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建築家の前田由利さん代表を務める、「草屋根の会」の法人会員で草屋根の「土」でお世話になっている大林環境技術研究所の本社が完成しました。 設計は建築家・藤森照信先生。前田さんの一級建築士事務所YURI DESIGNが実施設計を担当、施工は法人会員のである、京都の片山工務店さんが請負ました。 2月7日 大林環境技術研究所の大林さんのご厚意により、草屋根の会でどこよりも先に建物を見学させていただく機会となり、その見学案内のメールがきました。 見学後は、ご近所で鯉料理もいただけるらしい。 というわけで、早速見学とランチ共に申し込み。 最寄り駅は、JR琵琶湖線・安土駅らしい。 電車で行くと、どれくら時間がかかるのか調べてみると、1時間に2本しか停まらない模様。 11時に集合だから、10時55分くらいに着くのではギリギリだな。 その前、10時25分くらいに着くので行くか。 それなら8時過ぎに家出たらいいかな。 3月10日 -07:00- 目覚める。 3月というのに寒いなぁ。昨日も雪降ったもんね。 -08:00- では行きますか。 てくてく歩いて、最寄りの阪急・小林駅から電車に乗ります。 予定より1本早いの乗れた。 |
小林駅 古い小さな駅 | 予定より1本早い |
阪急・西宮北口駅で乗り換え、阪急・大阪梅田駅へ。 -08:50- てくてく歩いて、JR大阪駅に。 |
大阪駅 |
あれ山陽本線の列車トラブルでダイヤが乱れまくっているなぁ。 どうしよう。 目の前に新快速いますね。 どう乗ったら大丈夫かを考えていたら、出ちゃいました。 うーん。次の快速に乗るか。 とりあえず、京都から向こうも乗り換えなしで行けるっぽい。 14分遅れというJR京都線・快速に乗ります。 |
快速 |
しかし、高槻駅までが快速で、その先は各駅停車ですか。 とりあえず乗っておこう。 |
新名神延伸工事中 |
京都駅を過ぎると、片山工務店さんの草屋根、「ブルーベリーハウス」があるのですが・・・。 |
わからないー |
山科駅を過ぎ、琵琶湖線に入りますが、JR西日本 列車運行情報アプリを見ながら乗っている列車の遅れ具合を確認しながら進んでいるところで、重大な事実を知ってしまいます。 今乗っているのは、野洲行き。そして安土駅はさらにその3つ先の駅。 なんだ、乗り換えやっぱりいるんだ。 こっちのほうは、車で来るものという意識があるので、実は在来線で来たのは生れてはじめてです。 「野洲行き」という列車はよく見ていましたが、野洲駅と安土駅の位置関係までは理解していませんでした。 |
琵琶湖の向こうの比叡山かな |
-10:05- というわけで、JR琵琶湖線・野洲駅で降り、次の各駅停車を待ちます。 今の間にトイレ行っておこう。 |
待ちます |
-10:25- 16分遅れということで、各駅停車がやってきました。 |
やれやれ |
-10:35- JR琵琶湖線・安土駅にやってきました。 |
安土ー |
お、今日の参加者の方、結構この列車に乗っておられた方多かったですね。 結局、予定していたのがそのまま遅れただけの結果になりました。 北口に出て、てくてく歩いて行きます。 |
あれだ! |
-10:40- 「大林環境技術研究所」本社にやってきました。 |
おー | ステキ | 藤森先生の直筆銘板 |
大林さんのところでは、「Eソイル」という、国産ヒノキ・スギ樹皮を表面活性処理し、特殊粉砕機を用い土壌へと加工したものがあります。 ヒノキやスギの樹皮には天然の殺菌力があり、腐敗せず長期間繊維を保つため、クッション性があり、高吸水性を保ち、土崩れしにくい、多目的環境保全型建築資材となっていて、これが草屋根の施工に使われています。 |
真ん中はトラックとか入るのでウインチ装備 | かわいい |
