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Wikipediaによると、「博物館」についてこう記載されています。 　博物館とは、特定の分野に対して価値のある事物、学術資料、美術品等を購入・寄託・寄贈などの手段で収集、保存し、それらについて専属の職員(学芸員、キュレーターなど)が研究すると同時に、来訪者に展示の形で開示している施設とされ、多くは自然史・歴史・民族・美術・科学・技術・交通・海事・航空・軍事・平和など、ある分野を中心に構成され、収集された資料に基づく研究成果を公刊すると同時に、来訪者がその分野について幅広く知識を吸収できるように工夫されています。 　英語のミュージアムは古代エジプト、プトレマイオス朝の首都アレクサンドリアにあった総合学術機関であるムーセイオンに由来するそうです。 　ムーセイオンは、ギリシア語で「ムーサ(ミューズ：芸術や学問をつかさどる９人の女神たち)の殿堂」を意味します。この名のとおり欧州語のmuseumは、日本語でいう美術館(アート・ミュージアム)も内包する概念で、同様に日本語で博物館という名称を付さない記念館、資料館、文学館、歴史館、科学館などの施設も、世界標準では博物館の概念に含まれる、専門博物館の類型となっています。 　水族館、動物園、植物園といった生きている生物を収集する施設の場合は、植物園の標本館であるハーバリウム施設を除くと博物館とは分けて考えられる傾向にありますが、同一の発想に基づく類似施設となっています。なお、これらは博物館法上は「生態園」と呼称されています。 　また、日本には博物館に関する法令として博物館法があります。 　同法第２条による定義では、博物館とは概ね「歴史、芸術、民俗、産業、自然科学等に関する資料を収集し、保管(育成を含む。)し、展示して教育的配慮の下に一般公衆の利用に供し、その教養、調査研究、レクリエーション等に資するために必要な事業を行い、あわせてこれらの資料に関する調査研究をすることを目的とする機関」であって、公民館・図書館を除くもののことであるとしています。 　しかし、同条はさらに同法上の博物館を、地方公共団体、一般財団法人、一般社団法人、宗教法人、日本赤十字社または日本放送協会が設置するものであって、なおかつ「第二章の規定による登録を受けたもの」に限っています。このように、博物館法が規定する博物館の範囲が限定的であるため、日本における「博物館」は法制度上、博物館法上の博物館である「登録博物館」、それに準じた法制上の扱いを受ける「博物館相当施設」、博物館法の適用外となる「博物館類似施設」の３つに分かれてしまいます。こうした法制上の扱いを度外視し、名称上博物館を名乗りはしませんが、実質的に博物館そのものである施設を含めた広義の博物館の総数は国内に約5,700箇所あると推計されていますが、そのほとんどが博物館法の適用外の施設となっています。 　「博物館」の定義がはっきりせず、「テーマパーク」との区別もつきにくいところですが、ここでは、これまで巡った、「特定の分野」を扱う施設を集めてみました。これまでのRGRスペシャル第１回から第10回までに登場しているものについては、そちらにリンクします。 　以下の分類については、主観的に割り当てています。 ●美術系・・・美術館　古美術、西洋、東洋、近代など ●歴史系・・・歴史博物館　歴史、民俗、考古など ●自然史系・・・自然史博物館　地質、動物、植物など。また実際に生物を飼育栽培している博物館は、動植物園、水族館など。 ●理工系・・・科学博物館　理工、天文など。理工系はさらに科学技術、産業など。

　

※注意	ツーリング等で大人数で行かれる場合は一般客の方のご迷惑にならないようご配慮ください。

Last Update 2024/03/23

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