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 京都(伏見で御酒印帳の酒蔵巡り) (2025/04/29〜30)

2日目はこちら→

御朱印帳ならぬ、御酒印帳というものがあります。(こちら
酒蔵を巡り、杜氏の熱い想いや酒蔵の歴史を感じ、酒造りの伝統と新たな魅力を発見してもらおうと、1845年(弘化2年)創業の、京都の紙卸商老舗の柿本商事が、減りつつある日本国内の紙の需要と、同じく需要が伸び悩んでいる日本酒との両者の需要を無理のない形で喚起していということで、賛同を得た蔵元と共に2017年(平成29年)にスタートさせたものです。

その存在は当時から知っていましたが、この手のものは手を付けだすと止まらないということを身をもって知っているので(100名城とか20タワーとか・・・道の駅とか)手を出さないでおこうと思っていたのですが、2023年に明石酒類醸造さんで御酒印帳の現物を見てしまい、そこから開始してしまいました。

その後、近くの蔵に行ってみたり、旅先でもコースの一部に取り入れていましたが、御酒印帳を使ったツアーを実施している旅行会社もあったり。
いろいろ調べていると、星野リゾートのOMO3京都東寺で、オリジナルの御酒印帳と、OMOのスタッフが実際に歩き編み出した伏見の酒蔵マップ「さんぽの秘伝書」もいただけるとのこと。

これいいなぁ。

misenさんの都合とあわせて考えると、4月30日に休暇とったら1泊2日でかなりの数の伏見の蔵を巡れるなぁということに。

2月21日
「星のリゾートOMO3京都東寺」を予約、「京都御酒印(ごしゅいん)たび〜伏見編〜」も申込んでおきました。
よくよく考えたら、今年初のお泊り旅だな。
昨年夏から父親の入退院の繰り返しと、現在は老健は言っていますが、そんなこんなでなかなか出かけられずじまいでしたなぁ。

当初は、酒を買い込んで重いので、車で行って帰るにしようかなと思っていたのですが、OMO3京都東寺は駐車場のないホテルです。
近隣のコインパーキングを予約するかなとも考えたのですが、電車移動して両日とも試飲しちゃおうということにしました。

まずは、マップにプロットしていくと、2日あると伏見にある御酒印帳登録蔵9か所をすべてまわれるプランニングはできそうですね。
ただ問題は、平日しか開いていない蔵も多いので、結構悩みます。

あと、東寺で夜飲むところも悩むなぁ。
日中の試飲も抑えておかないと(笑)

酒蔵見学、どの蔵でできるかなぁ。
月桂冠は記念館の見学がありますね。2週間前からの時間予約かぁ。
あと、いろいろ調べて見学できそうなところに電話かけて聞いてみたりしましたが、今はやっていないとか、10名以上からの受付とか。まぁ、観光用ではないので仕方ないですね。

3月23日
夕食の店を、「東寺のかえる食堂」さんに決め、電話で予約。

misenさんが、電車で行くなら、京とれいん雅楽か、PRiVACEに乗ってみたいとのこと。
雅楽は混み具合が未知数なので、座席指定のPRiVACEに乗ってみるか。

4月15日
まず、阪急電鉄のPRiVACEを予約。そして、月桂冠 大倉記念館の見学予約をします。

その後、GWのお休みの情報を得て修正したり、歩く経路をみていたら、御酒印帳の登録蔵以外の蔵もいくつかまわれそう。
そして、近代化産業遺産もあるなぁ。そこも寄れたら寄ろう。