大林さんは、建築家・藤森照信先生の現場でも多く仕事をされていることから、今回本社建設にあたって設計をお願いされたとの経緯があります。 外観、かわいいですねー。 勾玉型の窓は、藤森先生のスケッチを基に、正確に拡大されたとのこと。 |
いいですねー | 青空になり映える | 手前の小山なめで |
建物は向かって右が事務所、左が倉庫となっていて、上部でつながっています。 その上に、通称「おにぎり」の屋根部分があり、そこが草屋根となっています。 3階の部屋から屋根に出られますよ。 |
ご近所さんはびっくりしただろうなぁ(笑) | おにぎりの上には松の木 |
縦でも撮ってみた | 青空に合う |
中に入らせていただきます。 なお、内部はまだ、ネットには出さないでねとのこと。 大林さん、設計の前田さん、施工の片山さんからいろいろとお話。 |
大林さん 片山さん 前田さん |
スケッチから設計図書に起こしていく際や、それを施工していく際の苦労話(笑)などもいろいろお聞きしました。 外壁の焼き杉は、700本も片山さんが焼いてつくったのだとか。 勾玉型の窓は、そんな形の窓を作るのはコストがかかるので、いろいろと苦労されたそうです。 和紙でつくった引き分けシェードも、その設置はアイデアの塊になっていました。 片山社長、すごいなぁ。 3階は、大林さんの昼寝部屋になるそうです(笑) 3階の窓から屋根に出れます。 |
屋根です 倉庫の上ですね |
まんなかのおにぎりのところにタラップで上れます。 |
そびえる松の木 | 鈴鹿のお山のほうが見えるのかな |
下から前田さんが皆さんの写真を撮っていました。 |
お約束ですね |
埼玉の、いずみ建設の大塚社長、お子さん抱えて草屋根見学。 きっとお子さんも草屋根好きになってくれることでしょう。 |
ほのぼの | おにぎり |
片山さんが屋根の上で記念撮影してくれます。 |
下がりすぎて落ちないでー |
庇がありますが、これもデザイン上の制約があったそうで、苦労されたそうです。 |
ふむ |
ここから、晴れていれば、ラ・コリーナも見えるそうです。 |
屋根の上が好きな人たち | 張り出しはメンテ用ですがそれでも怖いよね | 真ん中の通路部分は採光とれます |
おっと、もう12時になりますよ。 降りますか。 というわけで、1階に降り、外に出ていったの解散。 ここで帰られる方もおられますねー。 |
軒先は銅板かな | いいなぁ | 大林緑化でした |
-12:10- 昼食の時間になりましたので、見学は終了。 今後、まだ藤森先生のご意見でいろいろと修正は入るそうで、いつが「完成」となるのか不明とのことでした。 ちなみに、建築物としての建築確認の検査は既に終わっていますので、使用する上ではなんら問題はありません。 ランチ組はてくてく歩いていきます。 |
永楽通宝な安土町時代のマンホール |
-12:20- 「魚石」さんにやってきました。 |
魚石さん |
お店の前には、音堂川湧水があります。 織田信長の時代から続く湧水で、今でも生活用水として使われています。 伏流水が湧き出しているのですよね。不思議。 |
ほほう | 鯉がいます | 大林さんの説明 |
この鯉、後で聞くと誰のものでもないそうです。 |
すんごい水がきれい | 音堂川湧水です |
では、店内へ。 |
おじゃましますー |
2階のお座敷に上げさせてもらいます。 白木松花堂弁当に鯉こく、あと、会員の方のリクエストで、ビワマスもいただけることに。 ビワマスは、サケ目サケ科に属するサクラマスの亜種です。 他のサケ科魚類と同様に母川回帰本能を持つため、成魚は10月中旬〜11月下旬に琵琶湖北部を中心とする生まれた川に遡上し、産卵を行います。 稚魚は翌年の5月から6月に琵琶湖に下るとのこと。サケは海に出ますが、ビワマスは琵琶湖に出るのですね。 そんな琵琶湖の特有種であることから、ビワマス釣りは誰でも自由にできるわけではなく、滋賀県の琵琶湖海区漁業調整委員会による承認制となっているそうです。 現在では11月1日の受付開始から1900人に達した日までに応募のあった方が承認されるそうで、今シーズンは11月1日の受付および消印のあった方が承認され、すぐ受付終了という人気だそうです。 ここ最近は時期的にあまり捕れないそうですが、漁師さんに無理言って入荷できたとのこと。 |
