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第1日(11/23) 第2日(11/24) 第3日(11/25)
11月25日(第3日) 残念だが今日は帰路つく。 でも、それまでは、アートを楽しめるだけ楽しんで、自分の中に何か得ていきたいなと思います。 -07:00- 目覚めます。 朝日がきれい。今日も晴れるようだ。 |
おはよう直島 |
-07:35- では、朝の散歩をして、そのままミュージアム・レストランに行くとしましょう。 まずは、朝の草間彌生の「南瓜」から。 昨日は人多かったし、光も悪かったので、不満だったのですよねー。 人がまばらなので、撮りまくりましたよ(笑) あっ、今回の写真は、アートもんはすべてFZ-50で撮っています。 まぁ、リサイズしてweb上でみたらいっしょだって話もありますが、個人で楽しむ分にはやっぱり他のデジカメよりきれいです。 |
朝の「南瓜」 | いい感じー | ああ南瓜何おもふ |
あとで本を読んで知ったのですが、この「南瓜」、以前台風の高波でヘタの部分が波にさらわれて、翌日漁師さんに助け出されたということがあったらしいです。 |
朝日を浴びていい感じ | どおりでヘタはボルトで固定だったのだ | 下から見上げで撮ってみた |
海沿いをてくてく歩きます。 ジョージ・リッキーの「三枚の正方形」は昨日と向きがかわっていました。風の影響ですかねー。 |
朝日を浴びる正方形 | あっフェリーだー |
さらに西のほうを見ると、昨日ミュージアムで見た絵と同じ風景が砂浜上にありました。 ジェニファー・バートレットの「黄色と黒のボート」という作品です。 浜辺にも黄色い船と黒い船が同じようにあります。作品同士がリンクしているようですね。 そして崖には杉本博司の「タイム・エクスポーズド 南太平洋、テアライ」がありました。 |
ミュージアムの絵と同じ景色 | あそこにも「タイム・エクスポーズド」が |
-07:55- てくてく歩いてベネッセハウス・ミュージアムに着きました。 |
ミュージアムです | いい感じ |
ミュージアム・レストランに入ります。 ここにはアンディ・ウォーホールの「フラワーズ」と杉本博司の「タイム・エクスポーズド」をみながら食事をすることができます。贅沢な気分でいただきますよー。 まずはフルーツがでてきました。 さらに、ジュースのセレクトです。グレープフルーツジュースにしましたよ。 プレートは、卵料理のスクランブルをセレクト、肉系はソーセージセレクトでいきました。 |
グレープフルーツは最後に食べてはいけません | ジュースと花 | スクランブルエッグたっぷりでおいしい |
パンもトーストとクロワッサンでおいしかったです。 食後はコーヒーでスッキリ。 久々にゆったりとした朝食で大満足した。 シャトルバスが来るまで外で景色を眺めます。 |
エントランス | 青い空とミュージアム | いいねー |
-08:40- シャトルバスに乗ってパークに戻ります。 ちょいと外から眺めてみます。 ジョージ・リッキーの「ペリスタイルIV」が展示しています。 これも「三枚の正方形」と同じく、風が吹くと動いて違った顔をのぞかせてくれます。 |
一晩暮らしたパーク | いい感じです | 「ペリスタイルIV」 |
中に入って、ミュージアムショップに行きました。 で、直島の本買っちゃいましたよー。作品目録とかも欲しかったのですが、やはり高いね・・・。 では部屋に戻りましょう。 この壁にも小さな作品があります。 |
三脚立てて撮りたいな | 須田悦弘作品 | ステキな雰囲気 |
部屋に戻って出発準備しますかね。 |
部屋の前の廊下 |
-09:30- チェックアウトです。 本村の「家プロジェクト」を見に行くのですが、南寺のところと、町役場のところに数台分の駐車場があるというのは聞いていましたが、ベネッセハウスのフロントで聞くところによると、この三連休はかなり車が多いということなので、10時の開館前に早い目に行っておこうということにしました。 -09:35- 早くも本村に到着。 南寺前の駐車場は、昨日、一昨日とやっていたお祭りの撤収で停められませんでした。 役場前の8台分駐車場に行くとまだあいていました!!ラッキー。無料だしね。 てことで、停めてとことこ歩いていきます。 「家プロジェクト」とは、1998年に始まった、直島の町を舞台とした常設のアートプロジェクトです。 本村地区で古い家屋を改修し、アーティストが家の空間そのものを作品化したプロジェクトを公開しています。 現在、7軒公開されていますが、ほとんどが10時スタートです。が、唯一、護王神社は時間制限がないので、護王神社にまず行くことにしました。 本村地区では、実際の表札とは別に、いわゆる「屋号」の表札があります。 どうも街全体で統一したものをつけているようですねー。なかなかいいです。 |