13蔵寄りますな。四合瓶13本としても、なかなかな重さ。
これは、空のキャリーバックを引き連れていくか。

当日は、まずOMO3京都東寺に行き荷物を預かってもらい、「京都御酒印たび〜伏見編〜」のグッズとかもいただく。
その後、伏見へ移動して蔵を巡ることにします。

4月29日(第1日)
-07:00-
目覚めます。
準備しよう。

-08:35-
では行きますか。
てくてく歩いていきます。

-08:45-
阪急・小林駅から電車に乗ります。
小林駅 電車きました―
阪急・西宮北口駅で神戸線に乗り換えます。

阪急・大阪梅田駅で京都線に乗り換えます。
9号線から1号線に向かいます。
9号線まである大阪梅田駅
乗る、9時半発の特急がやってきました。
これです
全席指定というわけではなく、PRiVaceの車両は4両目のみです。
前日確認したところでは、予約状況はガラ空きでしたよ。しかし、大阪梅田駅に着いてから見てみると、ほぼ埋まっていました。
1本後なら全席埋まっていた 前日夕方は結構空いていた 当日見たら←の左半分だがかなり埋まっている
PRiVaceには最新の阪急2300系電車が使用されています。
ただ、今回乗った編成は、2300系の増備が進むまで、機器等の調整を施したうえで「PRiVACE」車両のみを暫定的に9300系に組み込んで運用する形態がとられているものでした。
PRiVaceの車両はラインが入っている 扉は一両中片側1か所のみ
清掃中
乗り込みます。
キャリーケースは、先着順で別途置いて置けるスペースがあります。
おーシート広い
リクライニングできるゆったり座れる幅広いシート、テーブルやドリンクホルダーもあり、快適に過ごせます。
+500円ですが、普通に移動だけでは乗らないでしょうけど、今回は旅の一環なので、こういう体験も一度はしておくといいですね。
アームレスト上げて テーブル出せます
ドリンクホルダーとポケット 読書灯
3号線には快速特急で、「京とれいん 雅洛」がいますね。
用途を感じさせる車両 外国の方が多く乗って写真撮ってた
-09:30-
阪急・大阪梅田駅を出発します。
《クリックで動画再生》
"銀河鉄道999"EXILE Feat. VERBAL
神戸線宝塚線も同時発車
PRiVACEは好調なのかこれまで1時間2〜3本だったのが、先月から3〜4本になったそうです。
ほほう
板チョコが見えました。
明治なるほどファクトリー大阪です
新名神本線の工事、高槻JCT〜八幡京田辺JCT間が進んでいますね。
今のところの開通予定は2027年だそうです。
これは府道・伏見柳谷高槻線 梶原トンネルあたりの構台 橋脚構築中
そして、サントリー山崎蒸溜所を見ていきます。
山崎また行きたいなぁ
-10:10-
阪急・烏丸駅で降ります。
PRiVACE、快適でしたー。

-10:15-
京都市営烏丸線・四条駅から地下鉄です。

-10:20-
京都市営烏丸線・京都駅で降ります。
京都ー
外国人多かった
-10:30-
近鉄京都線・京都駅から乗ります。

観光特急「あをによし」が停まっていました。
新造車両ではなく、1975年に製造され、エリザベス2世・エディンバラ公夫妻や昭和天皇・香淳皇后が乗車した、4両編成の12256Fを「あをによし」専用車に改造され、形式は19200系に変更されたとのこと。
おー カッコイイ 座席ライト
乗る急行列車がやってきました。
これに乗りますよ
-10:45-
近鉄京都線・東寺駅で降ります。

-10:50-
駅からすぐの、「星野リゾートOMO3京都東寺」にやってきました。
こちらです
キャリーバックを預け、「京都御酒印たび〜伏見編〜」の受付をします。
OMO3京都東寺限定のロゴの入った御酒印帳と、OMOのスタッフが実際に歩き編み出した伏見の酒蔵マップ「さんぽの秘伝書」をいただきますよ。
いいねーいいねー
では、散策にでかけましょう。
再び近鉄・東寺駅へ
-10:55-
近鉄京都線・東寺駅から橿原方面へ。
近鉄8000系 60年選手だな
-11:10-
近鉄京都線・桃山御陵前駅で降ります。

京都は道がたくさんあって後で自分がどう歩いたかわからなくなるので、eTrexでGPSを拾いながら歩くことにしました。
てくてく歩いていきます。
京阪バス発祥の地 前身は桃山自動車(株)だったそうな
京阪本線を渡ります。
京阪・伏見桃山駅のところ
伏見大手筋商店街を進みます。
日本酒のまち伏見 伏見は港町なんだね
海に面していなくても、川を利用して運送手段とすることはできます。
事実、伏見も宇治川沿いに、1594年(文禄3年)に豊臣秀吉が伏見城を築造する際につくられた河川港であり、大阪との水運の拠点となりました。

