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 兵庫(第47回 草屋根の研究会) (2026/02/28)

建築家・前田由利さんが主宰する「草屋根の会」の活動の一環であり、「草屋根の研究会」が開催され、今回も運営側として参加しました。

第47回となる今回は、慶応義塾大学の井奥洪二教授をお招きし、地球温暖化とエネルギー問題をテーマにご講演いただくのと、昨年開催された大阪・関西万博で植栽を担当された法人会員の田中松壽園・田中武志社長と、大林環境技術研究所・大林 武彦社長に工事段階から開催期間中のお仕事についてご報告いただくという内容。

  

今回もハイブリット開催となり、zoom配信をお願いされたので機材持参で行きますか。

ハイブリッド講演の機器構成については前回までで概ねOKですが、再度見直しておこう。
というわけで、2月23日に家にあるもの全部繋いで試します。
結果としては、ビデオスイッチャーキャプチャーのスイッチ設定の確認ができたのと、ワイヤレスは2つまで、しかも様々な対応を考えると独立した2つ(レシーバー1つで2つのマイクではないほうがいい)として、システム図もようやく完成。

前夜は会社で飲み会。
その前の夜が家の前で夜間工事をしていて、あまり眠れなかったので、昨夜は酔いが結構きましたな。

-08:00-
目覚めます。
準備しだしますか。

当初は、阪急・神戸三宮駅で降りて、てくてく歩いてどこかで昼ごはんにしようかと考えていましたが、荷物が多いので断念し、阪急(高速神戸)・花隈駅まで乗ることに。
昼もいいや。

-11:25-
ゆっくり目に出発しますか。
今回からはバックパックに機材を押し込めるのはやめて、電子機器はバックパックに、ケーブルや三脚などは阪神タイガースファンクラブで以前もらったキャリーケースに入れて行くことにしました。

てくてく歩いていきます。

-11:40-
最寄りの阪急・小林駅から乗ります。
小林ー
阪急・西宮北口駅で神戸線に乗り換えます。
荷物多いし、駅構内での移動に時間がかかって目の前で特急乗れず。次のを待つか。
西宮車庫のほう
向かいのホームを見ると、「星のカービィー号」がいました。
3月17日までですよ
-12:20-
阪急(高速神戸)・花隈駅で降ります。
地下駅です
てくてく歩いて行きます。

-12:30-
こうべまちづくり会館」にやってきました。
久々ですな
ちょうど、「あつまれ!元町を愛する人たち美術展」というのを地下1階のギャラリーでやっていたので、観てみることにしました。
ほほう
階段を下りると受付があります。
受付横にキャリーバックを置かせてもらいます。

この美術展は、アートを通して元町や元町商店街周辺の魅力を再発見し、世代や立場を越えた交流の場をつくることを目的に2025年から始まった企画だそうで、今年は第2回となります。

ちょうど行ったときはゆったり観れましたが、しばらくすると奥の保育園の作品かなを観に来た親子連れ集団でたくさんになってきたので、早々に引き上げました。

作品はそれぞれ印象深く、元町愛にあふれていましたね。

1階でしばし事務局メンバーの到着を待ちます。

しばし待つと皆さんやってこられました。
まずは4階の受付に寄って、プロジェクター借りたり。
今日は6階の会議室です。

-13:00-
会場に入り、機材セッティングを始めます。

あ、ミニターする用に持ってきたタブレットに繋ぐイヤホン忘れた・・・。
音声モニターできないなぁ。
まぁいいか。テストで上手くいっていたのでできていると信じよう。

プロジェクターがなんだかハウリングを起こしていましたが、プロジェクターのスピーカーをオフにすることでクリア。

なんとか準備ができましたね。
音が気になるけど、モニターできないので、無事に配信出来ていることを祈りましょう。
準備完了
-14:00-
では、第47回 草屋根の研究会開始です。

まず、代表の前田由利さんからご挨拶。

実は、草屋根の会で大屋根リングを草屋根にしようという提案を万博事務局に出していたのですがそれは採用されず。
しかし、結局のとkろ、大屋根リングは緑化されたといういきさつがありますので、少なからず草屋根の会の影響力はあった・・・と信じたいですね。

そして、昨年開催された大阪・関西万博で植栽を担当された法人会員の田中松壽園・田中武志社長からのお話しです。
大林環境技術研究所・大林 武彦社長は直前に都合悪くなり、今回はお話しが伺えず。
田中社長
田中社長からは工事段階から開催期間中のお仕事についてご報告いただくという内容。
大屋根リングは、外周約2km、高さ約20m(外側)の「世界最大級の木造建築物」です。