おおみやけさん | 酒屋さんもいにしえな感じ |
ファンタを飲むおじぞうさん | 普通の家にも屋号表札 おおうらやさん |
「家プロジェクト」の共通鑑賞券は、ベネッセ・ハウスで購入済です。 そのチケットに書いてある地図を頼りに、護王神社を目指します。 途中、高原城跡を通ります。 ちょっと高台で景色が見えました。 |
向島とかが見えます |
-09:45- 「護王神社」に到着しました。 ここは、「タイム・エクスポーズド」の杉本博司による神社です。 光学ガラスでつくられた階段がなんともいい感じです。 |
神社です | お白砂 | 階段は下の石室に続く |
狛犬さんも入れて | こんな感じの神社です |
では、次は近くの「角家」に行きますか。 |
護王神社の鳥居には石たくさん | 鳥居は昔からのなんだね |
-09:50- 「角屋」に到着です。 「角屋」は家プロジェクトの第1弾として完成しました。家屋は200年ほど前に建てられた本村でも大きな家の一つです。宮島達男の作品のうち「Sea of Time ’98」の制作には町の人々も参加したそうです。 10時に開くので待つことにしました。 |
角家です | 外観は普通のおうち |
こんな感じで | いろいろプレートついています |
-10:00- 開きました。 中は、水を張った室内にデジタルカウンターが動いています。 このカウンターの動くタイミングが、先ほど言った町の人たちが参加したものです。 てことで、こんな表現のしかたもあるんだーと思い出ます。 内部は写真撮影禁止なので、気になった人は実際に見に行ってください。 |
「角屋」でした |
続いて「南寺」に行きましょう。 -10:05- てくてく歩いて「南寺」に到着しました。 ここは、かつて実在していたお寺が人々の精神的な拠り所であったという記憶をとどめようとしています。内部のジェームズ・タレルの作品のサイズにあわせ、安藤忠雄が建物を設計したというものです。 この「南寺」は、新築であり、そして、安藤忠雄の建築の中では珍しい木造建築です。 |
「南寺」の案内プレート | 「南寺」です 寺には見えない外観です |
入る前に、説明を受けます。 ・内部は真っ暗なので、壁づたいに入って行く。 ・入ったら席に座り、前方を眺める。 ・5〜10分したら光が見えてくるので、手を自分の目の前にがさしてみる。 ・光が見えたら光のほうに進んでいってみる。 ・そして出てくる。 というものです。 係の人に案内されて中に入りますが、本当に真っ暗で、壁に手をあてながら歩かないとまったくわかりません。いや、本当に真っ暗で何もわかりません。 約10分座っていたら、前方に光が見えてきました。暗順応ですかね。今まで目の前が真っ暗だったのに、人の影とか、目の前にかざした自分の手が見えるようになりました。 すごい!!なんだか感動です。 光の方向に歩いていってみます。そうすると、スクリーンのようなものがありますが、手を伸ばしてみると、そこは光の充満した空間なんです。 すごい!!これはすごい!!感動です。 昨夜、「オープン・スカイ」で感動した、同じアーティストのジェームズ・タレルの作品なのです。 うわー。だめだ。ジェームズ・タレルの大ファンになってしまいましたよ。 暗闇に投げ込まれたから、目が慣れるまでどうすることもできないわけで、暗闇の恐怖ともなかば闘いながら座り続けるわけです。 それが光を見つけて、動くことができる。 ある意味、「光を知る」といったことが、宗教的なことにもつながるのでしょうね。 これ、本当にすごいですから、ぜひ体験してみてください。 感動のうちに「南寺」を後にします。 隣に公衆便所がありましたが、これもおもしろい構造になっていました。 |
便所の天井 |