竹中町通を南下し、油掛通から本材木町通に入ると、蔵のある風景になってきます。

後で来る、「山本本家」にある、伏見の名水、「白菊水」がありました。
「鳥せい」は山本本家直営店 白菊水の解説 色々あって今は一般の給水はできないみたい
伏見はかつて「伏水」と記されていたように昔から良質の地下水に恵まれてきました。
天下人・豊臣秀吉が伏見城内に「金名水」、「銀名水」と呼ばれる井戸を掘り、お茶会を催した時に使ったといわれています。
かつて伏見の町には七名水(七ツ井)と呼ばれる井戸がありました。このうち白菊水、常磐井水、竹中清水、御香水の4つは現在もわき出ており、この白菊水は、今も山本本家の酒造りに使われています。
花崗岩が多くを占める伏見の地層からわき出す水は、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分を適度に含んだ中硬水です。
この中硬水は、硬水を使った時に比べ酵母の発酵が緩やかになることから、伏見の酒の特徴であるきめ細やかな優しい味わいとなります。
一方、灘の酒は、「宮水」に言われるように硬度が高く、カリウムやリンの含有量が多く、鉄分が少ない硬水です。
「灘の男酒」、「伏見の女酒」と言われますね。
月桂冠の蔵を改装した飲食店「月の蔵人」 月桂冠の直営
「月桂冠 大倉記念館」の見学予約をしていたのですが、11時45分で予約していました。
半時間弱まだ時間がありますね。
伏見銘酒協同組合
伏見銘酒協同組合は、山本本家、鶴正酒造、向島酒造、豊澤本店、平和酒造の伝統ある老舗酒造5社が共同出資で醸造工場を営んでいる、日本酒業界としては日本で初めてのスタイルの協同組合です。

ということは、 山本本家さんもここで造って、酒蔵直売店で販売しているってことでしょうか。
月桂冠本社 大倉のほう 焼き杉壁
豊臣秀吉によって開かれた伏見港は、秀吉の没後、天下を掌握した徳川家康が伏見城にとどまり政権を整える中、経済拠点として発展します。
伏見が港町として整備されていくなか、御朱印船貿易で活躍していた角倉了以が徳川家康に水路の開削を願い出ます。
そして、京都と大坂を水運で結ぶ壮大な計画から生まれたのが「高瀬川」で、1614年(慶長19年)の開通以降、伏見港に船が集中するようになり、その中継地である伏見は京の都の南の玄関口としてさらに大きく発展したのでした。
月桂冠 大倉記念館前を一旦素通り
江戸時代が終わり、明治時代には鉄道等の陸路の整備が進み、伏見港の幕は降ろされますが、かつて活躍した十石舟、三十石舟が復元され観光船として運行されています。

というわけで、月桂冠のすぐ南には十石舟の乗り場があるので見に行ってみます。
弁天橋です
そばには、伏見七名水のひとつ、閼伽水がある長建寺がありますよ。
閼伽水は、功徳水とも呼ばれており仏に供えられる水のことで、酒造りに使われる水ではないです。
濠川に架かる橋は弁天橋で、長建寺のご本尊が弁財天であることからでしょうね。
濠川
川沿いに降りてみます。
十石船です 弁天橋
横には、大雨時に流れてくる、大きな横引の雨水管がありました。
通行注意 これかー
雨の時はさぞ雨水が流れ出すのでしょうね。
宇治川派流域の歴史 濠川の十石船でした
戻っていきます。

-11:25-
月桂冠 大倉記念館」にやってきました。
月桂冠 大倉記念館です
月桂冠は、1637年(寛永14年)に初代・大倉治右衛門が、笠置から伏見に出て「笠置屋」という屋号で創業しました。
1867年(慶応4年)の鳥羽・伏見の戦いで酒蔵などが被害を受けますが、本宅は被害を被らずに廃業を免れ、明治時代以降に全国的な清酒メーカーとして発展しました。
いち早く酒造りに科学技術を導入し、樽詰全盛の時代に防腐剤なしの瓶詰を発売しました。
1910年(明治43年)にはコップ付の「大倉式猪口付ビン」を開発し「駅売り酒」として販売、月桂冠が広く知られるようになりました。

