 渡辺水産 魚と屋・魚料理ランチメニュー 数量限定 お刺身御膳でお願いしているので、待ちますよ。 しばし待つと来ましたー。 おー。お刺身すごいぞ。肉より魚にして正解だったかも。 |
おおーいいねー |
食後は別にコーヒーいただきました。 落ち着くなぁ。 |
メニューいろいろ | どこも人不足なんだろうなぁ |
では先に進みます。 県道713号を下って行き、県道242号へ。 R178を走ります。 -12:40- 途中のローソンに寄ります。 |
え?スーパーですか? |
ローソン豊岡下陰店ですが、どう見てもスーパーだなぁ。 帰宅後調べると、元々は「ガンピー愛彩館」という名のスーパーだったそうですが、閉店後しばらく放置され、その後そのままの建物がローソンになったようです。 ローソンアイスを購入し、クーラーボックスへ。 では引き続き進みます。 円山川を渡る -12:50- 京都府に入ります。 |
京都の北の端 |
ずんずん走っていきます。 |
熊野酒造 久美の浦 | ミラーに「かに一番」久美浜店のカニ見切れ |
久美浜交番は3階建のでかい交番です。 |
町村合併あったからね |
そのままR312、R428へと走ります。 市道を走って行き、竹野川を渡り、R312も横切り府道656号へ。 -13:30- 市道に入り、「白杉酒造」さんにやってきました。 あー、雨だー。 誰も傘を持っていないので、車載傘を使いますか。 |
おーステキ | 入口はこちら |
趣のある建物ですねー。ステキ。 こんにちはー。と中に入ると、一面に冷蔵庫。 なにやら普通の日本酒とは違う感じの瓶が並びます。 新酒は、純米無濾過生原酒ヴィブラントがあるそうです。白ブドウやマスカットを思わせるフルーティーな香りと爽やかな辛口が心地良いワイングラスに合う一本とのこと。 おー、これワインボトルだなぁ。 |
麹がいろいろ | ヴィブラント ワインみたい | 暁の蝙蝠 焼酎酵母仕込 |
試飲できますかー?と聞くと、どれでもできるそうですよ。 |
オーソドックスな白木久 |
白杉酒造さんは、1777年(安永6年)を創業とする、江戸時代から続く銘柄「白木久」を中心に造られています。「白木久」は、蔵名の「白杉」が「白瘁vと書くことに由来しているそうです。 2007年(平成19年)に先代の甥である現蔵元が引き継ぎ、同年には但馬杜氏の引退により蔵元杜氏としても務められています。 当初は、京都府奨励米の酒米・祝を全量使うことを目指していたそうですが、増量が困難な状況を迎えた際に食米である丹後産コシヒカリの酒をつくりだします。 2014年(平成26年)の仕込みからは食用米のみで酒造りを行う、日本で唯一の蔵となりました。 その味は、ワイングラスに合う日本酒として、ワインボトルを酒瓶として使ったものもあります。 他にもラベルに日本酒感がないのが多いですね。 いい意味で、期待を裏切られるラインナップです。 全量食米使用ということで、試行錯誤の連続で、そういう新たな試みの連続が瓶やラベルにも表れている感じがします。 ということで、後輩むーちゃん、むーちゃんパパに試飲をしてもらいます。 奥には、犬好き蔵元の犬用グッズの販売スペースがありました。 ありがとうございましたー。 |
奥は犬グッズを販売 | いろいろ受賞 | 酒林ならぬクリスマス飾り |
結果、最初に気になった純米無濾過生原酒ヴィブラントを購入。 御酒印帳あるのですが。と言うと、特に銘柄を決めたラベルを出しているのではなく、好きなのをくださるそうです。 おー、それならせっかくなので買ったヴィブラントのラベルをいただきます。 ひとつ問題が。このラベルは御酒印帳の紙面より大きいんですよねー。まぁまた考えるか。 |
なかなか面白かった |
では行きますか。 雨もほぼやみましたね。 |
虹が出ていました |
府道656号を北上します。 市道を経由して、R482へ。 そして、府道663号を北上し、市道へ。 -14:10- 道の駅「丹後王国 食のみやこ」にやってきました。 |
でかいカニはいなかった |
うーん。また雨だなぁ。 王国内の動物とかみがてらうろうろしてもいいなと思っていたのですが、結構降っていますね。 ちょっとお土産物をみたり。 お、向井酒造・伊根満開の酒粕がありました。おー。古代米使っているので、赤い酒粕ですねー。 |
赤飯みたい |
買おうか悩みましたが、ちょっと使いづらいかなということで断念。 |
雨やまないなぁ |