ステキ | いいですねー | 鯉こく |
今夜は飲むので、昼間は控えておこうと思ったのですが、これは酒だなぁ。 |
七本槍 | というわけでいただきまーす |
ビワマスの絵皿は、尾形乾山倣色絵歌留多皿といって、上の句と下の句のお皿が一対となっています。 お隣の方と対になっていますよとのことでした。 尾形乾山は、尾形光琳の弟ですが、「倣」なので本物でなないでっすよ(笑) |
伊勢大輔 いにしへの 奈良の都の 八重桜 |
お隣の方の下の句は「けふ九重に にほひぬるかな」。百人一首ですねー。 ということで、美味しくいただきました。 鯉もまったく臭みもなく、驚きでした。 -14:20- 個別支払いとなったので、ちょっと時間がかかりましたね。 大将が、敷地内の湧水を見せてくださいました。 ここで鯉を泳がせて泥抜きしているそうです。 |
おー | こんこんと湧く |
大林さんも、昔は鯉を捕まえてきては風呂桶で2日間ほど泥を吐かせてから食べていたとのことでした。 そういう文化なんだよねー。 鮒寿司にしてもそうですし。 |
音堂川湧水の鯉 | 本当に水がきれい |
さて、1時間に2本しかれっさyは止まらないので、タイミングを逸しないように駅に向かいましょう。 てくてく歩いてJR安土駅へ。 |
織田信長像 |
時間が合ったら、駅前の「安土城郭資料館」に寄っていこうかと思っていたのですが、今からこのまま帰っても17時頃になるので、1本逃すと30分遅れは厳しいので断念しました。 |
ホームから見える |
-14:50- 列車がきました。 |
高槻から快速になる普通 |
帰りも、「ブルーベリーハウス」を探してみましたが・・・。 |
わからーん |
-15;35- JR京都駅に着きます。 新快速に乗り換えるか迷いましたが、このまま乗っておこう。 |
京都駅 | ハローキティとコラボした関空特急「はるか」扇 |
サントリー山崎蒸溜所の横を過ぎます。 |
また行きたいなぁ |
-16:20- JR大阪駅で降り、阪急電車に乗り換えます。 阪急・大阪梅田駅から神戸線に乗ります。 阪急・西宮北口駅で宝塚方面に乗り換え。 -16:55- 阪急・小林駅で降り、てくてく歩きます。 一旦帰宅。 やれやれです。 さて、ではご近所へ飲みに行きますか。 今日はちょっと早いけど、ホワイトデーも兼ねて。 -17:55- 「TRATTORIA SCAMMARO」さんにやってきました。 こちら、ちょうど今月でオープン4年ですね。 本当に歩いて行けるような地元の飲食は、ついつい行っちゃうのであまり行かなようにしているのですが、こちらは古典ナポリのイタリア料理ってことでオープン当初から気にはなっていたのですが、コロナもあってなかなか行けず、昨年6月にようやく伺えてからは、店に惚れてしまい、2〜3か月おきに、定期的にお伺いしています。 |
スカンマロさん |