大倉記念館は、1909年(明治42年))に建てられた大倉を改装し、創業350年にあたる1987年(昭和62年)に開設された、伏見の酒造りと月桂冠をテーマとする博物館です。
ここは近代化産業遺産でもあります。
昨年2月末にリニューアルオープンしたそうです。

まだ少し時間があるので、先にブランドショップで少し買い物します。
普段は見ない月桂冠のラインナップ 復刻駅売り酒
そして、御酒印帳を見せてラベルをいただきます。
月桂冠レトロボトル吟醸酒を買いましたよ。
バックパックに入れておきましょう。
月桂冠レトロボトル吟醸酒
記念館の受付をしましょう。
入館料は600円ですが、3種類のきき酒付です。

-11:30-
見学予約の時間は11時45分ですが、ちょうど30分開始のグループがホールで動画を見だしたところで、空きがあるようなので15分前倒しで参加できることになりました。
動画です
月桂冠は、灘の白鶴酒造とともに日本最大の酒造メーカーですが、一部昔ながらの造りもしています。
洗米・浸漬や、仕込み、搾りも袋吊りといったようなものもつくっています。
が、大部分は工業化した酒造りですね。
ただし、出来上がりに関しては人による官能試験を経て出荷されるようです。

動画が終わり、展示を見ていきます。
まずは南展示室から。
月桂冠の歴史
こちらの収蔵物も、建物同様に近代化産業遺産に指定されています。
一斗瓶(10升) 絵った位に防腐剤含まずのポスター
笠置屋の頃の資料もありますね。
1596年(文禄5年)の伏見城下 笠置屋の印籠とか
伏見の造り酒蔵は、明治初期には壊滅的になっていました。
1657年(明暦3年)には83蔵
1868年(明治元年)には2蔵
明治元年の蔵数は鳥羽伏見の戦いの影響もあったんだろうなぁ
月桂冠も、先に書いたように鳥羽伏見の戦いの影響を受けましたが、廃業にまで追い込まれることはなかったようです。
大倉家本宅と内蔵の模型 大正期に撮影された大倉家本宅
「大倉式猪口付ビン」の実物がありました。
これは列車で売れるね デザイナーを起用しての商品開発だったんだ
内庭の庭園にも出れますよ。
築山があります 向こうは内蔵酒造場かな 蹲があります
中に戻ります。
初代・大倉酒造研究所の模型がありました。
今はもうないようです
過去の失敗をフィードバックする、「注意帳」というのがありました。
「失敗を繰り返さざるよう注意すべき事項」「失念しやすき件」「将来改善を要する件」などの項目が記されているそうです。
ある意味フェイルセーフだな
1921年(大正10年)の注意帳です
1927年(昭和2年)建設の鉄筋コンクリート造の昭和蔵 昭和天皇即位の御大礼に納入された御用酒
北展示室に入ります。
酒米いろいろ
山田錦は稲穂長いですねー。

昔の酒造り道具もあります。
室の断面 醪桶 菰樽をつくる様子
きき酒をいただきます。
今日はランチも入れると昼間のうちに6回飲む機会があります。
夕食もあるので、控えめに飲んでいかないと危ないですねー。
和らぎ水として、仕込みで使う井戸水もいただけます。
10種類ある
コインサーバー式で試飲できます。
2人で6種類セレクトしていただきます。
クリスタルな桝
まずは京しぼり祝米大吟醸と果月生詰です。
辛口淡麗系の京しぼり祝米大吟醸 メロンのような味わいの果月生詰
次は、プラムワインと笠置屋山田錦大吟醸です。
日本酒とは違うのかなプラムワイン 精米歩合35%の大吟醸 プラムワインは古酒のような色
外国の方がおられました。
蔵人なのかなぁ。
その方によると、プラムワインはやはり日本酒とは違うようですね。
コインサーバー
最後は、鳳凰純米大吟醸と特選(本醸造)です。
辛口濃厚な精米歩合50%の山田錦と五百万石のブレンド ハズレのないオーソドックスタイプ
いやぁ。楽しいなぁ。
仕込水「さかみづ」
美味しくいただいて、中庭に出ます。
かつてはこの中庭では発酵用の酒桶を並べ、天日で干して乾燥させていたそうです。