さて、このまま尾江さんに向かってしまうとちょっと早めに着きすぎてしまいますねぇ。 どうしよう。アミティ丹後まで行って、「野村克也ベースボールギャラリー」に行ってもいいかなと考えますが、そこでゆっくりすると今度は尾江さんのところに15時に着くのはちょっと難しそう。 時間的に中途半端なので、ちょっと遠回りして走っていくことにしました。 市道から府道53号を西へ。 そして、R178をのんびり走ります。 琴引浜のほうに向かいますよ。 -14:50- 「民宿 尾江」さんにやってきました。 ちょうど駐車場では、大将が若い男性と共にスタッドレスタイヤに履き替え作業をしていました。 コンプレッサーあるんですね。インパクトレンチ使っていましたよ。 すごいなぁ。車の台数多いからだそうです。 |
尾江さん |
ガラガラっと開け、「こんにちはー」一番客のようでした。 女将さん、お久しぶりですー。 部屋に通していただきます。 お土産をお渡しして、宿泊受付です。 「京都みりょく再発見の旅プロジェクト」の手続きで本人確認と、尾江さんのLINEクーポンも提示。 今日は旅行支援のクーポン、一人1,000円分あって、お土産に使ってもいいし、飲み物代に使ってもいいそうです。 相談した結果、飲み物代に使おうとなったので、3人分のクーポンを後輩むーちゃんのスマホに読み込ませておきます。 コロナも明けたので、風呂もトイレも使用制限はないようです。 SDGsもあって、歯ブラシはいる人の申請制、浴衣も廊下にあるものをとってくださいね方式に変わっていました。 あと大事なお知らせがひとつ。 浴場階層をしたのですが、その際にコンセントを仕込み忘れていたそうで、アイスクリーム用の冷凍庫を浴場そばに置けなくなったそうです。 えー!じゃなくなったの?と思いましたが、2階の部屋のそばの共用冷蔵庫の冷凍庫に入れてありますとのことでした。 よかったー。 では、風呂行きますか。 改修してきれいになりました。 場所的には、男湯と女湯が入れ替わったのかな。 ふいー。いい気持ちです。 風呂上りは、板場に寄って缶ビールをわけてもらって部屋へ。 風呂上りビールは美味いねぇ。 軽くおつまみは持参していました。 |
ビールとアイス | お茶菓子 |
のんびりしていると、次から次へとお客さん。 早目に到着していてよかったですね。 テレビ観ながら、ちょっと昼寝したり。 -17:55- さて、そろそろ夕食に行きますか。 1階に降ります。 お、今日は離れの部屋のようですね。初めての場所だ。 蟹フルコースで、小鉢、蟹刺し、蟹味噌刺身、湯で蟹1匹、蟹味噌甲羅焼き、焼きかに、蟹身入り茶碗蒸し、カニスキ(自家製出汁)、蟹天ぷら、蟹雑炊、漬物、デザートというラインナップ。 |
甲羅焼き | 茹で蟹 蟹刺し | 焼きかに&カニスキ用 |
むーちゃんパパは最初から熱燗とのことですが、後輩むーちゃんと2人で瓶ビールということでスタートです。 甲羅焼き、焼けてきましたねー。 茹で蟹の身を投入していただこう。 |
うまーい |
当然、この後、熱燗注いで甲羅酒も楽しみました。 |
蟹天ぷら | 蟹身入り茶碗蒸し |
飲み比べいきましょう。 1.2.3で。 |
7は飲まない予定 伊根満開 |
熊野酒造 久美の浦 竹野酒造 亀の尾蔵舞 木下酒造 雄町 |
焼きかにいきますよ。 |
焼いていきますよー |
お、感謝の気持ちの大将の一品登場です。 |
なんだろう白身魚はわかったけど 漬けです |
続いて飲み比べは4.5.6で。 |
白杉酒造 丹後のヒカリ ハクレイ 酒呑童子大辛口 琴引浜の白瀧 |
そしてその後は玉川の冷酒で |
カニスキもいきますよー。(撮っていなかった) 雑炊用に、お腹の身(グローブって行っていますけど)はさっと茹でて引き上げ、身をほぐします。 そして雑炊作成します。 これはこの20年以上常に私の仕事です(笑) |
まだかなー | 完成! |
自画自賛ですが、カニ身たっぷりでこれが美味いのよ。 最後に大将お手製のデザートです。 |
スッキリー |
おいしゅうございましたー。 部屋に戻ります。 むーちゃんパパの夜は早いので、まとめて早めに寝ることにしました。 外は雨のようですね。 明日朝は凍っていませんようにー。 本日の走行距離 206km 明日はお土産買いながらゆっくり帰りますよ。 天気回復してくれたらいいのですけどね。 明日も楽しく過ごせますようにー。 |
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