植栽はしましたが、屋根として建設されたものではないので、防水はされていません。
植物は重量軽減のため土の代わりにリサイクル素材の軽量マットにポット植えされ、その植物廻りの土だけで生きていたとのこと。
したがって潅水などすれば余剰な水は下に落ちることもあり、それをマスコミが「雨漏り」などと報道したようですが、防水していないなら当たり前のことですよね。

その他、いろいろと苦労話や裏話をたくさん聞かせていただけました。

続いて、慶応義塾大学経済学部 井奥洪二教授の基調講演です。
井奥教授です
井奥先生は、経済学部の先生ですが、東北大学工学部・大学院環境科学研究科の教授もされており、専門は物質・材料科学、医工学、エネルギー・環境科学、文理連接学という、ちょっと経済学部とは離れたイメージの方です。

現在の研究テーマ「くらしといのちのデザイン」は、東日本大震災時に東北大学(仙台)に在籍しており、被災後の風景を眺めながら何のために大学教員になったのか、これから何をすべきなのか考え。年齢(当時50歳)を考えるとチャレンジできる最後のチャンスだと思い、挑戦の道を選択されたとのこと。
異分野連係・融合による新しい科学技術のかたちを模索されています。理科の教養のある文系人材の育成が必要とのこと。

学生時代から人工骨や再生医療用材料の創製に取り組んでおられたそうですが、東北大学大学院教授に就任時からは科学技術の内包するリスクに対し、文理融合によるリスク回避の可能性を考えるようになったことを発端とし、震災を機に、その後の復旧過程でリーダーに必要な条件について考えさせられたそうです。
皆が困っている時に先頭に立つ勇気、大局的にものごとを捉え速やかに具体的指示を出せる決断力、小さなことには動揺しないタフな精神力、困っている人に手を差し延べることのできる豊かな心、このような力と心のあるリーダーが現在の日本には必要とされていることから、日本の未来を創り、支えていくリーダーを育てることに全力を尽くしたいと思ったそうです。

そんなバックグランドがおありの中での、地球温暖化に関するお話しでした。

昨年7月の記録的高温の発生確率は、3.2%だったとのこと。これは温暖化が進んだ現在の確率ですが、温暖化無しと仮定した場合は0.0087%ということなので、恐ろしく確率が上がっていることがわかります。
1946年(昭和21年)の統計開始以降7月として1位の高温だったそうです。

一般的には18世紀中頃から始まった産業革命から地球の温暖化は始まったと言われますが、その影響により音楽や美術(印象派)も進歩したということもあります。
しかし、その進歩はエネルギー改革により成り立っていて、石油・石炭をはじめとする化石燃料の燃焼により成り立ち、燃えれば二酸化炭素(CO2)が発生します。
CO2濃度の世界平均は、産業革命前は278ppmでしたが、2024年では423.9ppmとなっています。
なぜ、278ppmとわかったかというと、南極大陸などの氷床からコアを抜き、その分析をした結果だそうです。
このままでは2100年にはCO2の増加で気温が約4℃上昇し、海洋酸性化が進むと気候変動政府間パネル(IPCC)で指摘されています。
IPCCは、気候変動を評価する主要な機関で、国連環境計画(UNEP)と世界気象機関(WMO)によって設立、気候変動の状態とそれが経済社会に及ぼす影響について明確な科学的見解を提供しています。

世界の平均気温が2℃上昇すると、昨年のような「極端な猛暑」が毎年の用の発生するとも言われています。
2015年(平成27年)COP21で締結された「パリ協定」では2020年以降の地球温暖化対策を定めています。
産業革命前からの世界の平均気温上昇を2℃未満に抑えさらに1.5℃未満を目指していますが。2℃上昇はCO2濃度の世界平均で表すと450ppm。現在423.9ppmなのでほぼ余裕なしです。
アメリカが返り咲いたトランプ政権でパリ協定から再離脱しましたが、どうなるやら・・・。

さらに、海洋酸性化の進行も問題だそうです。
大気中のCO2が海洋中に溶解していくのですが、海洋酸性化が進むと溶解が鈍り、温暖化が加速。また、溶解しきれず、大気へ放出されることもありまた温暖化が加速と悪循環。
で、温暖化により海水が熱膨張し、海面上昇の速度も年々上昇しているそうです。
パリ協定の目標、2℃未満で海面は最大6m上昇、1.5℃未満でも最大3m上昇なので、海辺の建物は水没してしまいますね。

海面水温の長期変傾向は、日本海側が高く推移しているそうです。太平洋側に比べ閉ざされているのにも原因があるのではとのこと。
そうだよね。海水温上昇で最近イカも釣れないもんなぁ。
そして、今世紀末には日本のほぼすべての砂浜が、大幅減少したり完全消滅するそうです。
須磨ビーチもなくなってしまうのかも。