内蔵酒造場がありますが、内部は非公開です。
この中で、最初に見た動画のような、昔ながらの酒造りをしているそうです。
内蔵酒造場 酒林があります 大倉記念館
次行きますよ。

月桂冠旧本社前を通っていきます。
こちらも近代化産業遺産となっています。
現在は、「伏見夢百衆」として喫茶・土産販売・観光案内所を運営しています。
月桂冠旧本社「伏見夢百衆」
黄桜の直営飲食店の「キザクラカッパカントリー」がありました。
黄桜の旧本店蔵を利用しています。
黄桜は、以前、横大路下三栖の黄桜伏水蔵に行ったことがあるので、今回はスルーです。
キザクラカッパカントリー
竜馬通りを北上していきます。
竜馬通り
-12:15-
家守堂」さんにやってきました。
おー
こちらは、明治時代から続くお茶屋「安本茶舗」の店舗兼住宅だった京町家を改装し、2019年(令和元年)にオープンしたクラフトビールと日本茶のお店です。
ブリューパブ(醸造所併設のビアパブ)ですが、一角では今でも安本さんの茶葉販売もされています。
ビール種類豊富 何するかなー
ランチプレート、ハウスビール4種テイスティングセットでいきましょう。
misenさんは、京都初のジン専門蒸溜所、京都蒸留所がつくる「季の美」を試してみるそうです。
タンクが並んでいる いいねー
まずはビールが来ました。
おーステキ 見るからに違うぞ 茶かぶき Gold Experience 牛ごろし Tiger Kick
そしてジンも来ました。
季の美をまずはロックで
そして、ランチプレートも来ました。
ステキ オードブル10種類とバゲット
ビールの追加を言いそうになりましたが、まだ試飲が続くのでやめておこう。

美味しくいただきましたー。
「京都御酒印たび」の「さんぽの秘伝書」の家守堂さんがあるので、聞いてみると、日本酒蔵ではないですが、ラベルをいただけるそうです。
ビール タップが並ぶ
ただ、そんなにニーズがないのか、なかなかラベルが出てきません(笑)
お待たせしたのでってことで、2種類もいただけました。
misenさんは安本茶舗で茶筅をお買い上げでした。

次行きましょう。
「家守堂」さんでした
てくてく歩いて行きます。
油掛通を西へ。そして南へ抜けていきます。

-13:00-
京姫酒造」さんにやってきました。
1918年(大正7年)に岡本酒造として発足しました。
1974年(昭和49年)に世界鷹酒造に、そして1997年(平成9年)に京姫酒造と社名変更をしながらも、品質第一主義をモットーに酒造りに取り組んでいるそうです。
こちらは、御酒印帳登録蔵ですが、販売所はないので外観見学のみです。
どのみち今日はお休みっぽい
大手筋商店街も「吟醸酒房 油長」でラベルを授かれるとのことなので、後で行きますよ。

では次へ。

近代化産業遺産の「伏見三十石舟」の乗り場がある京橋の前を通ります。
京橋から見た濠川
ここは、伏見口の戦い激戦地跡にもなっています。
伏見港の中心がこのあたりだったそうです。
激戦地跡の碑 解説
幕末の1868年(慶応4年)1月2日、鳥羽伏見の戦いが始まる前日夕刻、会津藩の先鋒隊約200名が大坂から船で伏見京橋に上陸。ここに伏見御堂を宿陣として戦いました。伏見奉行所に陣を置いた幕府軍や新選組が民家に火を放ちながら淀方面へ敗走したので、このあたりの多くの民家が焼かれ、大きな被害を受けました。

とあります。
残念ながら、三十石舟は見ることができませんでした。
京橋の解説 京橋でした
「寺田屋」の前も通ります。
1862年(文久2年)に発生した薩摩藩の尊皇派志士の鎮撫事件である「寺田屋事件」、1866年(慶応2年)に発生した伏見奉行による坂本龍馬襲撃事件である「寺田屋遭難」が有名ですね。
ただ、この寺田屋は、実は鳥羽・伏見の戦いで焼けたそうで、後の時代に当時の敷地の西隣に建てられたものであると公式に結論づけられているそうです。
寺田屋と元寺田屋のあった公園? 中も見学できる模様
ただ、寺田屋は鳥羽・伏見の戦いで完全に焼失することはなく、その部材も利用して慶応年間のうちに西隣の現敷地に再建され、現建物は1906年(明治39年)に旅館として再興される際に東側に大規模な開口部がもうけられるなどの大幅な改修が行われたものであるとの結論が示されている。したがって、現建物は薩藩九烈士や坂本龍馬と直接関係する近世船宿として使われた貴重な遺構として評価すべきものであり、復元建物ではないという見解だそうです。
東隣の元寺田屋の土地 坂本龍馬の碑 女将お登勢と寺田屋の由来碑
由来碑は、恩寵記念碑って書いていますね。