-10:25- またまたてくてく歩いて、「はいしゃ」にやってきました。 ここは本当に歯医者さんだった家を使用したものです。 歯医者さんの子供が書いた落書きと、大竹伸朗のアートが融合していたりします。 中には、レンタルビデオ屋さんに飾られていた、でかい自由の女神が2フロアぶち抜きで立っていたりします(笑) |
「はいしゃ」です | うどん軽食とかの看板 |
6Fとか7Fとか | 三朝温泉の看板もついていた(笑) |
てくてく歩いて、直島町役場の前を通過していきます。 |
アートな町役場 |
-10:50- 「石橋」です。 ここは、「はいしゃ」と共にこの9月28日から公開された新しい家プロジェクトのひとつです。 |
中庭に石橋 | お庭 | いい感じです |
てくてく歩いていきます。 そういえば、屋号の表札の他に、暖簾をかけている家も結構多いです。 |
おもしろい暖簾 |
-11:05- 「碁会所」です。こちらも9月28日に公開開始のひとつです。 並びには「きんざ」がありますが、こちらは別途入館になるので今回は入れません。 「碁会所」の中では、ベネッセハウス・パークの通路の壁に小さいアートを展示していた須田悦弘の木製の椿が配置されていました。 「碁会所」の庭から「きんざ」の庭が見えたので撮ろうとしたら、だめだと言われました。 すいませーん。内部じゃないからいいと思ったのですけどね。 |
「碁会所」の入り口 | 「きんざ」と並んでいます |
んじゃ「きんざ」を除く6軒を一応見終わったので、昼食べますかね。 |
途中で見つけたカエルたち |
-11:15- 「カフェ・まるや」にやってきました。直島の魅力にとりつかれて、直島に住み着いた方がされているカフェらしいです。 でも、いたって普通のおうちです(笑) |
「カフェ・まるや」さん | やっていますよー | 普通の庭先な気がする |
靴脱いであがります。 何食べようかなー。 おとうふ入りのマイルドな まるやのカレーでいきましょう。 メニュー見ていたら、みんなヘルシーですねー。 いいことです。 |
メニュー | きましたカレー |
カレー、おいしくいただきました。 食べ終わる頃には、人が並んでいました。 いやぁ、しかし、今回はタイミングが抜群にいいですねー。 -11:40- ごちそうさまして、本村を離れることにしました。 次は、昼の「地中美術館」に行くのですが、その前に途中の宮浦港に、草間彌生の「赤かぼちゃ」を見にいきました。 これは、ベネッセハウスの前にある「南瓜」のあとにつくられた、世界最大のかぼちゃです(笑) 穴が開いていて、中に入ることもできますよ。 |
「赤かぼちゃ」です | 角度をかえて |
宮ノ浦港のフェリーターミナルもなかなかいい建物です。 これは安藤忠雄ではないのですけどね。 |
フェリーターミナルです | 台風きても大丈夫かな・・・ |
-12:10- てことで、「地中美術館」にきました。 昨日、ナイトプログラムを鑑賞した時のチケットに、ベネッセハウスでスタンプを押してもらったので、今日もそのまま見ることができます。 |
ここから先は撮影禁止 |
「地中美術館」は、クロード・モネ、ウォルター・デ・マリア、ジェームズ・タレルの三者だけを展示するという、なかなか画期的な安藤忠雄設計の、大部分が地中に埋没している美術館です。 クロード・モネの「睡蓮」があるというのにもびっくりですが、ジェームズ・タレルの昨夜みた「オープン・スカイ」の昼の顔、そして、「オープン・フィールド」にまた新たな驚きを得て、ここを後にします。 -13:00- まだフェリーの時間まではかなりあるのですが、乗りっぱぐれると大変なので宮ノ浦港に行きました。 15分前に出港したところなので、車は全然いませんよ。 しばらくすると、フェリーがやってきましたが、どうもあれは違うようですね。 |
ぽつりん | 何台きますかね | このフェリーは違います |
コーヒー飲んだり、外でのんびりしたりします。 こういう時間があるっていうのもいいですね。 さっきは気づきませんでしたが、「赤かぼちゃ」と共にそら豆のようなベンチもありましたよ。 |
ベンチもかわっています | 「赤かぼちゃ」とベンチ |
これが出てくれたらいいのに | 6脚1セットです |