もうひとつ、面白いのは温暖化によって北極海の氷が減少し、ジェット気流の輪が広がり、輪内部の寒気が赤道方向へ拡大するため、日本の冬の平均気温も過去10年間で低下しているそうです。
夏の気温は上がり、冬の気温は下がるということのようですね。

地球温暖化の現状についてレクチャーいただいた上で、未来に向けてエネルギーを考えるとして続き講義いただきます。

世界各国のCO2排出量、全世界約338億トンのうち、中国が31.4%、アメリカが13.6%と続き、日本は5位で2.9%だそうです。
これを人口一人あたりにすると、第1位はアメリカの13.8t/人、2位はロシアの11.3t/人で続く第3位が日本の7.8t/人だそうです。
総量1位の中国は日本に続き7.5t/人ということで、国民一人あたりでは、実は中国より日本のほうが排出しているという事実があるそうです。

日本の部門別CO2排出量割合では、エネルギー転換部門、すなわち火力発電として全体の38.3%を占めます。
エネルギー転換は、火力発電をやめるとすると、自然エネルギーか?ということになりますが、蓄電に難ありですし、では原子力かというと、政府は2040年までに原発を約40基稼働する予定としていますが、現在建設中を含め33基なので、あと10基程度新設するのでしょうか。
また、原子力は東日本大震災のような事故のリスクが高いことや、核廃棄物についても問題がありますね。

部門別では家庭部門でも4.5%あるので、全地球的な取り組みも必要ですが、家庭レベルでの省エネも大切ですよねということでした。

身近な省エネとしては、エアコンの上手な使い方が先生より提示されました。

1.1℃下げるよりも同温度で強風にする:50%省エネ
2.風向きを水平にする:30%省エネ
3.室外機に日陰をつくり温度を下げる、近くに物を置かない、周囲に打ち水をする(水をかけてはいけない)
4.空気のみの加熱・冷却なら数十分で十分だが、壁、天井、床の加熱・冷却に数時間を要する。3時間程度の外出ならONのままが得になる。

とのこと。
日本の電気は69%が火力発電(2023)なので省エネは二酸化炭素の排出削減に直結しますよとのことでした。

まとめとして、未来に向けてできることとしては、

大気と海洋は世界共通
地球温暖化、海洋酸性化、エネルギー問題は世界の協調が必要、目先の利益追求では解決しない

ということ、社会として

・再生可能エネルギーへ大幅な転換
・原子力は世代を超えた付き合い(廃炉、廃棄物)
・革新的な技術への投資 → 文・理の教養ある政治家を選ぶ
・革新的な社会への投資 → 文・理の教養ある政治家を選ぶ

個人として

・省エネ=暮らしかたの見直し

ということを言われていました。
井奥先生の語り口は、すごくソフトで人を説得する力があり、また内容もわかりやすく、文・理の異分野連係・融合をまさに目指されているなぁと思いました。

-16:30-
というわけで、草屋根の研究会終了です。

撤収作業しますか。
片付けはを手伝っていただきながら、撤収終了。

懇親会会場に移動します。

てくてく歩いて行きますよ。

-17:00-
「雅苑酒家」南京町本店にやってきました。
雅苑酒家さんです
2階に通されますよ。

全員揃いましたので、前田由利さんのご挨拶、法人会員の菅組・菅社長の乾杯の音頭で懇親会開始です。

本日は「フカヒレスープ付季節のお任せフルコース」だと思います。
雅苑特製前菜の盛り合わせ フルーツマイスターの自家製海老マヨ フカヒレスープ
季節の揚げ物 海鮮のXO醤炒め
途中で紹興酒にシフト。
ロックでチェイサーいただいて飲みます。

最初は2合でお願いしましたが、おかわり頼むとボトルがきました(笑)
古越龍山紹興酒3年
そして楽しくお話しながらいただきます。
淡路産玉ねぎとパプリカの酢豚 香港焼きそば 杏仁豆腐
-19:20-
ということで、懇親会終了です。
荷物多いし、2件目は行かず帰路につきます。
南京町の裏通り 中国雑貨屋さん
てくてく歩いて、阪急・神戸三宮駅に向かいます。
本通り 老祥記リニューアル中 南京町を出ます
-19:35-
阪急・神戸三宮駅から乗ります。

阪急・西宮駅で宝塚方面行に乗り換えます。

-20:05-
阪急・小林駅で降ります。

てくてく歩いて帰宅しましたよ。

今回の研究会は、田中松壽園さんの万博での裏話・苦労話もお聞きできましたし、井奥先生の内容も興味深いものでした。
環境問題って難しいですよね。利権絡むからなおさら・・・。
草屋根を省エネ、環境配慮でもっと国も目を向けてくれたらいいのになぁ。

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