1904年(明治37年)の日露戦争開戦直前、明治天皇皇后の夢に坂本龍馬が現れ、日本海軍の勝利は確実だと告げたそうです。
皇后はこの夢を坂本の忠魂のなせるものだと誉めたたえ、偶然に坂本の手紙を持って逓信大臣大浦兼武を訪れた寺田伊助(寺田屋とせの養子)らに坂本を援助した功により手元金を下賜しました。
寺田伊助らはこの記念に霊山にある坂本龍馬の墓前に忠魂碑を建立し、坂本の忠義を顕彰しました。
この碑は忠魂碑と同様の趣旨を寺田屋を中心にして記念したものとのことです。

再び竜馬通りを北上し、納屋町通へ。
家守堂さんのタンクも横から見られます
-13:05-
伏水酒蔵堂」さんにやってきました。
伏水酒蔵堂さん
こちらは、伏見酒造組合に属する18蔵元の銘柄に特化した酒類小売店です。

明日立ち寄る「都鶴酒造」さんは、販売所がなく外観見学のみとなるので、こちらで購入すればラベルを授かれるとのことなので立ち寄りました。
量り売りも買えるようですねー。でも、都鶴酒造のお酒は量り売りタンクにはありませんでした。
量り売りタンク 純米原酒あるなぁ 純米大吟醸別誂もある
御酒印帳を見せて、都鶴酒造のお酒を購入して、ラベルもいただきます。
山田錦純米極辛にしましたよ。
バックパックに入れておきましょう。
都鶴 山田錦純米極辛
次行きますよ。

納屋町通を戻り、油掛通を東へ。
本材木町通を南へ歩きます。

-13:20-
山本本家 神聖 酒蔵直売店」さんにやってきました。
山本本家 神聖 酒蔵直売店です
1677年(延宝5年)に創業し、滾々と湧き出る伏見の名水「白菊水」で仕込み受け継がれた伝統の技が育て上げた日本酒を造っているとのことです。
当主は代々源兵衛を名乗っているそうですよ。
江戸時代初期から、幕末の鳥羽、伏見の戦いでの全焼を乗り超えた老舗酒蔵として現在に至ります。
代表銘柄の「神聖」は、八代目源兵衛の時に、最後の文人画家と言われた富岡鐵斎から贈られたの毛筆文字だそうです。

有料試飲もありますねー。
どうしようかなぁ。
4種類飲んでみましょう。そして、おつまみもあるようなので、それも。
・純米吟醸無濾過原酒 愛山
・純米吟醸原酒 試験醸造酒
・特別純米原酒 愛山
・20年古酒
紙コップがちょっと残念 試験醸造酒の米は明かせないそうです
他の商品を眺めながら試飲します。
純米大吟醸原酒 鏡
精米歩合15%!
四合33,000円!
煎り酒って味醂?もあります ラインナップが豊富です
御酒印帳ありまーすと出して、お酒を購入。
あと、前掛けと大吟醸ケーキも購入。
純米吟醸無濾過生原酒 愛山にしました。
ラベルもいただきました。
バックパックに入れておきましょう。もういっぱいだなぁ。
神聖 純米吟醸無濾過生原酒 愛山
次行きます。