スカンマロはナポリ語で痩せたとか乏しい食材などの意もあるそうですが、イタリア語和訳でも出てこず、日本語に訳すのは難しそう。 お店としては「身近にある庶民的な食材、料理」という意味で使われているようです。 スカンマロという料理もナポリにはあるそうです。 ナポリで四旬節(復活祭の前の肉食を絶つ期間)に食べた料理だそうで、ナポリ名物のパスタのフリッタータの、卵や動物性油脂を使わないパターンだそうです。 この料理は、ナポリでは料理研究家で食通として知られる偉人、ブオンヴィチーノ公のイッポリート・カヴァルカンティが考え出したと言われています。 ある神父の要望で、動物性の食材が入らなくても、満足できるような料理にしたとのこと。 イッポリート・カヴァルカンティは1787年ナポリ生まれの文人・料理研究家で、ナポリ料理の本としてはとても権威のある歴史的な本、1837年初版の「La Cucina teorico-pratica(理論的、実践的料理)」の著者として有名で、イタリア料理の歴史の中では重要な人物だそうです。 |
オススメワインの4番は売り切れたかな | 黒板メニュー | 季節のお勧めメニュー |
いつも思いますが、どれもこれも食べたいですね。 でもおなかには無限に入らないので、熟考してファーストオーダーです。 |
こじんまりして居心地のいい店内 |
ワインは、オススメを上から順に。 カンパーニャ州のファランギーナ種を使った、ラ・グアルディエンセのファランギーナ(白)です。 |
18:02 Janare Falanghina del Sannio |
ブルスケッタ アンチョビ |
ブルスケッタは美味しいので、倍量頼んでいます(笑) ワインいきます。 カンパーニャ州のコーダ・ディ・ヴォルペ種を使った、ヴァディアペルティのコーダ・ディ・ヴォルペ(白)です。 |
18:10 Vadiaperti Coda di Volpe |
ナポリ風スズキのマリネ |
後で、シェフがイタリアで修業した際のマンマ仕込のリモンチェッロも飲んでみたいな。 |
モンテネグロもあるなぁ | グラッパも気になる |
また最後に考えよう。 ワインも進みますよ。 カンパーニャ州のフィアーノ種を使った、テッレドーラ・ディ・パオロのカンポレ・フィアーノ・ディ・アヴェッリーノ(白)です。 |
魚介のフリッタータ | 18:27 Terredora di Paolo Campore Fiano di Avellino |
パルマ産生ハムと干し柿 へーゼルナッツ |
追加オーダーしますか。 そしてワインも飲みます。 赤にシフトしますよ。 カンパーニャ州のアリアーニコ種を使った、ラ・グアルディエンセのヤナーレ・サンニオ・アリアーニコ(赤)です。 |
18:45 Janare Sannio Aglianico |
プッタネスカ |
そしてワインが続きます。 エミリア・ロマーニャ州のバルベラ種とボナルダ種を使った、ラ・ストッパのトレッビオロ・ロッソ(赤)を飲んで、プーリア州のネーグロ・アマーロ種とカベルネ・ソーヴィニヨン種を使った、ジョバンニ・サルティのボルゴ・デゥラ・ロッカ(赤)でおすすめは全制覇です(笑) |
19:05 Trebbiolo Rosso |
19:37 Borgo della Rocca |
愛媛県産猪ウデ肉とオリーヴのウーミド |
オコゼと舌平目のフリットとか、小アジのスカベーチェとかも気になったけど、これ以上オーダーすると、ドルチェに行き着かないかなぁ。 |
19:59 ハウスワインの泡 |
ドルチェいきましょう。 |
20:05 自家製リモンチェッロ |
リモンチェッロは、ウォッカなどのホワイトスピリッツをベースにレモンの皮を漬け、その後取り出して砂糖水を加えて一定期間置いたものです。 食後酒ですよね。 そして、ドルチェはゼッポレ・サン・ジュゼッペです。 |
揚げシューですな それとアメリカーノで |
今日はシェフといろいろお話できて楽しかったー。 ジビエの話とかもできたし。 いやぁ美味しかったー。 パイと田舎パンもテイクアウトしておいとまします。 また来ますねー。 今日は朝からJRのダイヤの乱れでどうなることかと思いましたが、一日楽しく過ごせました。 明日からまたがんばらないと。 |
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