ようやくチケットブースが開いたので、チケット買います。 Edixは2,410円です。 -14:20- 先に着いていた、高松行きのフェリーが出港しました。 その頃には宇野行きの車もかなりの数になっていましたよ。 |
高松行きばいばーい | 結構車たくさん |
-14:40- 宇野行きフェリーがきました。四国汽船ですよ。 ようやく乗れますねー。 |
きたきた | バイク そこは邪魔だと思うよ |
1番に乗れました。1番前に並んでいたから当然ですが(笑) 最後のほうは積み残しがあったようです。ちゃんと乗れてよかったー。 -14:55- 出港です。 |
さらば直島 またくるよ |
20分ほどの海の旅なので、一瞬で終了です。 -15:15- 宇野港に到着です。 |
ただいま本州 |
当然のことながら1番に出て走ります。 ここの港は覚えがあるので、ちゃんと迷わず帰る方向に走っていけますが、2番目のBMWはよくわかってなかったのか、ノロノロ走ったりして2台目からは渋滞していました(笑) 県道22号から県道45号と走ります。 |
山はすっかり秋ですねー |
児島湾大橋を渡ると、2日前に新岡山港へと曲がっていった交差点です。 ぐるーっと一周しましたね(笑) |
児島湾大橋渡る |
三連休最終日で混むだろうから高速多用で帰るとします。 R2を走り、途中で県道37号に入ります。 -16:20- 山陽道・山陽ICより高速に入ります。 |
夕日がまぶしい |
このあたりは渋滞はさすがにしていません。 -16:50- 山陽道・龍野西SAで休憩と給油です。 |
おつかれー |
おなかすいたので、角煮バーガーを買ったのですが、写真撮ろうとして中の角煮を地面に落としてしまい、失意で満たされてしまったのはここだけの話です。 では給油して帰ります。 考えたら、今回はじめての給油だな。 行きと同じ経路で帰ろうかと思い、姫路から播但連絡道を南下して、R2バイパスから第二神明に抜けようかと思いましたが、既に阪神高速が18km渋滞とか出ているので宝塚経由で帰ることにしました。 最初、山陽、中国とも渋滞表示出ていませんでしたが、結局神戸JCT手前から2kmの渋滞に。 まぁ、ここでこの程度で済んだらマシなほうかな。 -17:50- 渋滞最後尾に着けました。 |
ここから2kmで中国道 |
-18:15- ようやく中国道と合流です。 ここからまだ渋滞があるのは、2kmの内には含まれていませんが、いつものことなのでしかたないです。 |
まだまだだね |
-18:45- 宝塚トンネルでようやく流れだします。 |
宝塚トンネルー |
-18:50- 中国道・宝塚ICで降ります。 県道337号線・中津浜線を下っていきますが、意外とこちらは混んでいませんねー。 -19:30- 阪急西宮北口駅で解散です。 皆さんお疲れさまでしたー。 -20:00- 帰宅です。 本日の走行距離 234km 通算の走行距離 471km 結局、フェリー移動が結構時間食うから、直島滞在は正味の1日分ですね。やっぱりもっとゆっくり滞在したいなぁ。 でも、楽しかったからいいや。 すべてを見切ることはできなかったけど、それはまたリピートすることができるってことだと思いました。 〜エピローグ〜 最近、実は転職をちょっと考えたりとか自分の中でいろいろ揺れていた。 好きなことを仕事にできたらいいけど、好きなことは好きなこととして、自分の魂のよりどころというか、落ち着ける場所としたほうが、自分にとっては合っているのだろうなぁと思う。 今回、いろんなアートに触れて、昔学生の頃に水彩セットを持ってバイクで走って気に入った風景をスケッチしたりしたことになんか近い感覚が蘇ってきました。 昔ほどのんびり筆を構えてってことはできなくなったけど、思ったようにカメラで撮れて、おもしろく自分の思ったとおりの画がとれたりしたらいいなーとも思うようになりました。 レンズがどうとか、光がどうとか、プロ並にこだわるつもりも、入れ込もうとも思いませんが、そんなことで楽しめたらなーと思います。 音楽にせよ、絵画にせよ、芸術は人の感性を刺激します。 そんな心を忘れず、これからもいたいものですね。 アート三昧の旅は、本当に自分にプラスになったと思います。 またきっと、ぜひ行こう。 |
全体走行マップ |
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