本材木町通から油掛通を戻り、伏見大手筋商店街へ。

-13:45-
吟醸酒房 油長」さんにやってきました。
油長さん
こちらも、「伏水酒蔵堂」さん同様、酒屋さんですが伏見酒造組合に属する18蔵元のお酒を、吟醸酒、大吟醸酒を中心に試すことができるそうです。
荷物はこちらに置いておいてねーと案内され、その後カウンター席へ。
3種類選んでお猪口で有料試飲できます。付き出しもありますねー。
ご案内 お猪口で3杯かグラスに1杯
説明用ディスプレイ
いや、種類が多すぎて困るくらいですね。
2人で6種類いきましょう。
・京姫酒造 純米大吟醸「紫」
・豊澤本店 豊祝 特別純米 豊太閤
・松山酒造 十石 純米吟醸 春
・松山酒造 十石 純米吟醸 祝
・北川本家 富翁 大吟醸 たれくち生原酒
・齊藤酒造 英勲 純米大吟醸 古都千年 無濾過生原酒
です。
いいねーいいねー 付き出し
楽しく美味しくいただきます。
販売人気に月桂冠の復刻駅売り酒 当店限定は外国人が好きそうなラベルが多いかな
御酒印帳のPRもしていますねー。
桃の滴の松本酒造は公認蔵じゃないけど いやぁ楽しい
「油長」ってどう読むのかな。聞いてみると「あぶらちょう」だそうです。
その名は、ここが元々油屋さんだったからとのことです。

最後に、お店のPRパンフレットをくださいました。
また来よう
さきほど外観見学した「京姫酒造」さんのラベルを授からねばならないので、京姫酒造さんのお酒を買いますよ。
御酒印帳ありまーすとお見せします。
京姫 純米大吟醸 祝 磨き三割八分にしました。
京姫 純米大吟醸 祝 磨き三割八分
いやぁ。楽しかったー。

気を良くして、次行きましょう。
実は、ここで大失敗をしていたのですが、それはのちほど判明します。

伏見大手筋商店街を東へ歩き、竹中町通を北上します。

うーん。さすがに酔ってきたかな。
道を何度か間違えます。

松竹梅の、宝酒造の前まで来ちゃったり。
うーん。

-14:35-
ようやく本日ラスト、「藤岡酒造」さんにやってきました。
ここですか 藤岡酒造さん
1902年(明治35年)に京都市東山区で創業、1910年(明治43年)に伏見に、そして1918年(大正7年)に現在地に移転しましたが、先代の急逝がきっかけとなり1995年(平成7年)に一旦蔵の歴史に幕を閉じました。
しかし2002年(平成14年)に復興し「よい酒は必ずや天に通じ、人に通じる」という考えのもと酒造りをしているそうです。

こちら、ガラス越しに仕込み蔵を見ながら搾りたてのお酒が飲めるBarカウンターがあるのですよね。

仕込み蔵の前は満席状態。
囲炉裏端が座れますが、仕込み蔵は見えませんが、手前のカウンターのほうがいいかな。

時間的にはまだ飲んでも大丈夫かなぁ。
ということで、腰を据えて有料試飲します。
何しようかなー フードメニューもあります
和らぎ水に仕込水をいただけます。
ありがたい 蒼空です
・蒼空 純米酒 美山錦
・蒼空 特別純米生酒おりがらみ 雄町
にしてみました。
自家製酒粕レーズンバターもいただこう。
試飲のぐい飲みいいなぁ 自家製酒粕レーズンバター
おー、このガラスのぐい呑み。口当たりがすごくいい!
これも販売しているそうです。

蔵の方もいろいろとお話してくださり、ここ楽しすぎる!
ちょっと追加します。
蒼空 凍結酒 純米吟醸・山田錦 自家製酒粕アイスクリーム
凍結酒は10杯限定でしたが、まだありました。

いやぁ。楽しくって、最後にいろいろ買っちゃいましたねー。
前掛けやTシャツ、気に入ったガラスのぐい飲みも購入。
また伺いたい 藤岡酒造さんでした
あ、御酒印帳ありますよー。見せます。
蒼空 特別純米 おりがらみにしました。
蒼空 特別純米 おりがらみ
あれ?そういえばバックパックを持っていない・・・。
藤岡酒造さんに忘れたか。とすぐ戻り聞きますが、ないとのこと。
あー、酔っているなぁ。
酒蔵の方が、「その前どこに寄っていました?」と聞いてくださり、「油長ですね」とお答えすると、電話をかけてきいてくださいました。
すると「Patagoniaの黒のバックパックがあります。」とのこと。
それですよ。
聞いてくださりありがとうございますー。

再度、油長さんへ向かいます。
竹中町通を南下し、伏見大手筋商店街を西へ。

-16:00-
「吟醸酒房 油長」さんでバックパックを回収します。
予期せぬ再訪
ちなみに、貴重品はちゃんと小型バッグに入れて肌身離さずつけていたので、買い込んだ酒類のみを置き忘れていたのでした。

お手数おかけしましたー。
そして酔って東向きに行かないといけないのを西へ歩き、伏見大手筋商店街を出てしまいます。

あー、逆でしたな。
伏見大手筋商店街を戻ります。
間違えた
そして、伏見大手筋商店街の反対の端へ。
京阪と近鉄が見えます
-16:10-
近鉄京都線・桃山御陵前駅から京都駅方面へ。
桃山御陵駅です とりあえず来たのに乗る
京都市営地下鉄に乗ったので、このままでは地下鉄烏丸線に入りるので、近鉄京都線・竹田駅で乗り換えます。
竹田駅で あをによしを見送る 乗る近鉄が来ました
車内からは、東寺の五重塔が見えましたよ。
京都は高い建物が少ない
-16:35-
近鉄京都線・東寺駅で降ります。
すぐに「星野リゾートOMO3京都東寺」に帰着です。
京都タワー 「星野リゾートOMO3京都東寺」です
もうチェックインできるので、まずは部屋に。
明日もこの調子で買い物すると、帰りは大変なので今日の分はここから発送することにしました。

夕食は18時なのですが、昼寝するほどの時間はないなぁあ。

明日の朝食購入していきますか。一人3,000円分のチケットがあるのですよね。
無人販売です 進々堂のパンとか
コーヒー お酒もあります
OMOベース中央にある「勝手に枯山水」では砂で描く枯山水づくりができますよ。
ほほう てことでやってみた
フロントスタッフに声をかければ、「ふらっと筆写経」が楽しめます。22文字で完成するので、ちょっとやってみようかな。
酔っぱらってするのはいかがかと思いましたが・・・。
というわけで、misenさんが体験です。
セット 写経しています
エントランスには「まんだらアートとほほえみウォール」があり、立体曼荼羅の21尊が描かれたオリジナルアートと、仏様の表情が変化する、ほほえみウォールがあります。
ほほえみウォール
-17:45-
では行きますか。
てくてく歩いていきます。

-18:00-
「東寺のかえる食堂」さんにやってきました。
外国の方 入りますか?
オーナーがワンオペで営業されていますが、メニュー数が多いですねー。
楽しみー
まずはビールで。
おつかれー
結構酔っているので、スローペースでいきましょう。
泉州水茄子スライス 枝豆
いろいろなお酒がありますねー。
スパイス焼酎や香住鶴のかわったラベルとか
天ぷらおいしそうだなぁ。
いいねー
天ぷらおまかせ5種盛りも頼みましょう。
おすすめ一品
そして食べていきます。
いちじくのあげだし 自家製餃子
そして天ぷら盛合せです。
揚がった順に出してくれます。
海老と茄子 かぼちゃとズッキーニ
ハイボールにシフトします。
18:42
ハイボール
5種いきましたねー。
追加言おう。
とり天
misenさんはジンをオーダー。
Mikrogorzeliniaってポーランドのメーカーのアールグレイフレーバーのジンだそうです。
どこで入手したのだろうか
天ぷらの追加がきました。
アスパラとししとう
〆にうどんを食べましたよ。。
すっきり美味しい
トイレにはカエルさんがいました。
かえる食堂なんでね
ごちそうさまでしたー。
次は酔わないうちに来てみたいですね。

帰りにコンビニ寄っていきますか。
夜の東寺駅
てくてく歩いて戻ります。
「東寺のかえる食堂」のあたり
京都タワーが輝いていました。
夜の京都タワー
「星野リゾートOMO3京都東寺」に帰ってきました。
道向かいは空地
コンビニで買ったアイス食べましたよ。
サクレ美味しい
いやぁ。一日飲んで楽しめましたなぁ。
明日も蔵めぐりしながら帰りますが、荷物が多いのでがんばらないと。

酔って久々にフラフラになって寝ましたよ。
明日も楽しもう。
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